韓映画とポーカー賭博

■타짜 전설의 땁  「イカサマ師 伝説のダブルアップ」 〇〇－－－
（１５９１）



2022年に公開されたインディーズ系の犯罪映画。


△現金が動く闇のポーカー賭博

主人公は、母親と２人で居酒屋を経営するアラフォーの独身
男性。趣味でやっているオンライン上のポーカーゲームでは
負け知らず、格闘技の達人でもある。

その彼が、ポーカー賭博でカモにされた（詐欺被害にあった）
弟の復讐のため、現実のポーカー賭博の世界に跳び込んだは
いいが、自分までカモにされ、大事な母親の貯金を失ってしまう。

それでも、最後には自分も詐欺師となり、悪徳富豪から大金を
せしめてハッピーエンド。



難しいことを考えなければ、それなりに楽しい作品だった。


（終わり）

韓国女性とチャジャン麺

韓流ラブコメ「私の愛、私の花嫁」（鑑賞番号３５２）を、久し
ぶりに再鑑賞した。

この映画では、主人公の新婚夫婦が外食でチャジャン麺（韓国式
ジャージャー麺）を食べるシーンが登場した。


△チャジャン麺を食べる新婚夫婦

夫は、例によって左右の手で１本ずつ箸を持ち、麺とソースを
上手に混ぜていた。


△麺を混ぜる夫

興味深かったのが、女性のチャジャン麺の食べ方だった。


△猫をかぶった（？）乙女風の食べ方

最初は、箸の先に麺を巻き付け、乙女風のおしとやかな
食べ方をしていたが、途中から豪快な食べ方に変えた。


△遠慮のない楽な食べ方

夫はこのことを不快に感じたが、結婚後、女性が男性（夫）の
前でチャジャン麺の食べ方を変える、という描写は、けっこう
説得力があり、面白かった。

実際はそんな女性ばかりではないのだろうが。


（終わり）

韓国映画と大学生2人

■삼선동,세탁소 「サムソン洞のクリーニング店」 〇〇〇－－
（１５９０）



２０１７年に制作されたインディーズ系の短編映画。

ソウル市城北区サムソン（三仙）洞のクリーニング店を舞台に、
アルバイト店員の男子学生と客として店を訪れた留学予定の
女子学生の交流を描いている。



女性にアプローチする男子学生の、非常に丁寧な言葉遣いが
印象に残る映画だった。


（終わり）

伝説の選挙参謀

■킹메이커 「キングメーカー」〇〇〇－－
（１５８９）



2022年に公開された政治ドラマ。

若き日の金大中元大統領を国政に押し上げた、実在の伝説的
選挙参謀をモデルに創作された社会派映画だ。


△主人公のモデルは、実在した伝説の選挙参謀

見ごたえのある映画ではあったが、金大中氏と主人公が
袂（たもと）を分かつことになったエピソードの展開の
仕方に、いまいち説得力がなかった点が残念だった。


（終わり）

韓国映画と破滅的復讐

응징자  「制裁する男」　〇〇－－－
（１５８８）



2013年に公開された壮絶なる復讐ドラマ。


△主人公（画面右）と復讐相手

主人公は、高校時代に酷いいじめ（内容は犯罪）を受け、
その重いトラウマを抱えながら生きているアラフォーの男。

その男が、およそ20年ぶりに再会した元いじめっこの男に、
命を懸けた復讐を始める。

結局、復讐は成し遂げるが、主人公と情を通わせた女性が
命を落とすことになり（２人目の犠牲者）、最後は主人公
自身も命を失う。

全く救いのない復讐映画だった。


（終わり）

思いつめるチャジャン麺

壮絶な復讐劇「無法者」（鑑賞番号７６５）を久しぶりに再鑑賞
した。

例によって、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺
（韓国式ジャージャー麺）が、しっかり登場した。


△チャジャン麺を目の前に思いつめる主人公

ただし、刑事をしていた当時の主人公は、猟奇的な殺人事件の
容疑者に対する怒りから、目の前のチャジャン麺に手を付ける
こともできなかった。


△チャジャン麺には一切、手を付けずテーブルを後にする主人公

結局、主人公は、ラップがかかったままのチャジャン麺を後に、
取調室に向かった。

なかなか珍しいシーンだった。



（終わり）

韓映画と配達夫の転職

■주유소 습격사건 2 「アタック・ザ・ガスステーション２」 〇－－－－
（１５８７）



2010年に公開されたナンセンスコメディ。

シリーズの第2作目（第１作目）にあたる作品で、新しく
ガソリンスタンドに採用された従業員兼用心棒の４人組を
主人公に繰り広げられるハチャメチャコメディだ。


△ガソリンスタンド警護のために採用されたワケあり４人組

チャジャン麺（韓国式ジャージャー麵）ウォッチャーとしては
残念なことに、この第２作目にチャジャン麺が登場することは
なかった。

それでも、１作目で中華の配達夫としてチャジャン麺を運んで
いた同じ男が、この第２作目では代行運転のドライバーとして
登場した。

実に珍しい設定だ。


△１作目では中華の配達夫だった男が代理運転のドライバーに転職

ちょい役ではあったが、２度のシーンに顔を出し、なかなかいい味を
出していた。


（終わり）

純愛と復讐のチャジャン

ハードボイルドな純愛復讐劇「ある会社員」（鑑賞番号４２）を、
久しぶりに再鑑賞した。

例によって、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺
（韓国式ジャージャー麺）が、しっかり登場してくれた。

