飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

4.売上UP作業計画 24

2017-07-10 10:44:34 | 売上50%UP作業計画。

    

売上UP相談は
早めの相談が より効果的です       

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   通信の「クワッドプレイ」 new
         米国で普及するか  最終回 5

    波乱含みで進行 

   「実際のところ、ちょうど転換点
   を迎えている」と話すのはベイン
   ・アンド・カンパニーのパートナ
   ーのマーク・ボワー氏。クワッド
   プレイが始まった市場ではいずれ
   も、既存勢力がシェアを失うか、
   新興勢力が値下げにより新たな顧
   客をつかむかが起きている。米国
   ではCATV会社がこうした波乱を
   巻き起こす要因になりそうだ。ス
   プリントは2005年にコムキャス
   トなどと組み、2億ドルを投じて
   モバイル市場に参入しながら、0
   8年には「運営が複雑」としてク
   ワッドプレイから引き上げた苦い
   経験を持つ。しかしCATV会社が
   無線通信会社を買収し、モバイル
   サービスを第3者に依存する態勢
   から脱すれば、今回は違う結果に
   なるかもしれないとアナリストは
   みている。さらにWiFi経由の無線
   接続が広がり、無線とブロードバ
   ンドの境が曖昧になったこともC
   ATV会社のモバイル市場進出を後
   押ししそうだ。
   (今回最終回有り難うございます)

 

    通信の「クワッドプレイ」 
           米国で普及するか   連載 4

    CATV会社が
    波乱を巻き起こす要因に

    しかしCATV会社がモバイル事業
    に参入し、料金の面でライバルを
    打ち負かすチャンスが生まれてお
    り、米通信市場の状況は変わるか
    もしれない。コムキャストとチャ
    ーター・コミュニケーションズ<
    
CHTR.O>のCATV大手2社は携帯
    大手スプリント<S.N>との間で
    無線サービスでの提携について交
    渉を進めている。コムキャストと
    チャーターは既にベライゾンと同
    じような内容で合意しており、チ
    ャーターは来年中に無線サービス
    を立ち上げる見通し。
    (次回最終回お楽しみに)

 

    通信の「クワッドプレイ」 
           米国で普及するか   連載 3

    通信大手は遅れている

    一方、米国の通信大手はこれまで
    クワッドプレイの導入に消極的だ
    った。AT&T<T.N>はブロードバ
    ンドサービスを手掛ける一部地域
    で実施済みだが、現在はメディア
    大手タイム・ワーナー<TWX.N>
    
の買収で当局の承認待ちの状態に
    あり、モバイルサービスとエンタ
    メ事業の統合に重点を置いている。
    CATV最大手コムキャスト<CMC
    SA.O>は今年初めにモバイルサー
    ビスの「Xインフィニティ」を立
    ち上げたが、クワッドプレイの
    積極展開には乗り出していない。
    また携帯最大手ベライゾン・コ
    ミュニケーションズ<VZ.N>
    かつてクワッドプレイを始めた
    が、大幅な値引きを期待した顧
    客から支持が得られなかった。
    (次回に続く)

 

     通信の「クワッドプレイ」 
           米国で普及するか   連載 2

      普及率米国10%、フランス25%

    ガムコ・インベスターズの共同最
    高投資責任者のクリストファー・
    マランギ氏は「サービス提供範囲
    の違いが最大の障害だ」と指摘。
    「CATVはことごとく地域別に分
    かれているが、モバイルは全国規
    模だ」と述べた。またIBBコンサ
    ルティング・グループのシニアパ
    ートナー、ジェファーソン・ワン
    氏は、4つのサービスの料金をま
    とめると請求が高額になることも
    クワッドプレイにとって逆風だと
    説明した。調査会社ストラテジー
    ・アナリティクスの推計によると、
    クワッドプレイの普及率は米国で
    はおよそ10%で、2020年には17
    %に上昇する見通し。しかし普及
    率はフランスでは既に25%、ス
    ペインでは60%に達している。仏
    イリアド<ILD.PA>やスペインの
    テレフォニカ<TEF.MC>などの通
    信会社がこの5年間にクワッドプ
    レイの導入を進めたためだ。
    (次回に続く)

 

