一言、云いたいね

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大統領制の利点と欠陥

2017-06-13 05:15:16 | 日記

世界で大統領制の政治形態をとっている国は多く存在する。この制度は19世紀に始まっている。世界で最初の大統領になったのはアメリカのワシントン大統領である。大統領は絶大な権限を有する。この権限を制御する方法は議会である。現在、あめりかでも大統領制と議会制度を並立させている。大統領の権限を強くすれば必然的にそれを制御する必要がある。それをやらないと大統領独裁政治となってしまうからだ。

大統領の権限は無限ではない。制限するのは当たり前のことだ。それをどのように制限するかはその国の法律で決めることになる。今大統領制をとっている国として、近くは韓国、そしてアメリカ、フランス、ロシアである。これらの国は、すべて議会制を併用している。独裁国家でない証拠でもある。それでは大統領制の欠陥と利点はなんだろうか。

まず利点としては、いわゆる即決ができることだろう。すべてを事前に議会にあげ承認を受ける必要がない。ある程度の裁量を与えられているのだ。勿論、事後の議会での承認は必要である。大統領が判断して即断即決ができるものもある。まあ、どのような制度を採用するにしても、大きな利点があるからこそ採用するのである。

欠陥としては、独断ですべてを進めることも可能なために、状況によっては議会と矛盾することも出てくる。その場合は、議会の議決が優先される。これは当然のことだ。恐らくどこの国でも、大統領の権限は議会の権限を上回ることはないはずだ。それが議会制民主主義である。これが通らないのが共産主義社会である。中国の議会は共産党の権限下にあり、共産党が絶対権限を持っているし、国民から選挙で選出されたわけではないので本当の議会制ではない(形式だけ)。

大統領制だけでなく議会制民主主義でも不合理な点はあるだろう。どのような政治形態でも欠陥がある。その欠陥を上手く埋め、進めるのが民主主義なのだ。民主主義を否定する共産主義は全てが悪いわけではないが、独裁国家に成りやすい。過去にもスターリンが率いたソビエトである。また、東側と言われたヨーロッパでも共産主義国家は全て崩壊してしまった。問題が多いことはわしかだ。

大統領制は今の状況を見ると日本には馴染まない。日本はイギリスを手本としているので、このままが良い。敢えて変更する必要はないだろう。日本の野党連合が政権を握ったら果たして民主主義国家がそのまま存続するだろうか。民主党が政権をとった時に、内部崩壊をしてしまった。野党連合が実現しても同じ轍を踏むのではないだろうか。

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