福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

食器の山に興奮

2022年03月23日 |  ┣記録のチャジャン
ハートフルな家族コメディ「私の独裁者」(鑑賞番号967)を、久し
ぶりに再鑑賞した。

チャジャン麺ウォッチャーを自称するブログ主にとっては、非常に満足度の
高い映画だったと言える。

まず驚かされたのは、主人公の父親が金日成主席の体形に近づくべく、
当局の指導員から無理やり食べさせられたチャジャン麺の量の多さ。

積み重なった食後の食器が、その量が半端ではなかったことを物語っていた。


△訓練期間中、主人公の父親が食べさせられたチャジャン麺の食後の食器

ブログ主の韓国映画鑑賞の歴史を振り返っても、1人の人間が短期間に
これほど多くチャジャン麺の食器を積み重ねたシーンなど、見た記憶が
ない。

△チャジャン麺を豪快に口に運ぶ若き日の父親

一方、主人公の父親がチャジャン麺を、まるでワンコそばのように次から
次へと食べさせられるシーンも見ものだった。

△チャジャン麺を豪快にすすり上げる若き日の父親

元々はチャジャン麺が好物だった父親ではあったが、無理やり食べさせ
られるチャジャン麺は苦痛でしかなった。

△ワンコそばのようにチャジャン麺を食べさせられる若き日の父親

同シーンでは5杯目まで確認できたが、実際はもっと続いた可能性も
ある。

仮に5杯で終わっていたとしても、1度に5杯のチャジャン麺と言えば、
ブログ主の韓国映画観察史上、最高記録の6杯(2作品)に次ぎ3位タイに
あたる、堂々たる大記録である(※参考記事)。


△父親と約20年後に再会した息子が出前で取ったチャジャン麺

いずれにしろ、当局から受けた秘密訓練で心を病んでいく父親の中に、
チャジャン麺は重たいトラウマとして刻印されることになる。


△出前のチャジャン麺を見て拒否反応を起こす、後年の父親

後年、父親は、チャジャン麺を目にしただけでも強烈な拒絶反応を示す
ようになっていた。


△人情派の闇金業者も事務所でチャジャン麺

ブログ主には、チャジャン麺にトラウマを抱えた登場人物、という設定も
実に新鮮だった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

ブログ主のチャジャン麺探求は、まだまだ終わらない。



(終わり)

チャジャン麺が13回

2021年11月14日 |  ┣記録のチャジャン

△マドンナの店でチャジャン麺を食べる子ども(開始8分経過頃登場)

韓国のアクションコメディ「キム館長VSキム館長VSキム館長」
鑑賞番号596)を久しぶりに再鑑賞した。


△チャジャン麺を食べる主人公の義理の息子(9分経過頃登場)

そして心底、あきれてしまった。


△13分経過頃登場

ブログ主の観察が正確ならば、この映画には、実に13回ものシーンに
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場するのだ。


△14分経過頃登場

あらためて言うまでもなく、韓国映画とチャジャン麺には抜き差しならない
関係がある。


△19分経過頃登場

チャジャン麺を抜きに韓国映画を語ることはできない。


△20分経過頃登場

そのことを他の誰よりも(?)熟知しているはずの、このブログ主でさえ、
あきれさせてしまうほどの登場頻度だった。


△21分経過頃登場

100分足らずの作品なので、時間にしておよそ「7分に1回」の割合で
チャジャン麺を目にした計算になる。


△剣道場館長の手にはチャジャン麺(22分経過頃登場)

マドンナ役の美女が町中華の娘という設定を差し引いても、その登場
頻度は、ブログ主の想定をはるかに上回った。


△38分経過頃登場

まさに異次元の登場頻度だった、と言える。


△注文したくなるチャプチェパプ

なお、この映画には、メニューの中にチャプチェパ(炒肉飯)が
登場するシーンもあった。


△チャジャン麺のお皿を洗うマドンナ(63分経過頃登場)

大のチャプチェパ好きであるブログ主を喜ばせてくれたシーンだった。


△左利きの男もチャジャン麺(67分経過頃登場)

コロナ禍が収束したあかつきには、是非、またプサンの中華街で
チャプチェパを賞味したいものである。


△吹き飛ぶチャジャン麺の皿(68分経過頃登場)