    通信の「クワッドプレイ」 new
           米国で普及するか  新連載 1

     異なる4つのサービスを一括契約

     ニューヨーク 29日 ロイター
     固定回線による通話、インターネ
     ット接続、テレビ、モバイル通信
     の4分野のサービスを1つの事業者
     がまとめて提供する「クワッドプ
     レイ」は、米国では普及が遅れて
     いる。しかしケーブルテレビ(C
     ATV)会社のモバイル事業参入で
     これまでの体制に風穴が開きつつ
     あり、今後は流れが変わりそうだ。
     通信事業者にとって、異なる4つ
     のサービスを一括して請け負うこ
       とは顧客をつなぎ留める上で効果
     がある。ただ、米国では消費者が
     固定電話とネット接続、テレビの
     3分野をひとまとめにしても、モ
     バイル通信は別途契約を結ぶのが
     一般的で、クワッドプレイの普及
     は容易ではないというのが投資家
     やアナリストの見方だ。
    (今回新連載です)

 

 

      アマゾンダッシュホン new
    1000種類に拡充    2/2

    デバイスは実質無料 

     2016年12月の発売当初から人気
    の、日用品や飲料のカテゴリーも
    拡充。P&Gの柔軟剤入り洗剤「ボ
    ールド」や大塚製薬のスポーツド
    リンク「ポカリスエット」も追加
    された。ダッシュボタンは、Ama 
    zonプライム会員のみ購入できる
    小型IoTデバイス。発売当初は約
    40ブランド・約700種類の商材に
    対応していた。無線LAN経由でイ
    ンターネットに接続し、ボタンを
    押すだけで注文が行えるため、P
    Cやスマートフォンの画面を立ち
    上げる、ログインをする、商品を
    検索する――などの手間を解消で
    きる点が特長。商品が届くまで、
    何度ボタンを押しても1回分の注
    文しか受理されないため、意図し
    ない重複注文を防ぐことも可能。
    価格は500円(税別)だが、同
    デバイスを使用して商品を購入
    した場合、初回注文の金額から
    500円が割り引かれるため、実
    質的には無料となる。ブランド   
    ごとに1つのボタンが割り当て
    られており、現在最も人気のボ
    タンは「ヨーグリーナ」「南ア
    ルプスの天然水」などが注文で
     きる「サントリー天然水」(
    サントリー)という
    (今回最終回有り難うございます)

    

     

            アマゾンダッシュホン 
    1000種類に拡充   1/2

    アマゾンジャパンが、「Dash Bu
    tton」のラインアップを拡充。約
    70種類のブランドが追加され、サ
    ントリーの「ザ・プレミアム・モ
    ルツ」など計1000種類以上の商
    品が選択可能になった。アマゾン
    ジャパン(Amazon.co.jp)は6
    月28日、ボタンを押すだけで特定
    の日用品を注文できるIoT(モノ
    のインターネット)デバイス、「
    Dash Button(ダッシュボタン)
    」のラインアップを拡充したと発
    表した。新たに追加したブランド
    は約70種類で、選択できる商材は
    計1000種類以上に広がった。追加
    された商品カテゴリーは、アルコ
    ール飲料、菓子類、サプリメント、
    掃除用品など。これにより、サン
    トリーの「ザ・プレミアム・モル
    ツ」、サッポロビールの「黒ラベ
    ル」など人気の飲料が購入可能に
    なった。
                                       ITmedia
    (次回で終了)

 

    ゴミ屋敷に勝機   new 
        波乱万丈人生  最終回 21

    経営者として戦うコツ

    最後に佐々木社長に、経営者とし
    て戦うコツを伺った。「最終的に
    物事を決断するのは経営者のみに
    与えられた権利。家族や友人、コ
    ンサルタントにいくら相談しても
    いいけど、結局は自分の勘を信じ
    て決断するしかない。人のせいに
    はできない。良いことも悪いこと
    も全部自分に返ってくる。これは
    ギャンブルみたいなもので、成功
    すれば万々歳だけど、もちろん失
    敗することもある。だから経営者
    は、転んだ時に、自分で立ち上
    がるという力だけは身に付けてお
    かなければいけない。野生の動物
    がたとえ傷ついていても起き上が
    って狩りに出かけるように。そう
    して、立ち上がることさえできれ
    ば、きっと前に進んでいけると思
    うよ」何度も転んでは立ち上がっ
    た経験のある、佐々木社長の言葉
    には重みを感じた。
    (今回最終回有り難うございます)

 

