相方は毎年恒例の八が岳山麓の原村で3泊4日のゴルフ同窓会。
その帰りに浅間温泉の宿で待ち合わせてお泊り。
私はJRで松本へ。
好きな列車旅、車窓の眺めを楽しみ、時々居眠り。
あっという間に松本到着。
松本近郊の美ヶ原温泉では何度か泊まっているが、浅間温泉は初めて。
松本駅から乗った浅間温泉行きの路線バスは、この浅間温泉街を
ぐるりと回り松本駅へと戻って行く。
広い温泉街で大きな宿も多い。
大きな宿、リゾート界 松本。
本棟造りの建物、ほ~っと感心しながら写真を撮っていると
中からスタッフが現れ館内へ。
本棟造りの民家とは、大きな切妻の屋根を持ち、その妻側に出入り口がある。
屋根の頂点に建物の引き立て役である雀おどり(雀おどし)が乗っている。
などの特徴があり、松本地方では未だ200年の歴史をもつ家も残っている。
この菊之湯の建物も古いものかと思っていたが、築40年ほどらしい。
もっとも創業は明治時代。
しめ縄は年中掛けておくのだろうか?
背の高い、ぼってりした蕾をつけたハスが両サイドに。
フウチ草、いいなぁ。
うちにもあるけどね。
おぉ~内部も凄い!
左手フロント、真ん中を歩いて部屋や風呂へ、右手はロビー。
ピアノの奥の棚にはガラス製品が並ぶ。
床は、なまこ壁で用いられる黒い瓦が一面に敷かれていて、
清々しく重厚な雰囲気を醸し出している。
ケヤキの大黒柱は漆でピカピカ。
松本民芸家具(だろうか?)の椅子が並ぶ。
こちらは食事処として使われる老松の間。
40畳の部屋だが、ここで食事したのは3組だけ。
部屋食が基本かな?
当初部屋食との事だったが、部屋食は好きではないので
わがままを言い、この老松での食事となった。
コオニユリだろうか?
館内の花はこれで統一されていた。
こういう風に一種類だけの花を活けるのは、私も好き。
陶器かな?
右へ行けば大浴場がある3号館(梅の棟)。
私達の部屋は左方向の1号館(松の棟)。
壁にかかる刺し子の半纏。
細かい針仕事に感嘆。
温泉街を歩いてみた。
菊之湯と同じ本棟造りの民家がもう1軒あり大きな表札がかかっている。
表札の名前見てみた。
降旗・・・。
あまりない名前で、すぐに連想したのは映画監督の降旗康男。
半信半疑でネットで調べてみた。
やはりここは降旗監督の生家のようだった。
本棟造りの特徴、屋根の上の雀おどり(雀おとし)は、これか・・・。
翌日、土産に浅間温泉の名物おしんこ餅を買って帰る。
日持ちはせず、賞味期間は3日間。
薄い新粉で作ったお餅の中に、上品な甘さのこし餡入り。
一度に2個ぐらいは食べられそう。