とにもかくにも、韓国映画の中のチャジャン麺を再発見するブログ主の
旅は終わらない。


△回想シーンで悪党が食べていたチャジャン麺(79分経過頃登場)

今後とも、粘り強く再鑑賞を続けていきたいものだ。



(終わり)

チャジャン麺6杯の衝撃

2021年06月21日 |  ┣記録のチャジャン

△映画の舞台は中華料理店(主人公の店)と教会がある江原道の田舎町

韓国映画とチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)の関係にこだわり
続けるブログ主が、今回、取り上げる映画は、1999年に公開された
ホラーコメディの「新装開業」(鑑賞番号1110)。


△ライバル店に入り、1杯目のチャジャン麺を前にした男

この映画には、主人公のライバル店で1度に6杯のチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)を食べる脇役の男が登場した。


△あまりのおいしさに感動し、泣きながらチャジャン麺を食べる男

脇役とは言え、1度に6杯のチャジャン麺と言えば、その数量において、
「ヲタク」の韓国映画観察史上1位タイの大記録である(※関連記事)。


△チャジャン麺を食べすぎお腹が膨れ、歩けなくなった男

今回は映画の中でも、特にこの男に焦点をあて、少し詳しく紹介して
みたい。


△食後、よろめきながら一目散に薬局に駆け込む男

この男の場合、あまりのおいしさに6杯ものチャジャン麺を食べた後、
お腹がパンパンに張ってしまい、すぐに近所の薬局に飛び込んだ。


△薬局に駆け込み消化剤ドリンクを処方してもらった男

消化剤を飲むためである。


△指を6本立てながら、チャジャン麺を6杯も食べたとアピールする男

そして、自分が消化剤まで飲むに至った理由を、薬局で休憩していた
客らに身振り手振りで説明した。

特に「6杯も食べた」と語るシーンでは、しっかりと6本の指を立てながら
「6」という数字を強調して見せた。


△自分の股間を抑えながらチャジャン麺の思わぬ効能を説く男

さらに後日談として、男は、その店(主人公のライバル店)のチャジャン
麺を食べるようになって以来、男性機能が驚くほど強化され、女性にも
もてるようになり結婚することもできた、と自慢した。

この男の場合、極端に誇張されたコミカルなキャラクターではあったが、
こうした男が存在感を発揮できるのも、韓国社会に広範に存在する
チャジャン麺愛があったればこその話なのである。


(終わり)

恋するチャジャン麺

2021年06月20日 |  ┣記録のチャジャン
韓国映画とチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)の関係を探る
ブログ主の旅は、まだまだ終わらない。

今回、取り上げる作品は、2003年に公開されたヒット作「花嫁はギャング
スター2」(鑑賞番号427)。

この作品では、大田市の中華料理店が物語の主要な舞台になっていた。


△「生きる伝説」と呼ばれる女ヤクザはハサミ使いの達人

ソウルでの抗争途中、事故で記憶を失った主人公の女ヤクザが、2年間
あまりを店員として過ごした店が、その中華料理店だった。


△主人公のバイクと出前箱の色はピンク

ただし、この映画では、チャジャン麺という料理自体に対する愛着は、
ほとんど感じられなかった。


△チャジャン麺を吐き出すスパイ

そればかりか、対立組織のスパイが、驚いた拍子に口から食べかけの
チャジャン麺を吐き出すなど、嫌悪感をもよおすようなシーンまであった。

それでも、彼女に恋心を抱く写真館の青年が、長い時間、店に居座り
続けるために食べた料理は、やはりチャジャン麺しかなかった。


△恋するまなざしで彼女に5杯目を注文する写真館の青年

彼は、この時、5杯のチャジャン麺を平らげ、恋の力を証明してみせた。

ところで、1度に5杯のチャジャン麺、と言えば、過去のブログ主の韓国
映画観察史上、第3位の記録にあたる。

同数の6杯で1位タイを占める上位2作品(1位1位)に続く、実に堂々たる
記録である。

ちなみに、第4位は1度に3杯のはずである(1人4食は参考記録)。


(終わり)

チャジャン麺と野球の打率

2021年05月29日 |  ┣記録のチャジャン
韓国映画には頻繁にチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場する。

