福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と人体実験

2020年11月30日 |  〇映画・映画音楽
경성학교: 사라진 소녀들 「京城学校:消えた少女たち」 〇〇〇--
(1267)



2015年に公開された異色のSF時代劇ミステリー。

時代は日本統治下の朝鮮。

身寄りのない朝鮮人少女たちを実験台に、肉体、
精神の両面に改造を加え超人的な帝国戦士を
作り出そうとしている全寮制の「学校」が舞台。


△校内の公用語は日本語<映画より>

主人公は、一人親である父親の再婚に伴い、この
「学校」に入学させられた静子(日本名)。


△「生徒」らは毎日、薬を飲み、点滴を受ける<映画より>

静子は、日本軍が開発した特殊な薬物により超人的な
肉体を手に入れるが、精神は元のまま。

最後に彼女は、超人と化した自らの命と引き換えに、
「学校」を破滅に追い込む。

救いのない悲惨な結末ではあったが、総じて、なかなか
見ごたえのある映画だった。


(終わり)

韓国映画と美女3姉妹

2020年11月29日 |  〇映画・映画音楽
누구나 비밀은 있다  「誰でも秘密はある」 -----
(1266)



2004年に公開された異色のラブコメディ。

1人のイケメン男が、同時に美女3姉妹を手玉に
取りながら繰り広げるブラックなラブコメディ。


△悪い男を演じたのはイ・ビョンホン<映画ポスターより>

「ヲタク」の趣向には全く合わない映画だった。


(終わり)

韓国映画と兵士の復讐

2020年11月29日 |  〇映画・映画音楽
살인캠프   「殺人キャンプ」 〇〇---
(1265)



2015年に公開されたホラー・ミステリー。

軍に入隊後、古参兵らの性的暴行により、精神を
破壊された男が主人公。

彼は3年間の入院生活の末、やっと病院を退院する。


△キャンプ場の食堂<映画より>

そして、加害者らが運営する有料の民間人向け陸軍
野営訓練体験キャンプ場を訪れる。


△キャンプ場の女性用テント<映画より>

そして、そのキャンプ場で、教官(加害者)らの手に
より大学時代の友人たちが次々と殺害される場面を
目撃し、命からがら逃げ出す。

しかし、彼が見たのは全て幻想で、実際に殺された
のは教官(加害者)らであり、殺人犯は主人公の
彼自身だった。

彼の精神は、まだ破壊されたままだったのだ。

군대가 나를 괴물로 만들었어!
軍隊が僕を怪物にした!

まさに、映画のコピー通りの結末だった。


(終わり)

韓国映画と夫婦交換

2020年11月29日 |  ┗注目女優
클럽 버터플라이  「クラブ バタフライ」 〇----
(1264)



2001年に公開されたちょいエロドラマ。


△主演女優はアニタ<映画より>

倦怠期にある30代の夫婦が、友人夫婦の執拗な
誘いに応じ、スワッピングクラブに加入する。

そのクラブの名が「クラブ・バタフライ」。


△クラブ主催のスワッピング・パーティー<映画より>

クラブに加入して最初に開かれたパーティーの夜、
2人はくじで決まったパートナーとベッドルームに
移動した。

しかし、結局は2人とも、パートナーとのプレイを
土壇場で中断し、2人いっしょにパーティー会場を
後にして映画は終わる。

「ヲタク」の趣向には合わない映画だった。


(終わり)

韓映画と日本兵の亡霊

2020年11月27日 |  〇映画・映画音楽
삼거리극장   「三つ角映画館」 〇〇---
(1263)



2006年に公開されたファンタジックなミュージカル・
ホラー。

主人公は、祖母と2人暮らしの女子高生。

ある雨の夜、祖母が、死ぬ前に一度、「三つ角映画館」に
活動写真を見に行かなければならない、と言い残して
家を出た。


△取り壊される予定の「三つ角映画館」<映画より>

祖母の後を追った主人公は、古ぼけた「三つ角映画館」を
見つける。


△朝鮮人女性の恋人がいた日本兵の亡霊。彼のセリフは全て日本語だった。<映画より>

そして、映画館に棲みついた朝鮮王朝最後の王女や日本兵の
亡霊らと仲良くなり、解体の危機が迫る映画館を救うため、
幻の無声映画を発掘し上映することになった。


△亡霊たちと仲良くなり踊って歌う女子高生<映画より>

それは、若い頃の祖母が生前の亡霊たちといっしょに
出演した映画だった。

無声映画の最後にスクリーンに登場した祖母は、亡霊
たちを連れて昇天して行く。

「ヲタク」の趣向には合わない映画ではあったが、
そこそこ見ごたえのある映画だった。


(終わり)

