串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

柳屋さんの風呂

2013年09月30日 | 宿-関西

大浴場は6階。

各フロアー6室に対してエレベーターは2基あるので、スムーズに上下移動可能。 

片側が階段、一方はスロープとバリアフリー対応の廊下を延々と歩いて浴室へ。

館内の絨毯はどこもきれい。

浴室前のお休み処。

マッサージチェアーやフットマッサージ機が置いてあり自由に使える。

浴室にはタオルとバスタオルが用意され、手ぶらで風呂へ。

何度もこの温泉に入って欲しいので、部屋にはバスタオルを置いてない・・・らしいが
部屋の風呂を使う時バスタオルは欲しい。

そういう時はフロントに言えばバスタオルを用意してくれるらしいが、いちいち面倒な話で
部屋へ持ち帰り禁止になっているバスタオルを持って出たくなる。

化粧水、乳液、ヘァリキッド・・・、アメニティは充分とはいえない。

この冷水はおいしかった。

チェックイン時女性用だった「石の湯」。

かなり大きい湯船に源泉が掛け流されている。

湯温は万人向けのややぬるめ。

湯船の底がざらつき、手でなでると白い湯ノ花が動く。

湯ノ花は細かい粒子状なのか、舞い上がるという感じではない。

横には源泉を冷ます湯船があり、それから少しづつ石の湯船へ源泉が入ってくる。

しきり板の足元を見て驚いた。

凄い抽出物で固まっている。

併設された露天風呂。

露天風呂の湯口はこの通り。

朝、女性用になる「木の湯」。

炭酸水素の含有量が多いので、体はつるすべ。 

飲泉してみると上品な塩味でえぐみは感じられない。

    • 源泉名:行幸源泉
    • 泉質:ナトリウム-塩化物泉
    • 温度:78.6度 PH=8.4
    • 成分総計:11150mg/Kg
    • Na=3259  K=158.7  Mg=267.1 
    • Cl=4726  硫酸イオン=434.8  HCO3=1954

香りは、浴室が広いせいかあまり感じない。

純粋な塩味を感じ、浴感はつるつる、実に素晴らしい源泉の掛け流し。

他に有料の家族風呂や貸切露天、それに部屋に付いた露天風呂も全て掛け流し。

行幸源泉は1300年前から湧き出している古湯で、道後、有馬と並ぶ三銘湯。

斉明天皇、持統、文武天皇、有馬皇子も入ったといわれている。

洗い場は隣とのしきりあり。

シャワー・カランの勢いは凄くよけてストレスがない。

シャンプー類は普通。

洗顔せっけんも「売店で・・・」というモノもなく実にすっきり。

木の湯にも同じような感じの露天風呂が付いている。

風呂はチェックインから24時まで、朝は6:00~9:00までと24時間入れるわけではない。

翌朝、近くの共同湯「崎の湯」へ行く。

宿からは歩いて5分。

風呂を入り終えてから表の注意書きを見ると写真禁止だった。

「崎の湯」の駐車場から眺める夕陽。

17:30の門限に間に合わず、夕陽を眺めながらの入浴はできなかった。 


南紀白浜の宿

2013年09月29日 | 宿-関西

仕事も一段落、天気も良いので、急に思い立って白浜へ。


宿は「崎の湯」や「牟婁の湯」に近い柳屋さん。

白浜は宿の数が多いので平日なら直前でも予約可能。

急に思い立ち、大阪から近くて掛け流しの風呂がある温泉宿、それにぴったりなのがこの白浜温泉。

←の写真はチェックアウト時のもので、宿泊客の車が玄関前に並んでいる。

チェックイン時は玄関前で待ち構えるスタッフに車のキーを預けると、車は一時的に地下の駐車場へ。

各フロアー6室、2階はレストラン。

 

 

 

 

 