その印象を客観的に数字で表すことも、ある程度可能だ。

以前、韓国映画の歴代観客動員数上位20作品について、調査したことが
あった。(※関連記事

今回はその2度目の試みになる。


△資料は韓国映画振興委員会の統計(2021年5月)から

今回の調査では、対象を歴代観客動員数の上位100作品にまで広げて
みた。


△赤丸はチャジャン麺登場作品、×は時代劇など

その結果、ブログ主の観察が正確なら、上位100作品中、セリフや容器、
出前箱のみの場合(2本)も含め、何らかの形でチャジャン麺が登場する
作品は、実に24作品。

つまり24%。韓国映画のヒット作品中、およそ4本に1本の割合で
チャジャン麺が登場する、という計算になる。

また、対象を時代劇や外国ロケ作品を除いた現代劇(75作品)に限った
場合には、その頻度は32%、およそ3本に1本の割合にまで跳ね上がる。

2割4分3割2分

まるでプロ野球選手の打率を連想させるような、この韓国映画における
チャジャン麺の登場頻度。

韓国映画ファンなら、知っておいても損はしない数字だろう。


(終わり)

主役がチャジャン麺

2021年04月19日 |  ┣記録のチャジャン
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が何度も登場する韓国映画は
決して珍しくないが、真正面からチャジャン麺を扱った映画となると、
そう多くはない。

今回、「ヲタク」が観察対象にした作品は、1999年公開の「北京飯店
(鑑賞番号468)。


△チャジャン麺の味を研究する青年たち<映画より>

この作品では、主人公の青年らが開発したチャジャン麺が、店の危機を
救う。

まぎれもなく、この映画の主役はチャジャン麺だ。


△3種のチャジャン麺を比較検討<映画より>

主人公らは、創業者や店を出て行った厨房長、さらには同業他店の
チャジャン麺を比較検討しながら、店独自のチャジャン麺の味を追及する。


△街中華「北京飯店」を救ったチャジャン麺<映画より>

彼らは、自然発酵のチュンジャン(韓国式テンメンジャン)に企業秘密の
甘味料を加えたチャジャンソースを武器に、天下一品のチャジャン麺を
完成させた。

この映画を通じ、韓国社会のチャジャン麺愛の深さについて、あらためて
再認識させられたブログ主であった。

(終わり)

涙のチャジャン麺

2021年04月16日 |  ┣記録のチャジャン
懲りもせず、韓国映画とチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)の深い
関係を探り続けているブログ主である。


△プサン中華街を走る(逃げる)主人公<映画より>

今回の観察作品は、2008年に公開された韓国感涙映画の名作
最後の贈り物」(鑑賞番号214)。

プサン中華街がロケ地になった作品だったので、この映画にも当然の
ごとくにチャジャン麺が登場する。

すでに1度、この映画を鑑賞しているブログ主も、それくらいのことは
知っていた。


△貪欲にチャジャン麺をむさぼる主人公の男<映画より>

しかし、主人公の男が10日間の期限付きで仮出所した後、中華街で取った
初めての食事で、一体、何杯のチャジャン麺を食べたのか?

1度目の鑑賞では、そこまで細かく観察してなかったし、当然、記憶にも
なかった。


△男が食べたチャジャン麺は3杯<映画より>

スクリーン(画面)を見る限り、男が食べたチャジャン麺は3杯。

韓国式酢豚や揚げ餃子も含め、久しぶりに一般社会の食事にありつけた
男の貪欲な食べっぷりが印象に残るシーンだった。


(終わり)

チャジャン麺は彼の希望

2021年04月08日 |  ┣記録のチャジャン
韓国映画とチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)の深い関係を探る
上で、絶対に欠かしてはならない映画がある。

