福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓映画とマモルクン人形

2019年05月31日 |  〇映画・映画音楽

뷰티풀 보이스  「ビューティフル・ボイス」 〇----
(700)



2019年5月に公開されたインディーズ映画。

怪獣を打ち倒すRPGゲームの音声収録に取り組む声優たちが、空中
分解の危機を乗り越え、作品を完成させるまでのドタバタ劇を
描いたコメディ。


△主人公の女性声優は日本アニメファン(映画より)

この映画で、強く「ヲタク」の印象に残ったのは、実に個性的な
ゾウ(?)のぬいぐるみ人形。

その名も「マモルクン」。


△主人公女性の心の友、「マモルクン」(映画より)

「アリガト」など、会話の端々(はしばし)に日本語をはさむほど、
日本アニメにハマっている女性主人公が、肌身離さず持ち歩いて
いる、彼女の親友であり、精神安定剤であり、お守りだ。

韓国のインディーズ映画には、彼女のように日本の文化にかぶれた
人物が時折、登場する。

しかし、日本式の名前を持つぬいぐるみまで見たのは、少なくとも
「ヲタク」にとっては、この映画が初めての経験だった。



(終わり)


我が家の和風スユク

2019年05月30日 |  〇我家の韓国料理

醤油やみりんなどの調味料を加え湯がいた、和風味のスユク。

超薄味のチャーシューのような豚肉料理だ。



肉好きな「ヲタク」の大好きな、我が家風韓国料理である。


(終わり)


韓映画と全国のど自慢

2019年05月30日 |  〇映画・映画音楽

전국노래자랑  「全国のど自慢」 2013年 〇〇〇〇-
(699)



2013年に公開され、97万を超える観客を動員した映画。

金海市(慶尚南道)が会場になった「KBS全国のど自慢」に出場する
数名の男女にスポットをあて、それぞれの人生の哀歓を描いた、
心温まるコメディ映画。

KBS全国のどじまんは、実際に存在する人気長寿番組だが、物語は
フィクション。



「ヲタク」が好きな慶尚道方言(薄口ではあったが)もたくさん
聞けたし、カタルシスのある、なかなかいい映画であった。




(終わり)


韓国オタの遅いめざめ

2019年05月29日 |   〇中・露・越語

中高年の韓国語オタクが、ロシア語文法にめざめた。

ロシア語能力検定試験での苦い経験から、「ヲタク」は、初級レベル
(検定4・3級)のロシア語をマスターするためには、それ相応の
水準の文法を正確にマスターしておく必要があることを痛感させ
られた。

これまでの独学の過程で、文法の学習を軽視してきた自分が、悔や
まれた。

言うまでもなく、文法とは、その言語を正確に理解し、かつ、その
言語で正確に表現するカギとなる大事な約束事である。

ここで、下に紹介するのは、英語で言えば「which」にあたるロシア語の
関係代名詞の活用表。



英語なら「which」の一語だけですむところに、「3性」や「複数」、
さらに「6格」や一部「生物と無生物の区別」まで絡み、これだけ
複雑な体系ができあがる。

ロシア語文法にめざめてしまった「ヲタク」の前には、とてつもなく
複雑で遠大なロシア語の文法世界が広がっている。

こう言うと語弊はあるかもしれないが、ロシア語文法に取り組む
際には、(あくまで知的に)「イジメられて喜ぶ」くらいの、Mっぽい
姿勢も必要になってくるのかもしれない。

いずれにしろ、一旦、覚悟を決めた以上は、どんな姿勢でもいい(?)、
一歩一歩、歩みを進めて行くしかない。


(終わり)


韓国映画と純愛と魔性

2019年05月29日 |  ┗注目女優

백야행  「白夜行」 2009年  〇〇〇--
(698)



2009年に公開され、94万人を超える観客を動員した犯罪サスペンス。

原作は、韓国でも大人気の日本人小説家、東野圭吾の「白夜行」だ。


△主演女優はソン・イェジン(映画より)

純愛を貫くためとは言え、多くの犯罪を重ね、何一つ報われることの
ないまま死んでいく、一途な男の生き様が、何とも哀れな作品だった。



それにしても、主演女優のソン・イェジンは、主人公女性の持つ、
「純愛に生きる女」と「魔性の女」の二面性をうまく演じていた。

なかなか見ごたえのある映画であった。



(終わり)

 


韓映画と屋上の復讐劇

2019年05月28日 |  〇映画・映画音楽

돈 크라이 마미  「ドント・クライ・マミー」 2012年 〇〇---
(697)

2012年に公開され97万を超える観客を動員した社会派映画。

実際に起きたいくつかの事件を元に、大幅な脚色を加え作られた
作品だ。

主人公は1人のシングルマザー。女子高生の1人娘が、同級生を含む
未成年の青年3人に強姦されたあげく、犯行場面を撮影した動画を
ネタに脅迫され続け、ついには自死に追い込まれてしまう。

