現代韓国語に、「체화(体化)」なる漢字語表現がある。
「自分のものにすること」、「体得」、あるいは「体現」くらいを
意味する表現だ。
ネットで検索してみると、日本語でも、ほぼ同じ意味で同じ
漢字語がつかわれている例が確認された。
△NAVERニュース・見出し語検索
しかし、この「体化」なる漢字語に関しては、韓国語の方が、
圧倒的に使用頻度が高いようだ。
ネイバーニュースで見出し語検索にかけてみたが、絶対数は
決して多くはないまでも、かなりの使用例が確認できた。
ところで、「ヲタク」が少し意外に感じたのは、この「체화(体化)」
なる韓国語の用法が、ネイバー辞典に正確に収録・反映されて
いないことだった。
特に、ネイバー国語(韓-韓辞典)辞典は、韓国国立国語院が
編纂した「標準国語(韓国語)辞典 最新版」をデジタル化した
ものであり、韓国語辞典としては最大の51万語を収録して
いるにもかかわらずだ。
△不十分な「体化」の説明(NAVER韓国語辞典)
この小さな発見には、例によって「ヲタク」ならではの陰気な
悦びを感じずにはおれなかった。
新聞などでかなりの頻度で使用されているにもかかわらず、まだ、
最新版の辞典にも掲載されていない韓国語の用法を知っている、
という状況は、「ヲタク」にとって、かなり心地よい状態なのだ。
△「かっこよすぎますッ」
ここでは、「ヲタク」に、その「체화(体化)」なる韓国語表現を
「체화(体化)」させるきっかけをつくってくれた新聞記事の一部を、
翻訳練習させてもらった。
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■올 KS는 ‘일본 야구’ 향기가 난다
今年の韓国シリーズは「日流」韓国シリーズ
(日刊スポーツ 10月14日)
이름은 한국시리즈인데 일본 야구의 향이 강하게 베어난다.
이른바 일류(日流) 한국시리즈다.
今年の韓国シリーズは、日本野球の影響を強く意識させられる
シリーズになりそうだ。いわば「日流」韓国シリーズと呼んでも
過言ではない。
한국시리즈에서 맞붙는 김성근 SK 감독과 선동열 삼성 감독은
국내 프로야구 대표적인 일본통이다. 재일교포 출신인 김
감독이야 말할 것도 없고 일본 프로야구에서 4년간 뛰면서 정상
까지 올랐던 선 감독도 일본야구와 떼어 놓고 생각할 수 없다.
韓国シリーズで対決するSKのキム・ソングン監督とサムスンの
ソン・ドンヨル監督は、ともに韓国球界きっての「日本通」だ。在日
韓国人出身のキム監督はもちろん、4年間、日本のプロ野球で
プレーし、優勝経験もあるソン監督も、日本との縁は非常に深い。
두 감독의 체화방식은 다르다. 일본 야구를 밑바탕으로
하지만 개인적인 경험과 한국 현실에 맞춰 풀어가는 모습은
차이가 있다.
しかし、2人の監督が日本式野球を体現するやり方は大きく
異なっている。ともに日本のプロ野球を基礎に置きながらも、
個人的な経験や韓国の現実への適用方法には違いがあるのだ。
-以下省略-
△「こんなこと以外に自慢することはないのか?」
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)