    ゴミ屋敷に勝機    
      波乱万丈人生   連載 20

   これからが大切

   佐々木社長はとにかくバイタリテ
   ィあふれる人だ。四六時中仕事の
   ことばかり考えて、家にいても、
   お酒を飲んでいても、次にどんな
   戦略を立てたら儲かるのか、そん
   な話ばかりしているという。「た
   とえば、新橋の居酒屋なんかに行
   くと、上司や会社の愚痴ばっかり
   言っている人が多い。みんな、で
   きない理由の弁論大会を延々とし
   ている。でも自分がうまくいかな
   いのを、社会や会社や他人のせい
   にしても意味はない。たとえば、
   そんな話を聞いたら、若い人たち
   は社会に出たくないと思うだろう。
   大人は、バリバリ働いて、若い子
   たちに形を見せていかなければい
   けない。それが大人の役目だよ」
    会社は順調に大きくなったが、
   佐々木社長はまだ安泰だとは思っ
   ていない。まだまだ働いて、自社
   ビルを建てたいし、部下の中から
   継承者を出したいとも思っている。
   まだまだ、道の途中なのだ。
   (次回最終回お楽しみに)

 

 

     ゴミ屋敷に勝機   
     波乱万丈人生   連載 19

   価格差があると内容の確認が

   「しっかり利益を出すというのは、
   5年後、10年後、会社を存続させ
   るために必要不可欠なことだと思
   う。うちはどこよりも高いかもし
   れないけれど、高いのには高い理
   由がある。説明もできる。しっか
   り利益を上げるから、給料に還元
   できるし、設備投資をすることも
   できる」他社との相見積もりの結
   果、他社30万円、まごのて60万
   円、と倍の値段がつくこともある
   という。ただ、数万円の差なら安
   い業者に流れるかもしれないが、
   大きく離れていると「なぜこんな
   に違うのだろう?」と思うのが人
   間の心理らしく、サービスの内容
   を調べた結果、まごのてに仕事が
   くることも多いという。
   (次回に続く)

 

   ゴミ屋敷に勝機   
     波乱万丈人生   連載 18

   経営者はおカネのことを
   第一に考えるべきだ

   仕事を拡大していく過程で、佐々
   木社長が絶対に譲らない要点があ
   った。「先程の話とも重なるけど、
   経営者は『徹底して利益を出すと
   いうことに徹せなければならない
   』と思っている。儲けることは悪
   いこと、という風潮があるし、世
   の中金じゃないなんて言う人もい
   る。でもやっぱり、経営者はおカ
   ネのことを第一に考えなければな
   らないと思う」まごのての清掃の
   値段は、よその会社に比べてかな
   り高く設定されている。清掃会社
   は10社あれば、8~9社は、「ど
   こよりも安い」「弊社より高い業
   者があれば言ってください」など
   安さをうたう。だが、ちゃんと利
   益を出そうと思ったら、他社と値
   段で競合すべきではない……とい
   うのが佐々木社長の考えだ。結局、
   値段が安い業者は、利益を出すた
   めに、従業員におカネを払わなか
   ったり、ゴミを不法投棄したりし
   て節約する場合が多いという。多
   くの業者は、結局はやっていけな
   くなり潰れてしまうという。
   (次回に続く)

 

   ゴミ屋敷に勝機   
     波乱万丈人生   連載 17

   マスコミの報道で

   ただ、仕事をゴミ屋敷清掃に絞っ
   てもそう簡単には依頼は増えてい
   かなかった。引っ越しと一緒でリ
   ピーターはあまりいない。恥にな
   るため、口コミも期待できない。
   ホームページの宣伝で地道に開拓
   していくしかない。それでも仕事
   をするうち、雑誌やテレビで取り
   上げられることが増え、知名度が
   上がっていった。そしてそれを見
   た人からの、仕事の依頼が徐々に
   増えていった。軌道に乗ったと自
   覚したのは起業して2年、2011年
   頃だったという。
   (次回に続く)

 