その映画とは、2009年公開の「彼とわたしの漂流日記」(映画.com/
鑑賞番号265)。知る人ぞ知る韓流ラブコメディの名作だ。

人生に絶望し漢江に身を投げたカナヅチの男が、無人の巨大中州に
打ち上げられるところから始まる物語。


△男は中州で即席チャジャン麺の袋を拾う<映画より>

その中洲で、自給自足の生活を送るようになった男が見出した「希望」が、
他ならぬチャジャン麺だった。


△折りたたまれてはいたが粉末ソースの小袋は未使用のまま<映画より>

ある日、彼は中州の森の中でチャパゲティ(即席チャジャン麺)の粉末
ソース入りの小袋を偶然拾う。


△母親に勧められるチャジャン麺にそっぽを向いた子どもの頃<映画より>

その拾い物をきっかけに、かつてはチャジャン麺嫌いだった男に、
チャジャン麺が食べたいという欲求が芽生える。


△高校生の頃、チャジャン麺を食べる友人たちとは別行動<映画より>

そして、その欲求は日に日に大きくなっていく。


△社会人になっても中華料理店で1人だけウルミョン(餡掛け麺)を注文<映画より>

寝ても覚めても、チャジャン麺のことが頭から離れなくなってしまう。


△男の夢に現れたチャジャン麺<映画より>

夢の中にまで、おいしそうなチャジャン麺が現れるほどだった。


△夢の中でチャジャン麺を混ぜる男<映画より>

そうして、チャジャン麺に憑りつかれた男は、畑を作り、鳥の糞に
混ざっているはずの作物の種を育て、麺の元になる粉を作る計画を
立てるのだった。

ソースと麺さえあれば、チャジャン麺が作れる。

男はその「希望」を胸に、中州のサバイバル生活を耐え抜いていく。


△白鳥ボートを足で漕ぎ中州までチャジャン麺を届ける配達夫<映画より>

だから、引きこもりの主人公女性が10万ウォン(約1万円)を払い、
差入れで中州まで送った出前のチャジャン麺3杯の受け取りをあえて
拒否し、彼女に送り返したのだ。


△配達されたチャジャン麺カンチャジャンサムソンチャジャン<映画より>

その時、男は配達夫に「僕にとってチャジャン麺は希望なんだ」と
彼女への伝言をことづけた。


△男から送り返されたコチコチのチャジャン麺を食べる彼女<映画より>

やがて男は、苦労の末にトウモロコシの栽培に成功し、その粉を元に、
ついに手作りのチャジャン麺を完成させる。


△ついにチャジャン麺を完成させた男<映画より>

そして、拾って取っておいた割りばしを割り、チャジャン麺を丁寧に
混ぜる。


△とても手作りとは思えないチャジャン麺<映画より>

大事に保管していた粉末ソースが麺全体にからんでいく。


△画面いっぱいに映し出された感動の手作りチャジャン麺<映画より>

男が、大粒の涙を流しながらチャジャン麺を食べるシーンは、この映画の
一つの大きなハイライトだった。


△涙ながらにチャジャン麺を口に運ぶ男<映画より>

もちろん、最高のハイライトは、中州を追い出された男と部屋から
飛び出した引きこもりの彼女が、実際に顔を合わせるシーンではあったが。


△彼女のカメラの超望遠レンズが捉えたチャジャン麺と男<映画より>

韓国語を学んでない人にも、また、チャジャン麺に全く関心がない人にも、
是非、鑑賞してほしい映画である。

ブログ主がもし、まだ韓国映画を見たことがない人たちに、韓国映画を
1本だけ勧めるとするならば、おそらく、この映画を勧めるだろう。



(終わり)

チャジャン麺の登場頻度

2021年03月24日 |  ┣記録のチャジャン

△「ベテラン」(5位)より

ブログ主の観察が正確ならば、2021年3月現在、韓国映画の歴代観客
動員数の上位10作品(韓国映画振興委員会統計資料)のうち、劇中に
何らかの形でチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場する作品が
合計2本。

上位20作品で見れば合計6本(下記資料の赤丸)。


△観客動員数上位20作品<韓国映画振興委員会21年3月>

これはつまり、これまで大ヒットを記録した観客動員上位20作品の韓国
映画のうち3割の作品にチャジャン麺が登場する、という計算になる。


△「弁護人」(13位)より

また、上位20作品の中で、時代劇や舞台設定が韓国外の作品を除いた
現代劇のジャンルに限ってみれば、その割合は実に4割に高まる。

日本映画やハリウッド映画の場合、特定の食べ物がこれほどまでに高い
頻度でスクリーンに登場することなど、ないのではなかろうか。

やはり、韓国映画とチャジャン麺の関係は尋常ではない。


(終わり)