韓国映画で棒ドーナツ

2020年11月26日 |  〇映画・映画音楽
삼진그룹 영어토익반
「サムジングループ 英語TOEICクラス」 〇〇---
(1262)



2020年に公開され、150万を超える観客を動員した
スーパーOLたちの物語。実話に着想を得て制作された
フィクション映画だ。

物語の舞台は1990年代の、とある大企業のソウル本社。

その会社の英語講座で学んでいた高卒(女子商業
高校卒)の女性職員らが、公害に関する会社の不正を
内部告発し、さらにはアメリカのハゲタカファンドに
よる会社の買収・人員整理・売却計画を阻止するなど
大活躍する。

会社の不正を正したばかりか会社の危機を救った
彼女らが、実力を認められ、学歴と性の壁を打ち破り、
それぞれの部署で堂々と昇進を遂げてハッピーエンド。

あまりにも出来すぎた漫画的なストーリー展開では
あったが、そこそこ見ごたえのある映画だった。


△部署を超え協力し合う高卒のスーパーレディたち<映画より>

この映画で、強いて印象に残ったシーンを挙げると
すれば、それは彼女らの作戦会議のシーン。


△1990年代、韓国で絶大の人気を得ていた棒ドーナツ<映画より>

彼女らは、おいしそうに「꽈배기」を食べながら、
作戦を練っていた。

以前にも扱った話題ではあるが、「꽈배기」は
「棒ドーナツ」あるいは「ねじりドーナツ」くらいに
訳せばよいだろうか。


(終わり)

韓国映画と忍者風戦士

2020年11月25日 |  〇映画・映画音楽
낭만자객  「ロマンチックな暗殺者」 〇----
(1261)



2003年に公開された、ちょいエロ時代劇コメディ。

糞尿ネタ、露出ネタありのかなりお下劣なナンセンス
コメディでもある。


△ズッコケ殺し屋軍団は忍者に似ている<映画より>

舞台は清による朝鮮侵攻直後の17世紀の朝鮮。民衆は、
満州人や漢人の横暴に苦しんでいた。


△清の朝鮮侵略の犠牲になった妓生の怨念が幽霊に<映画より>

そうした中、日本の忍者にも似たドジな暗殺団が、
お色気幽霊美女団の力を借りながら、満州人や漢人の
ならず者たちを成敗する。


△朝鮮で横暴を振う満州人<映画より>

この映画で印象に残ったのは、まず、お色気美女団の
リーダー格の2人が、なぜか、コミカルな慶尚道
(プサン)方言を話していたこと。


△美女幽霊の下着が脱げるシーン<映画より>

加えて、この映画にも「ヲタク」こだわりの女性用
下着が登場していた。


(終わり)

スマホと4言語注意

2020年11月24日 |  〇4言語表示等
先日、福岡県内の某所で見かけたポスター。



福岡県が作成したポスターだ。

いわゆる「歩きスマホ」をしないよう呼びかける
内容だ。



4言語(日英中韓)で表記されていたので、撮影
しておいた。

ちなみに、中国語の繁体字(台湾など)と簡体字
(大陸)で表現が違っているのは珍しい。

また、日本語で「スマホ中毒」くらいを意味する
中国語の「低頭族」については、韓国語にも
発想のよく似た「수그리족」なる新造語がある。


(終わり)

韓映画と変態男の最後

2020年11月24日 |  〇映画・映画音楽
비겁한 폭력   「卑怯な暴力」 〇----
(1260)



2020年に公開されたインディーズ系のちょいエロ
犯罪映画。

身勝手な理由で女性2人を倉庫に監禁した変態的な
暴力男が、最後に2人の女性から報復を受ける。


△最後に報復された変態暴力男<映画より>

暴力男のみならず被害女性2人が抱えた心の闇にも
踏み込んだ展開に引き込まれはしたが、総じて
「ヲタク」の趣向には合わない映画だった。

ちなみに、「変態」は韓国語でも日本語と同じ
漢字語を使い「변태」と表現されている。



(終わり)

韓国映画と嶺湖南連合

2020年11月23日 |  ┗注目女優
기막힌 사내들  「呆れた男たち」 〇〇---
(1259)