主人公の会社員（殺し屋）が、生涯で愛した、たった1人の
女性とデートする場面だった。


△不器用な男の純愛が女性の心を動かした

この時、男はチャジャン麺、女性はチャンポンを食べた。


△チャジャン麺を食べる主人公

日ごろは無口な男が、女性に冗談を言ったシーンには、実に心が
和んだ。

・・　・・　・・　・・　・・　・・　・・

（女）짜장면 맛없어요?
　　　チャジャン麺、おいしくないんですか？
（男）아뇨.
　　　いいえ。
（女）바꿔 드실레요?
　　　取り替えっこして食べてみます？
（男）아뇨.괜찮아요.
　　　いいえ。大丈夫です。
（女）나 좋아해요?
　　　私のこと、好きなんですか？　　
（男）아뇨. 
　　　いいえ。※男、はっとしてバツの悪い表情。
（女）흐흐흐 농담이에요.
　　　ふふふ。冗談ですよ。

　－　少し時間をおいて　－

（男）미연씨.예뻐요.
　　　ミヨンさん。きれいです。
（女）・・・・・・
　　　※女、とまどって無言。
（男）농담이에요.
　　　冗談ですよ。

・・　・・　・・　・・　・・　・・　・・

ワケありのアラフォー男女が心を通わす、ブログ主好みの
いいシーンだった。

後に会社（組織）は女性の命を奪い、男は復讐の鬼と化す。


△少年時代、女性の控室に出前を届けた回想シーン

なお、男は中華の配達夫をしていた少年時代に一度だけ、当時、
アイドル歌手としてデビューしたばかりの女性の控室に出前を
届けたことがあり、その時の回想シーンも登場した。

一度目に見た時よりも、再鑑賞した今回の方が、より深く心を
揺さぶられた映画であった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中に登場するチャジャン麺を観察するブログ主の
旅は、まだまだ続く。



（終わり）

韓映画でカツオうどん

■사이코메트리  「サイコメトリー」 〇〇〇－－
（１５８６）



2013年に公開されたミステリー映画。


△青年の住居を突き止めた刑事

1人の刑事が、超自然的な透視能力（サイコメトリー）を持つ
青年と協力しながら、連続幼女誘拐殺害事件を解決していく物語。


△大都会の屋上住宅（옥탑방）

この映画でブログ主の印象に残ったのは、青年が暮らしていた
大都会の屋上住宅と刑事の同僚が署内で食べようとしていた
カップ麺の「가쓰오우동（カツオうどん）」。


△一見しただけでは麺の種類がわからなかったカップ麺

正直、このカップ麺については、一見、チャジャン麺に見えない
こともなかったので、その種類を念入りに確認した。


△拡大した静止画像で「가쓰오우동」の文字が確認できた

その過程で知ったことだが、韓国では、日本風のカツオだしを
使ったカツオうどんも、意外に人気があるようだ。



（終わり）

暴走族風の配達夫

韓流刑事物映画「ワイルドカード」（鑑賞番号４６３）を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺が、登場する
一歩直前で出番を奪われてしまった。