     ゴミ屋敷に勝機   
     波乱万丈人生   連載 16

   色々な考えがある 

   「俺は、生来ポジティブな性格で
   あんまり落ち込むことがない。20
   08年、会社が倒産した時はさすが
   にしんどかったけど、半日間だけ
   何も考えないようにしてブラブラ
   しただけで完全にスイッチングで
   きた。だから、部屋が汚いくらい
   で死にたいと思う人の気持ちは正
   直わからない。でも、部屋が汚い
   くらいのことで、死にたくなって
   しまう人がいることを知った。ど
   うしても部屋を片付けられない人
   たちがいるんだってことも知った
   」ただただ、おカネを手に入れる
   ために頑張って仕事をしていただ
   けだったが、いつの間にか人を救
   っていた。そしてゴミ屋敷清掃会
   社まごのてに、理念や理想、意義
   や大義名分が形作られていった。
   (次回に続く)

 

     ゴミ屋敷に勝機   
      波乱万丈人生   連載 15

    自殺しようと思っていた

    まったくノウハウはなかったけれ
    ど、とにかく掃除をしに行った。
    まだ従業員はいなかったため、佐
    々木社長と奥さん、息子さんの3
    人での作業になった。とにかくな
    りふり構わず片付けた。夕方から
    始めたが、終わる頃には、深夜に
    なった。気力を振り絞って、水回
    りまできちんと片付けた。翌日、
    女の子から佐々木社長宛てにメー
    ルがきた。丁寧な感謝の言葉の後
    に、「もし断られたら、自殺しよ
    うと思っていました」
    と綴られていた。
    (次回に続く)

 

      ゴミ屋敷に勝機   
      波乱万丈人生   連載 14

    気になって奥さんに相談

    その夜、どうにもその女の子が気
    がかりだった佐々木社長は、奥さ
    んにその女の子の部屋の写真を見
    せた。奥さんはしげしげと写真を
    眺めた後、「この現場を見てしま
    ったら、片付けざるをえないでし
    ょう。この子が今日も、明日も、
    ここで1人で寝てると思ったらと
    ても放っておけない」奥さんに後
    押しされて、佐々木社長はその部
    屋を片付けることに決めた。とは
    いえ、社長も本当におカネがない
    時期だった。自動車も持っていな
    いから、レンタカーを借りなけれ
    ばならないが、そのカネもままな
    らない。電話をして、その子が今
    幾ら持っているかを聞くと、5万
    円だと答えた。社長は、4万円だ
    けもらい、残りのおカネは後から
    分割して払ってもらうことにした。
    (次回に続く)

 

 

      ゴミ屋敷に勝機    
      波乱万丈人生   連載 13

    断わる

    ただゴミがたまっているだけでは
    ない。ゴミのせいで生活が破壊さ
    れていた。電気は切れていて、懐
    中電灯で本を読んでいた。ガス給
    湯器も壊れていたが、大家に相談
    することもできず、冬場なのに水
    風呂を浴びていた。食べ残しは腐
    り、悪臭が鼻につく。そこら中に、
    ハエがわんわんと飛び回っていた。
    悲惨だった。
    しかしその子はおカネを持ってい
    ないという。どう考えても安く掃
    除ができる現場ではない。聞けば、
    案の定、他の業者には軒並み断ら
    れたという。佐々木社長も、あま
    りに割に合わない現場だと思い、
    「じゃあおカネができたら、電話
    くださいね」と言って、見捨てて
    帰った。
    (次回に続く)

 

      ゴミ屋敷に勝機   
      波乱万丈人生   連載 12  

    余りにも凄いゴミたまり

    女の子は鍵穴に鍵を突っ込んでカ
    チャッと回すのだが、なかなかド
    アを開けようとしない。よっぽど
    中を見られたくないのか、1分く
    らいジッとしている。やっとドア
    を開けると、中は胸の高さまでゴ
    ミがたまっている、本格的なゴミ
    屋敷だった。「今だったら、月に
    一度くらいは依頼がくる、ちょっ
    と大きめの現場、という感じなん
    だけど、当時はそんな大きなゴミ
    屋敷を清掃したことがなくて、思
    わず後ずさりしそうになった」ホ
    ームページでは「経験豊富」とう
    たっていたので何気ない顔をして
    内覧をしていたが、内心は動揺し
    ていた。
    (次回に続く)

 

    ゴミ屋敷に勝機   
      波乱万丈人生   連載 11  

    ゴミ屋敷清掃に力を注ごうと
    決めたきっかけ

    とにかくくる仕事は内容にかかわ
    らず受けていた佐々木社長だった
    が、1つの現場がきっかけで、ゴ
    ミ屋敷清掃に力を注ごうと決めた。
    それはとある1人の女の子の部屋
    の清掃だった。いつものように電
    話で依頼を受けて、待ち合わせ場
    所に行くと、いかにも普通の若い
    女の子が立っていた。聞けば、都
    内でも有数の有名大学に通ってい
    るという。街ですれ違ったら、絶
    対にゴミ屋敷に住んでいるとは思
    わないタイプの女性だった。
    (次回に続く)

