今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

歯と眼の定期チェック

2017年02月27日 | 健康

内臓と循環器系の健康診断は年に一回職場で義務としてやらされている。
だがそれ以外の部位は個人にまかされており、そうなると自覚症状が出ない限り、やろうとはしない。

歯科治療が必要になった今回、恥ずかしながら数年ぶりに歯石を除去してもらった。
その際、まずは歯周ポケットのチェックがなされる。
これも重要だ。
奥歯の歯周の数箇所に腫れがあった(ピンセットでチェックされる時痛みがある)が、歯石除去によって治まるだろうという。
歯石除去は丁寧になされるため(やる方ばかりでなく、やられる方も疲れる)、今回は下の歯だでで終わり、上の歯は次回。
歯石は日々のブラッシングではどうしても落ちないので、年一回は除去してもらうのが必要なのは、
分っているのだが、歯医者って、せっぱ詰まらないとなかなか行く気になれないんだ。

同日、眼科にも行った。
以前白内障の診断をしてもらった所で、その時、眼圧も高めなことが分った。
眼圧が高いと緑内障のおそれがある。

なので、それ以来、半年に一度、眼圧を中心とした目の検診を受けている。
視力と眼圧のほかに、 視野や網膜の厚さも調べられる。
視野や網膜の厚さには異状はみられなかった。
だが眼圧を下げるために毎日の点眼が必要になった。
そして最近では、点眼薬の更新の三ヶ月ごとに検診を受けることになった。

現在、 二ヶ月ごとの血圧、三ヶ月の眼圧(両方とも「圧」が高い!)の定期検診をし、それに一年ごとの歯周チェックも加わるべきだろう。

歯石除去の間、心が暇だったので考えていたことには、
心身二元論には与していないが、かといって東洋の「心身一如」は言い過ぎだと思う。
なにしろ、血圧も眼圧も歯周も、たとえ異状があったとしても、まっく意識にのぼらず、
心のあずかり知らぬところで事態は進行していく
(血圧は自律神経と視床下部を介して心とつながってはいるが、私のような本態性高血圧は幾らリラックスしても降圧剤でないと下らない)。
心と体は、連関した領域もあるが、特に体は心(意識)から独立した領域があるのは否定できない。

実際、心(意識)でどうしようもないことをその場で体験した。
歯石除去中、口の中に注入され続ける水が、口蓋奥の柔らかい部分に触れると、
どうしても嚥下反射が起きて、水を呑み込む動作が起きてしまう(嚥下は口の中が大きく動いて作業の邪魔になるので抑えたいのだが)。
また、眼圧検査の時、角膜に空気が発射されるのだが、心ではこの反射を抑えようとしているのに、毎回瞬目反射を抑えることができない。

身体生理は心があずかり知らないそれ自体の精妙さをもっている。
心身一如観はともすれば、心で体を支配できるという幻想に導かれ(その幻想を実現しようとして)、体に対する敬意が失われる。

体を痛めつけるだけの”苦行”に無意味さを感じた釈迦は、(その反対の快楽主義との間としての)中道に目覚めたのだ。


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