1998年に公開されたハートフルコメディ。

国会議員連続殺人事件を解決するために、ドジな
刑事らと無実の容疑者らがドタバタ劇を繰り広げる。


△ドジな容疑者の1人娘はカトリック系児童施設の先生<映画より>

この映画で印象に残ったのは、偶然、最後に逮捕
される真犯人の2人組。


△娘を演じた女優はオ・ヨンス<映画より>

と言っても、映画に2人組の姿は一切登場せず、
登場したのは時折、2人組が電話で話す声(会話)
のみ。

2人組は、濃い慶尚道(嶺南)方言と全羅道(湖南)
方言を話す中高年男のコンビ。


△電信柱を背景に2人組の会話には標準語の字幕が<映画より>

本来なら噛み合うはずのない2人の会話が、
一種、独特で不思議な雰囲気を醸し出していた。


(終わり)

韓国映画と軍用ナイフ

2020年11月23日 |  〇映画・映画音楽
특수요원 「特殊要員」  〇〇---
(1258)



2020年に公開されたインディーズ系のアクション映画。

韓国情報機関の特殊要員が北朝鮮に潜入し、生物
化学兵器の開発責任者を韓国へ連れ出す。

38度線(軍事境界線)の山岳地帯を徒歩で越えようと
する2人に、北朝鮮の特殊部隊が襲い掛かる。


△軍用ナイフを構える主人公<映画より>

お互い銃が使えず(南北政府とも38度線付近での
トラブルの表面化を避けたいがため)、軍用ナイフ
だけを使った無音の戦闘シーンは、緊迫感があった。


△38度線を越えることに成功した2人<映画より>

「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、そこそこ
見ごたえのある映画だった。


(終わり)

韓映画と未来の失業者

2020年11月23日 |  〇映画・映画音楽
구직자들   「求職者たち」  〇----
(1257)



2020年に公開された実験的な社会派映画。

急激な人口減少により、一旦、破綻した人間社会が
人工人間の力を借り、21世紀の人間社会の再建を
目指している200年後のソウルが舞台。

失業中の中年男と人工人間の青年が、生きるために
仕事を探しながら、様々なテーマについて意見を
交わす。


△200年後のソウルで語り合う中年男と人工人間<映画より>

そして、彼らの会話の途中途中に、40人前後の
市民のインタビューが挿入される。

時間を超越した視点から人間の価値や社会の在り方に
ついて考察しようとする作品のようだが、物語の設定に
無理がある上に難解な面もあり、「ヲタク」の趣向には
全く合わない映画だった。


(終わり)

韓国映画で放浪料理人

2020年11月22日 |  〇映画・映画音楽
밥情 「さすらいのシェフ」 〇〇〇--
(1256)



韓国内外で高い評価を得ている自然派の創作料理人
イム・ジホ氏(1956年慶尚北道生まれ)の人生を追った
ドキュメンタリー。



公開は2020年10月。



山間地に住む人々が見ても、ただの雑草や苔(コケ)、
雑木の枝にしか見えない自然の食材からさえも、生命を
癒す料理を創造する。



「ヲタク」が見るに、彼は料理研究家と言うより
哲学者、芸術家に近い。

映画を見るだけでは、彼の料理の味はさっぱりわから
ない。



しかし、目と心で彼の料理を味合わせてもらうことが
できた。



なかなか見ごたえのあるドキュメンタリーだった。

(終わり) 

福岡市と韓国即席めん

2020年11月22日 | 【日常の韓国】
福岡市に住む「ヲタク」の長女が、ラインの家族グループに
画像を投稿していた。



スーパーで目にした韓国のインスタント麺の写真だ。



それにしても、チャパゲティ1袋108円(税込み116円)は、
高すぎやしないか?

ちなみに、チャパゲティとは、簡単に言ってしまえば
即席チャジャン麺のことで、「ヲタク」の子どもたちに
とっては「母の味」とも言えるソウルフードだ。


(終わり)

佐賀市の韓国式居酒屋

2020年11月21日 | 【日常の韓国】


ラインの家族グループに、佐賀市に暮らす末っ子(大1)が
市内にある韓国式居酒屋の写真を載せていた。



バイト帰りに目に付き、撮影したようだ。

近い将来、末っ子を連れ、いっしょに入ってみたい店である。



目下、新型コロナ禍の真っただ中ではあるが、何とか
持ちこたえて行ってほしい店である。


(終わり)