 

      ゴミ屋敷に勝機   
      波乱万丈人生   連載 10  

            何でも受けた

     客に頼まれたチケットを取るため
     に一晩中並んだ。花見や花火の会
     場にビニールシートを敷いて席取
     りをした。幼稚園の入園手続きに、
     親御さんの代わりに参加した。そ
     んな数多の仕事の中に、ゴミ屋敷
     清掃の仕事もあった。「いよいよ
     崖っぷちな状況で、理想も理念も
     なかったよ。いつ電気が止まるか、
     いつガスが止まるか、って生活し
     てるのに、そんな悠長なことを言
     ってる場合じゃなかった。大便が
     山盛りになったトイレを掃除して、
     体中クソまみれになったとしても、
     仕事が終わったら、手の上に1万
     円、2万円と金が載る。それでと
     りあえず、家族は食っていくこと
     ができる。それが何より大事だっ
     た。若い経営者が、理想や意義を
     語っているのを見るけど、気持ち
     はわかるけど正直、まずは稼げよ、
     と思う。理想や理念、意義や大義
     名分は、稼いでいるうちに、後か
     らついてくるものだと思う」
     (次回に続く)

 

 

     ゴミ屋敷に勝機   
     波乱万丈人生   連載 9  

             失敗の始まり

            そして3年目に、実運送(実際に
            トラックを持つ運送業)を始めた
             。しかしそれが失敗の始まりだっ
            た。北京オリンピックの工事など
            の影響で、燃料費が急騰した。そ
            れまでリッター65~75円だった
            軽油が、150円にまで値上がりし
            た。それでもなんとか耐え忍び営
            業していたが、その後追い打ちを
            かけるようにリーマンショックが
            くる。自動車製造業関連の供給が
            一気に止まり、にっちもさっちも
            いかなくなった。「その頃にはト
            ラックを60台以上持つ、そこそこ
            大きい企業になっていた。行くも
            地獄、やめるも地獄だった。結局、
            倒産するしか道がなくなってしま
            った」そして2008年に会社をたた
            んだ翌年、2009年に逃げるように、
            東京にやってきた。東京の片隅で、
            ゴミ屋敷清掃の元になる仕事、便
            利屋、何でも屋、を始めた。「『
            仕事を始めた』なんてかっこいい
            ものじゃなかった。元手になるお
            カネはまるでない。体ひとつ以外
            に何もないから、便利屋以外に選
            択肢がなかった」くる仕事は、何
            でも受けた。
             (次回に続く)

 

             ゴミ屋敷に勝機   
      波乱万丈人生   連載 8

     ついに起業する

     そんな折、社内が労働組合問題で
     揉めた。労働組合と争いになった
     揚げ句、暴力行為、名誉毀損で警
     察に逮捕された。新聞や週刊誌に
     も載って、会社にはいられなくな
     った。その後、よその運送屋に回
     してもらえるという話もあったの
     だが、それならば自分で起業しよ
     うと思い、運送屋を始めた。元手
     は60万円くらいしかなくて、心も
     となかったけど、とにかくやるし
     かなかった。知り合いの運送会社
     の社長の所に間借りして、電話回
     線だけを引いて1人で会社を始め
     た。実車を持たない貨物運送取扱
     事業(自社以外の運送事業社の運
     送機関を使い貨物運送を引き受け
     る事業)だったため、リスクは少
     なかった。前の職場で運送屋とは
     たくさんつながりができていたの
     で、比較的早く軌道に乗り、1年
     目で売り上げは3億円になった。
     「売り上げ3億円といっても、粗
     利は7%。そこから税金をひかれ
     るから、手元には1000万円程度
     しか残らない。でも当時の目標だ
      った、サラリーマンのてっぺんの
     収入は手に入れた」
     (次回に続く)

 

 