それでも、裁判の結果、首謀者を含む2人は証拠不十分で無罪、1人に
だけ執行猶予付きの有罪判決が下された。


△刑事の制止を振り切り、首謀者に復讐する母親(映画より)

怒りと絶望にかられた母親は、3人に対し、私的制裁を開始する。

そして、娘が通っていた高校の屋上で、最後の1人を殺害した後、
刑事に射殺されてしまう。 

似たような映画をすでに何本か見ているが、この映画もまた、
何とも悲劇的で壮絶な展開の映画であった。



(終わり)


我が家のテールスープ

2019年05月27日 |  〇我家の韓国料理

地元(当然、福岡県内の某小都市)の精肉店でテールが半額になって
いたとのこと。

久しぶりにありつく我が家のテールスープ(꼬리곰탕)である。



テールスープは「ヲタク」の大好物。

記念に撮影しておいた。




(終わり)


韓映画と障がい者2人

2019年05月27日 |  〇映画・映画音楽

나의 특별한 형제  「僕の特別な兄弟」 2019年 〇〇〇--
(696)



2019年5月に公開され、140万を超える観客を動員した映画。実話に
脚色を加えたヒューマンドラマだ。

主人公は、幼いころからカトリック系の同じ施設で兄弟のように
育った、障がいを持つ2人の男性。

1人は頭脳明晰ながら肢体不自由の「兄」。もう1人は、軽い知的
障がいを持ち、水泳が大の得意の「弟」。



神父の死後、施設は閉鎖されることになるが、お互いに支え合い
ながら生きる、2人の強い絆を描いた作品だ。

なかなか見ごたえのある映画であった。



(終わり)


韓国オタの露語ショック

2019年05月26日 |   〇中・露・越語

5月某日の日曜日、「ヲタク」は福岡市の天神でロシア語検定の3級を
受験した。


△九州会場は天神の都久志会館。試験時間は約2時間30分と長丁場。

文法、露文和訳、和文露訳、聴取、朗読の5科目中、露文和訳と
朗読の2科目については9割方正解した自信があるが、それ以外の
3科目は、3割正解できたかどうか。

ロシア語検定の場合、全科目で6割以上正解しないと合格できない
ので、今回の試験については、合格は絶望的だ。


△3級試験(午後)の受験者は6名だった

それでも、収穫は大きかった。

特に、自分の弱点をはっきり知ることができた。

これまで、「意味を知ること」(露文和訳)と「ロシア人の発音を
徹底してまねること」(朗読)を最優先に学習してきた独学の
ひずみが、ここにきて明確になったわけだ。

とは言え、弱点を突かれ過ぎて、今、非常に弱気になっている
のは事実。

レベルを落とし、目標を4級に変更するのも一つの選択肢だろう。

いずれにしろ、しっかり弱点克服に励みながら、次回に備えたい。

なお、試験前の雑談中、同じく3級を受けた美形の女子大生から、
ロシア語を勉強している理由を聞かれた「ヲタク」は、プサンの
中華街でロシア人やウクライナ人と出会ったことがきっかけに
なった、と答えてみた。

大分の別府から試験を受けに来た彼女は、長らく習っていたバレー
(もちろん舞踊)の先生がロシア人だった影響でロシア語を勉強する
ようになった、とのことだった。

会話に割り込んできた(?)常連らしき高齢女性2人組は、
あるサークルでロシア人留学生からロシア語を学んでいる、との
ことだった。

日ごろ、孤独に独学している「ヲタク」にとっては、同好の人々と
交流する時間は、たとえ短くても、とても貴重で楽しい時間だった。





(終わり)


西鉄バスとハングル

2019年05月26日 |  〇4言語表示等

5月某日の日曜日、「ヲタク」は福岡市の天神まで、ロシア語検定
試験(3級)を受けに行った。


△バス停は「天神4丁目」を利用

その際、一部区間で西鉄バスを利用した。



今回初めて目にしたことだが、車内前方の案内掲示板が英・日・韓の
3か国語表示になっていた。



これならば、韓国人観光客にもわかりやすいことだろう。


(終わり)


福岡市中洲と韓国人

2019年05月26日 | 【日常の韓国】


福岡市赤煉瓦文化館(旧日本生命九州支店)

5月某日の日曜日、「ヲタク」は福岡市の天神にロシア語検定の3級を
受験しに行った。


△左手が中洲

試験時間より、ずいぶん早めに会場(都久志会館)に到着したので、
しばらく会場周辺を博多湾方面に向かい散策した。


△地形としての中州の最北端。右手に赤煉瓦文化館が小さく見える。

繁華街から外れた中洲の周辺部でも、途中、3,4組の韓国人観光客に
出くわした(韓国語の会話が耳に入って来た)。


△「ヲタク」が休憩した中洲の一角(大黒橋の下)

相当ユニークなカップルに出会った時には、「ヲタク」の性分上、
どうしても我慢ができず、思わず韓国語で声をかけてしまった。

男性は那珂川河畔の小さな休憩場で上半身、裸になって運動器具で
懸垂をしたり、ボディビルダーみたくポーズを取ったりしていた。


△ユニーク過ぎた韓国人カップル

そして、その男性をかいがいしく写真に収める彼女らしき女性。

実に韓国人らしいカップルだった、と言えば失礼になってしまう
だろうか?