六杯のチャジャン麺

2021年03月12日 |  ┣記録のチャジャン
ブログ主の中では、韓国ハートフルコメディの最高傑作。

2010年公開の「ハロー!ゴースト」(鑑賞番号305)が、その映画
である。


△主演女優はカン・イェウォン<映画より>

ブログ主がカン・イェウォンの大ファンになった記念すべき作品でもある。


△握り箸でチャジャン麺を食べる主人公(兄の幽霊)<映画より>

ところで最近、久しぶりにこの映画を再鑑賞したブログ主は、驚くべき
事実と再会することになった。


△5杯目のチャジャン麺を食べる主人公(兄の幽霊)<映画より>

この映画の中では、食いしん坊の兄(少年)の幽霊が乗り移った主人公が、
チャジャン麺を6杯も平らげてしまうのだ。


△「チャジャン麺もう一杯!」と6杯目を注文する主人公(兄の幽霊)<映画より>

いくら映画とは言え、1人でチャジャン麺6杯とは尋常ではない。


△主人公にあきれるカン・イェウォン<映画より>

少なくとも、ブログ主の韓国映画鑑賞の歴史の中では最多記録である。
(結局、兄の幽霊の憑依が解けた後、主人公は胃の中のものを全て戻して
しまうのだが・・・。)


△チャジャン麺とカン・イェウォン<映画より>

さらにこの映画では、ブログ主の好きなカン・イェウォンがチャジャン麺を
食べるシーンも登場した。


△箸の握り方がちょっとおかしなカン・イェウォン<映画より>

しかも2度も。


△エンドロールの挿入映像でチャジャン麺を食べるカン・イェウォンたち<映画より>

今さらながらに、韓国映画とチャジャン麺が切っても切れない関係にある
ことを痛感させられた「ヲタク」である。




※追記

正確にはチャジャン麺「一度に6杯」は最多タイ記録。「新装開業
(鑑賞番号1110)にも、6杯食べた男が登場する。


(終わり)

チャジャン麺を1人4食

2020年06月11日 |  ┣記録のチャジャン

나는 보리  「私の名前はポリ」 〇〇〇--
(1106)



2020年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。


△迷子になった主人公にチャジャン麺の出前(映画より)

ドラマの舞台は江原道のカンヌン(江陵)市。


△甘口の黒味噌ダレが別になったタイプ(映画より)

少女ポリの家族である両親と弟は聴覚障がい者。ポリは外では言葉を使い、
家の中では手話で話す。


1食目のチャジャン麺はやさしい婦警さんといっしょに(映画より)

そんなポリが、思春期の入り口を前にして、他人よりも早く自分探しの
旅を始める。


△友人のお父さんがチャジャン麺を配達(映画より)

ある日、彼女は、自分も大好きな家族と同じように耳が聞こえないように
なりたい、という衝動から海に飛び込んでしまう。


△チャジャン麺の他、チャンポンと酢豚も(映画より)

幸いにして命を取りとめ、病院で目覚めたポリではあったが、その後
しばらく、彼女は耳が聞こえなくなったふりをして暮らす。


2食目のチャジャン麺。両親は辛口チャンポン。(映画より)

この映画は、障がい者の家族の中で生きる健常者の少女が、本当の
自分自身を取りもどしながら、家族とともに成長していく物語だ。

なかなか見ごたえのある映画であった。

ところで、物語の本筋とは全く無関係ながら、この映画で印象に残った
のは、何といってもチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)。

チャジャン麺、チャジャン麺と、しつこ過ぎる気がしないでもないが、
気になってしまうのだから仕方がない。


3食目のチャジャン麺はウソの障がいで出前が取れずインスタントで(映画より)

この映画では、チャパゲッティ(即席チャジャン麺)のシーンも加えれば、
主人公は実に4回もチャジャン麺を食べたのである。


4食目のチャジャン麺はTVで弟のサッカーの試合を応援しながら(映画より)

それにしても、登場人物の1人がこれほど多くのチャジャン麺を食べる
映画も珍しかった。

さらに言えば、この映画には、チャジャン麺(正確には麺料理)の手話まで
登場した。


△母親と手話でチャジャン麺について話すシーン(映画より)

もちろん、ブログ主が初めて目にするシーンだった。


(終わり)