      ゴミ屋敷に勝機    
       波乱万丈人生    連載 7

                起業したい  

               「当時は、とにかくどんな手段で
               もいいからおカネを稼げばいい、
               と思っていた。アンダーグラウン
               ドの仕事は儲かる時は儲かるけれ
               ど、出て行くカネも多い。結果的
               におカネは貯まらなかった。まさ
               に『悪銭身につかず』だったんだ
               と思う」その後1993年、佐々木
               社長はアンダーグラウンドの仕事
               を辞め奈良に戻り、運送会社に就
               職した。トラックの運転手をして
               いたが、場数を踏んでいて度胸が
               あるのを社長から可愛がられ、2
               年で管理職についた。「会社の経
               営をしたい、と腹の底で思ってい
               たのを見抜かれたのかもしれない。
               サラリーマンはどれだけ頑張って
               も1000万円がてっぺん。自分で起
               業すれば、もっと大きく稼げる、
               もっと稼ぎたい、と常々思ってい
               た」
               (次回に続く)

 

 

                  ゴミ屋敷に勝機    
      波乱万丈人生    連載 6

      高校卒業後は
      スーパーに就職したが…

      高校卒業後は、奈良を離れ大阪の
      スーパーに就職した。そのスーパ
      ーは入ってみると、実は反社会的
      勢力が経営している店だった。ス
      ーパー以外にも、怪しげな不動産
      や金融など、アンダーグラウンド
      な仕事もしていた。
      「そういうダーティーな仕事を間
      近で見るのはすごく面白かった。
      目の前で億のカネが動く話をして
      いるのを聞くだけで興奮したよね。
      スーパーで肉を切る仕事をしてい
      たけど、かたわら借金の切り取り
      (取り立て)の仕事もまかされて
      いた」しかし数年後、事件化して
      しまい、会社は潰れてしまった。
      佐々木社長は、しばらくアンダー
      グラウンドの仕事を続けたが、な
      かなかおカネは貯まらなかった。
      (次回に続く)

 

      ゴミ屋敷に勝機    
      波乱万丈人生    連載 5

       とにかく働いた

      社長は、中学2年になると働き始
      めた。朝は新聞配達をし、土日は
      年齢をごまかしてスーパーの社員
      食堂でアルバイトをした。すぐに
      でも社会に出たかったので、義務
      教育が終わったら料理人になろう
      と思っていたが、スーパーの店長
      に、「きょうび、中卒で修業して
      料理人になるなんて時代じゃない。
      老舗料亭だろうが、ホテルのレス
      トランやろうが大卒だよ」と諭さ
      れて、高校には行くことにした。
      高校も、2つの仕事を掛け持ちし
      ながら通い、ついでに放課後はバ
      レー部で汗を流した。とにかく貧
      乏が嫌だったし、いつも体を動か
      していたかった。
      (次回に続く)

 

 

      ゴミ屋敷に勝機    
      波乱万丈人生    連載 4

      父親の代で倒産

      小学校2年生の時にその祖父が亡
      くなり、父親の代になった。父親
      は代を継ぐまでは、オーケストラ
      のチェリストをしていたという、
      まったく商売っけのない人だった。
      店は1軒、2軒と潰れていき、最終
      的には全部なくなり、自宅に頻繁
      に借金取りが来るようになった。
      そして佐々木社長が中学校1年の時
      に、一家で奈良県に夜逃げをする
      ことになった。大阪の一軒家から
      引っ越した先は、家族で住むには
      あまりにも狭い築40年のボロアパ
      ートだった。絶望的な状況になっ
      たにもかかわらず父親はまともに
      働かなかった。三日働いては辞め
      る、というのを繰り返す。代わり
      に母親がけなげに働いていたが、
      生活は苦しかった。父親を見て佐
      々木社長は、心底「情けない」と
      思ったという。「その時『男はカ
      ネを稼がなければ意味がない』と
      悟った。『世の中カネじゃない』
      なんて綺麗ごと言う人もいるけど、
      やっぱり世の中は銭。おカネは大 
      事よ」
      (次回に続く)

 

 

