一言、云いたいね

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中国、デジタル・ガラパゴス化が完成した

2023-07-24 09:10:42 | 日記
中国は現在、外国人を観光客として受け入れることが難しくなっている。特に、コロナが去って沈静化したことで観光客の受け入れを行おうということなのだが、中国社会が完全にデジタル・ガラパゴス化が起きてしまい、外国人を受け入れるのが困難となった。どういうことかというと、中国国内での金銭の決済が殆ど完全にカードなどによるデジタル決済になってしまったからだ。そして、中国においてはカード決済をする為の金融機関の口座の開設が外国人には極めて難しいからだ。観光客として中国を訪れようという外国人は殆んど中国の金融機関の口座など持っていない。外国から中国を訪れる外国人は外国で作成したクレジットカードを持っているのみである。


中国でデジタル決済をする為には実名でカードを造らなければならない。勿論、観光客として中国を訪れる人間が中国の銀行口座を持っているわけがないのだ。そして、もう一つ問題なのが、コロナ前は
中国へ観光旅行するにはノービザであった。しかし、現在は中国への入国は全てビザが必要なのだ。そして、このビザを取得するためには最低3週間ほど必要だという。こんな面倒くさいことをしてまで中国へ観光旅行などしたくない。前にも書いたが、中国では現金決済は殆ど行っていないという。外国人の観光客が一時的に現金を使おうとしても両替をしなければならない。そして、出国するときにすべての現金を再度両替をする必要がある。中国は現金の国外への持ち出しは厳禁だからだ。


デジタル決済が余にも進んでしまうとガラパゴス化になってしまう。よく、日本の携帯電話がガラパゴス化だといわれるが、中国の決済システムはもっとひどい。もう一つ追加すると、中国を旅行する場合には現在国内で使用している携帯電話は持ち込まない方がいいという。要は、中国は厳しい法律を作ってスパイ狩りをしているからだ。携帯電話の中の中国を批判する内容のデータが入っていた場合には即座にスパイの容疑が掛けられるという。また、観光旅行でカメラを使って町中や風景を撮影することは大変危険な行為に見られるという。何故なら、町中には中国政府の関係機関が多く存在するからだ。


その中には当然、治安関係や警察関係の建物も存在する。外から見たら、どの建物がそのような危険な建物かは殆ど見わけがつかないという。現在の中国には治安関係の建物が町の中に多く存在するという。まあ、今後は、中国への観光旅行は殆どできなくなるだろう。カメラも、携帯電話も何も持たないで食事だけする観光旅行をするなら別だが。そこまでして中国への観光旅行をする人はいないのではないか。

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