「ヲタク」は、韓国語のできる親切な日本人を装い(?)、彼女の
スマホで2人のツーショット写真を取ってあげた。

出身地までは聞かなかったが、彼らの韓国語からは、「ヲタク」と
違い、プサン特有のアクセント(いわゆる、なまり)が、微塵も
感じ取れなかった。おそらくは、プサン・慶尚道以外からの
観光客だろう。

いずれにしろ、外国人観光客の中洲の楽しみ方も様々だ。



(終わり)


韓国式トーストと美女

2019年05月25日 |  ┗注目女優

바보  「おバカ」 2008年 〇〇---
(695)



2008年に公開され、95万を超える観客を動員した映画。

主人公は、練炭事故の後遺症で、脳に軽い障害を持つ青年。


△主人公が営む鉄板焼きトースト店(映画より)

彼は、現在、妹の通う高校近くの街角で鉄板焼きのトーストを
売りながら、1人の妹を育てている。


△マドンナはハ・ジウォン(映画より)

そんな彼の、妹や幼なじみの女性に対する献身的な愛と、悲劇的な
最後を描いた作品だ。


△韓国式鉄板焼きトースト(映画より)

この映画で「ヲタク」の印象に残ったのは、韓国式の鉄板トースト。


△韓国式トーストを頬ばるハ・ジウォン(映画より)

「ヲタク」の妻(プサン出身の韓国人中高年)などは、現在でも
たまに、家庭用のフライパンで、この韓国式トーストを作っている。

鉄板焼きのトーストに郷愁やこだわりを持つ韓国人は、けっこう
多いようだ。



(終わり)


韓映画とマフィアの恋人

2019年05月24日 |  ┗注目女優

상사부일체  「マイ・ボス マイ・ヒーロー3」 2007年 〇〇〇--
(694)



2007年に公開されたマフィア・コメディ。

マイ・ボス マイ・ヒーロー」のシリーズ3作目にあたる作品で、
大学を卒業した組織ナンバー2の男が、ボスの命を受け、グローバル・
マネジメントを体得するため、大企業に就職する。


△マドンナと労組員ら(映画より)

しかし、彼は逆に、グローバリズムの犠牲になりリストラされた
社員や労働組合を助け、社内の腐敗役員と、彼と癒着関係にある
悪徳マフィアを退治する、という勧善懲悪型のコメディだ。

なお、この第3作では、主人公がマドンナ役の女性社員(組合員)と
恋に落ち、結ばれる展開になっていた。


△彼女の父親は組織暴力対策担当の警察幹部(映画より)

胸は控えめながらも、「ヲタク」のハートも鷲づかみにしたマドンナを
演じた女優は、ソ・チヘ



10年以上前の出演作ではあるが、なかなかキュートな女優である。





(終わり)


韓国映画と巨大スラム

2019年05月24日 |  〇映画・映画音楽

히치하이크  「ヒッチハイク」 2019年  〇〇〇--
(693)



2019年3月に公開されたインディーズ映画。


△ソウルの巨大スラム街(映画より)

ソウルのスラム街に住む1人の女子高生が主人公。


△主人公はスラム街でがん患者の父親と2人で暮らしている(映画より)

彼女は、親友の実の父親らしき男と偶然、知り合いになる。そして、
2人の親子関係を確信した後、男に対し娘に連絡を取るよう促す。

一方、彼女は、自分が幼い頃、家を出ていった母親を探し始め、
ついに再会を果たす。


△作業中の事故で重体に陥ったものの意識が回復した母親(映画より)

親子の絆について考えさせる、見ごたえのある青春映画だった。




(終わり)


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韓映画と兄の自己犠牲

2019年05月23日 |  〇映画・映画音楽

히야  「あんちゃん」  2016年 〇----
(692)



2016年に公開された家族ドラマ。

主人公は、慶尚北道の田舎町出身のヤクザな「ヒヤ」(慶尚道方言で
兄のこと)。

彼は不動産詐欺を生業とするヤクザな男ながら、家族のためなら、
父親の殺人罪すら引っかぶるほど自己犠牲の精神の強い男。


△兄のおかげで歌手デビューできた弟(映画より)

その彼が、事情を知らない弟から前科者として毛嫌いされながらも、
一切の弁解をしないまま、弟を芸能界デビューさせるために奔走する。

「ヲタク」の好きな慶尚道方言が飛び交う映画ではあったが、
内容的には全く感情移入のできない映画だった。


(終わり)




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