       ゴミ屋敷に勝機    
     波乱万丈人生    連載 3

     幼少期はお坊っちゃんだった

     佐々木社長は、いわゆる人当たり
     の良い、優しそうなオジサンでは
     ない。強面で眼光はするどく、一
     筋縄ではいかない雰囲気が漂って
     いる。いかにも曲者なので、任侠
     の人だと勘違いされることもある
     そうだ。そんな外見とは裏腹に、
     幼少期はお坊っちゃん育ちだった
     という。佐々木社長の祖父は、戦
     後の大阪の闇市で一稼ぎして、そ
     の後公設市場に何軒もお店を持っ
     た、ひとかどの人物だった。「3
     ~4歳の頃かな。俺が大阪の自宅
     で寝てたら、若い衆が荷車ひいて
     帰ってくる。彼らが部屋に持って
     きたりんご木箱の中にはお札が山
     ほど入っていて、それを爺さんと
     婆さんが数えている……そんな光
     景をよく覚えている。おカネには
     恵まれた家やった」ところが、お
     坊っちゃん生活は、長くは続かな
     かった。
     (次回に続く)

 

       ゴミ屋敷に勝機    
     波乱万丈人生    連載 2

     新社屋に移転

     新社屋の1階では、ゴミ屋敷清掃
     を終えたスタッフが、慌ただしく
     作業をしている。社長は、キビキ
     ビと指示をした後、こちらに歩い
     てきた。「やっと大きい社屋を持
     てて、普通の会社になりましたわ
     」佐々木社長は笑顔で語った。
     新社屋は38坪のかなり大きい物件
     だ。先日までは10坪の事務所兼作
     業場で作業していたという。その
     4年前は、自宅のマンションのベ
     ランダで作業していた。佐々木社
     長は、数年で大きな社屋を持てた
     ことに感慨深げだ。
     (次回に続く)

 

      ゴミ屋敷に勝機    
      波乱万丈人生   新連載 1

      「どれだけ酷いゴミ屋敷でも、
       1日で綺麗な状態に」

      株式会社まごのては、「ゴミ屋敷」
      と呼ばれる物件の清掃に特化した、
      特殊清掃会社である。まごのては「
      どれだけ酷いゴミ屋敷でも、1日で
      綺麗な状態にする」をモットーに、
      一般の清掃会社が「うちでは無理で
      す」と、にべもなく断る大型のゴミ
      屋敷物件も引き受けている。
      ・胸の高さまでビッチリとゴミがた
       まっている部屋
        ・オシッコの入ったペットボトルが
       数千本出てくる部屋
        ・20年分の雑誌、新聞が部屋を埋め
       尽くしている部屋
        ・数十匹の猫が飼われていて大量の
       糞が床に積もる部屋……などなど、
      一癖も二癖もある厄介な物件が相手だ。
      清掃の現場は、まるで戦場のような有
      り様になる場合も少なくない。そんな、
      まごのての総指揮をとっているのが、
      まごのて代表取締役の佐々木久史社長
      だ。まごのてのゴミ屋敷清掃のノウハ
      ウのほとんどは、佐々木社長が経験か
      ら生み出したという。社長がゴミ屋敷
      清掃を始めたのは、2009年と比較的
      最近の話だ。会社は急成長をとげて、
      現在も拡大している。「なぜ佐々木社
        長は、ゴミ屋敷清掃を生業にしようと
      思ったのか?」「ゴミ屋敷清掃会社ま
      ごのての成功の秘訣はなんだったのか
      ?」今年5月に移転したという新社屋
      で、佐々木社長に話を聞いた。
            村田 らむ ライター
      (今回新連載です)

      

 

       カルビー越境ECで  new
      「フルグラ」販売開始 2 / 2 

      カルビーは、「フルグラ」につい
      て、将来的には、国内500億円、
      海外1000億円の目標を掲げてい
      る。松本CEOは「フルグラビジネ
      スは、日本だけでなく中国でも大
      きく花を開かせ、他の国にも広げ
      ていきたい」と述べた。「フルグ
      ラ」は現在、宇都宮市の清原工場
      で生産している。カルビーは輸出
      を行っていなかったものの、中国
      からの訪日観光客などに人気とな
      り、中国のオンラインなどで60億
      円程度の売り上げがあった。しか
      し、中国政府が栃木県を含む1都9
      県の食品の輸入規制を厳格化した
      ことで、流通量は大きく減少して
      いた。今回、北海道と京都という
      規制対象外の都道府県で生産した
      フルグラを越境ECで販売すること
      で、中国でのニーズに応える。今
      後、越境ECで取り扱うカルビーの
      全商品において、アリババと協働
      していく。中国では、日本の人口
      に匹敵する約1億人が越境ECで買
      い物をしているという。
      (今回最終回有り難うございます)

 

 

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