なかなか珍しいシーンだった。


△刑事はチャジャン麺を注文し、電話を切った

中華料理店の男は、確かに知り合いの刑事からチャジャン麺の
出前を頼まれた。


△まるで暴走族のような配達夫

しかし、配達先である刑事の張り込み現場があまりに遠すぎた
ため、機転を利かせた男がチャジャン麺ではなくチャーハンを
届けたのだった。


△刑事は車の中で張り込み中

チャジャン麺の場合、時間が経つと麺がふやけて固まってしまい、
食べにくくなってしまうからだ。


△すんなりとチャーハン２皿を受け取る刑事

それにしても、この映画に登場した中華料理店の男は、なかなか
ユニークだった。敬礼時の掛け声も、定番の「충성（忠誠）！」
ではなく、「배달（配達）！」だった。


（終わり）

チャジャン麺をシェイク

人生逆転の痛快犯罪コメディ「ミスGO」（鑑賞番号８０６）を、
久しぶりに再鑑賞した。


△主人公男女が出前で取ったチャジャン麺（大盛りと普通）

例によって、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺
（韓国式ジャージャー麺）が登場した。


△チャジャン麺を箸で混ぜる女性

しかも、チャジャン麺を見慣れているはずのこのブログ主にも、
並外れて強烈な印象を残してくれた。

それは、主人公男女が出前のチャジャン麺をいっしょに食べる
シーンだった。


△ラップされたままのチャジャン麺をシェイクし始めた男性

男性がラップで包まれたままのチャジャン麺（大盛り）の容器を、
慣れた手つきで上下左右にシェイクする様は、実に傑作だった。


△真剣な表情が笑いを誘う

もちろん、麺とソースを混ぜるためのシェイクだ。


△いくらラップされたままとは言え、チャジャン麺シェイクは熟練の技

このシェイクのシーンだけで10秒以上が費やされた。


△対人恐怖症だった女性は、緊張のあまり口のチャジャン麺を噴き出す

考えて見れば、現実世界でも十分にあり得る、手っ取り早い
混ぜ方だと思われるが、映画では初めて（意識的に）見た。


△女性の噴き出したチャジャン麺が男性の顔に

何とも斬新な演出だったと言える。


△後に2人は生涯のパートナーに

そして、後日、そのシーンを女性が壁に描いた漫画。


△漫画家志望だった女性が描いたチャジャン麺シェイクの場面

これもまた傑作だった。

この映画の作成に携わった人々のチャジャン麺に対する深い
愛情と思い入れを感じずにはおれなかった。


△旧釜山港国際ターミナル内の후쿠오카（福岡）の文字＜これはオマケ＞

それにしても、韓国映画のチャジャン麺描写は奥が深い。

この映画を再鑑賞して、あらためて思い知らされたことである。


（終わり）

チャジャン麺を拒否る

韓流アクションコメディ「ヘッド」（鑑賞番号９６６）を、久し
ぶりに再鑑賞した。

この映画にも、ブログ主がこだわり続けるチャジャン麺（韓国式
ジャージャー麺）が、しっかり登場した。

しかも、その登場の仕方が非常にユニークだった。


△青年は出前のチャンポンを拒否

闇の臓器密売業者に監禁されていた青年（主人公女性の弟）が、
まず、食事として提供されたチャンポンを拒否する。


△青年はチャジャン麺も拒否

監禁犯は、それならばと次にチャジャン麺をすすめるが、青年は
そのチャジャン麺も拒否した。

結局、青年はある思惑（おもわく）から、最後にチャンポンを
口にした。


△手前のチャジャン麺は監禁犯が食べたのだろうか？

登場人物が目の前にあるチャジャン麺を拒否するとは、実に
珍しいシーンだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

ブログ主のチャジャン麺観察は、まだまだ続く。



（終わり）

韓国映画で8浪青年に春

■위험한 상견례 2 「両家の顔合わせは危険 2」 〇〇〇－－
（１５８５）



2015年に公開されたコメディ映画。シリーズ第2作目にあたる
映画だ（第1作目）。

大泥棒と詐欺師の両親を持つ青年と警察官一家の娘で自らも
刑事の女性が恋に落ち、繰り広げるドタバタアクション恋愛劇。


△いい味を出していた主演女優はチン・セヨン

最後は青年も両家共闘の妨害工作を跳ね除け、８浪後に
やっと警察官採用試験に合格し、ハッピーエンド。

起伏に富む物語の展開には、すっかり引き込まれてしまった。
なかなか見ごたえのある映画だった。

（終わり）

黒味噌ソースは要注意

△主人公に1皿、姉妹に1皿のチャジャン麺

韓国映画で子どもがチャジャン麺を食べるシーンでは、口の周りが
チャジャンソースで汚れることが多い。


△チャジャン麺を食べる主人公

「探偵ホン・ギルドン 消えた村」（鑑賞番号４９２）でも、幼い
少女が口まわりをチャジャンソースで派手に汚すシーンが登場した。


△チャジャン麺を食べる少女

これは現実を反映した演出と見ていい。


△口のまわりにはチャジャンソースがいっぱい

実際、先月、ブログ主も佐賀でチャジャン麺を食べた時、眼鏡に
ソースが飛び散っていたことを、食後しばらくして気が付いた。


△チャジャンソースまみれの口でほほ笑む少女

チャジャン麺を食べる時には、くれぐれもソースに注意が必要だ。


△他の客のチャジャン麺はお皿が浅い

ところで、劇中、主人公らが食べていた２皿のチャジャン麺は、
他の客に比べお皿が大きいところを見ると、大盛り（곱빼기）
だったに違いない。


（終わり）

洪吉童の子孫が大活躍

■홍길동의 후예 「ホン・ギルドンの末裔」 〇〇〇－－
（１５８４）



2009年に公開されたアクション映画。


△居間でチャジャン麺を食べるホン・ギルドンの子孫一家

正体を隠して現代韓国に生きるホン・ギルドン（洪吉童）の
子孫一家が、検察官（一家の長男の恋人の兄）と協力して
悪徳財閥に鉄槌を下す物語。


△チャジャン麺を食べる主役の長男（表の顔は高校の美術教師）

展開のわかりやすい勧善懲悪型の物語ではあったが、そこそこ
楽しく鑑賞できた。


△タクアンを持つ一家の母親とチャジャン麺を食べる父親

この映画では、ホン一家が仲良くリビングでニュースを見ながら
チャジャン麺を食べるシーンが登場し、ブログ主を大いに喜ばせて
くれた。



（終わり）