予約したのは一番リーズナブルなツインの部屋。

広々しているが、壁際が寂しい。

普通、壁際にはチェストや机が置かれているがそれらはないので、物の置き場所に困った。

珍しいことに、宿のサイトから予約するより、各種宿探しサイトの方に安いプランがある。

たいがいの宿、宿のサイトからの予約なら「ベストレート補償」とうたっている所が多いのに、ここは違う。

宿に電話し、それら宿探しサイトと同じプラン、料金で予約した。

部屋の奥、海に面したスペースに大きなソファが置かれ快適。

ユニット式のバス・トイレだが、バスタブは大きい。

スノコは床に敷いて湯上り用。

一瞬、浴槽の中に敷くのか?と、思った程スノコも大きい。

シャンプー類は置かれてなく、石鹸だけ。

シャンプーは大浴場で・・・と、いうことなのだろう。

普通、温泉宿なら部屋付きの非温泉の風呂は使わないのだが、ここの風呂は朝6:00~。

早朝出かける予定があったので、シャワーで利用した。

オーシャンビューの部屋の窓からは白良浜(左手砂浜)や牟婁の湯(右下)が見えるが、夕陽、朝日は見えない。

日没後の前浜。

アドベンチャーワールド見物の客を取り込もうとしておられるのだろう、ここはキッズ・赤ちゃん大歓迎の宿。

屋内、屋外にキッズコーナーがあった。

キッズも大事なお客だけど、空室の多い平日も宿泊可能な我ら団塊の世代も大事ですぞぉ。 

温泉はこちら

食事はこちら


赤倉温泉の宿 ホテル金甚

2013年09月23日 | 宿-甲信越

夏の東北旅もアップし終わらないうちに、季節は秋。

記憶が新しいうちに台風18号上陸の際泊まった赤倉温泉ホテル金甚

洒落た椅子が並ぶロビー。 

スキーシーズンには多いに賑わうだろうが、今はシーズンオフか?
ロビーもがらんとして泊り客は3組だけ。

前日は満室の予定が台風接近のせいで、全てキャンセルになってしまったと、
オーナーの金子さんががっくりした顔で話しておられた。

通された部屋は3階。

建物は4階まであるがエレベーターはない。

予約時、「なるべく階段使用の少ない部屋で・・・」と、書いておいたのに
見てもらってないのだろうか?

風呂場は2階だが、食堂は地下1階と3フロアー上り下りしなくてはいけない。

ユニット式の狭いバス・トイレ付。トイレはウォシュレットではない。

空の冷蔵庫はあるが、電気ポットではない。

クーラーもあるが非力・・・と、ないないづくしだが、風呂場には素晴らしい湯があった。

女性用の脱衣室。きれいに清掃されている。

ドライヤーはこの浴室にしかない。

少々熱いめの湯が縁から静かにあふれていた。

うぅぅ、気持ちいぃ。

不思議なことに浸かってしまうとそう熱さを感じないで、いつまでも入ってられそう。

これがただ水を沸かしただけの湯と違う温泉力というものなのか?

油断して長湯するとのぼせてしまうが。

湯口につっこまれたホースから源泉を逃がしている。

全量湯船に注いでは熱くなり過ぎるのだろう。

湯量乏しい温泉地には羨ましい話だろう。

男性用の脱衣所からは黒姫山が望まれる。

男湯の湯船は梅の花。

こっちの方がいいのに、男女入れ替えはない。

きっと、あの眺めの良い脱衣所は、外からも眺めが良いのだろう。 

妙高山の北地獄谷から引いた源泉は、51.1度のCa・Na・Mg-硫酸塩・ 炭酸水素塩泉。

Ca・Na・Mgはそう多くなく、硫酸イオンと炭酸水素イオンが同量の310mg。
メタケイ酸も240mg含まれる美人になれる湯だ。

どちらも強く主張し過ぎない調和のとれた湯で、多いに気に入った。 

 食事は朝・夕共に地下1階の食堂で。

若女将手作りの料理が並び、サーバーはオーナーの金子さん。

さすがスポーツマン、動きが俊敏で気持ちよい。

煮物はおでん風スペアリブ。

数多く旅館に泊まっているが、スペアリブなんて初めて出た。

イカ、エビがゴロゴロのサラダ。 

 

パイシチュー。

中は熱々のシチューで生クリームをかけていただく。

スポーツマンのオーナー、パワーアップには魚より肉・・・と。

朝食で初めて魚が出た。

どちらかといえば魚より肉の方が好きな我が家にはぴったり。

ふわふわオムレツも。

朝食後、ロビー横のバー(喫茶室)でモーニングコーヒーをいただく。

6歳でモンブランを滑り降りたというオーナー金子裕之さんのの話。

スキーやトレッキング趣味の人となら話が尽きないだろう。

 おいしいコーヒーだった。

多少の不便はある宿だったが、手作り料理の温かさに象徴されるような心なごむ宿だった。


台風18号

2013年09月19日 | 旅-関東・中部

9月15日、台風18号が接近していたが、直撃は避けられそうなので、予約していた赤倉温泉へ。

赤倉温泉は未湯だったので楽しみにしていたが、期待を裏切らない掛け流しの
湯にすっかり満足してチェックアウトしたが・・・。

16日、妙高あたりは朝から凄い雨。

農産物直売所や道の駅で買い物をするにも、豪雨の中、車の乗り降りも一苦労。

この日も宿泊を予定していたが、お目当ての「祭り」がこの天気では開催されるか
どうか分からないので、予約していたホテルをドタキャンさせてもらい帰途に着く。

しかし、北陸道も武生から米原まで通行止めになっていた。

武生インター手前にある3ケ所のSAやPAは、駐車しようとする車が入りきれず
路側帯にまで長い列を作っている。

通行止め解除までSAやPAで待とうという事なんだろうが、待てない大阪人、車列を
横目で見ながら先を急ぐ。

あ~、ここまで。

前の車は武生インターで降りようとする車だが、インター手前から路側帯と1車線は
待機する車で埋め尽くされていた。

武生で下りて越前おろし蕎麦を食べる予定だったので、迷う事なくここで降りる。

「たかせや」さんでおろし蕎麦をいただきながら、名神も通行止めなら、
今日は敦賀で泊まった方がいいとホテルの予約をする。

こんな事なら輪島のホテルをドタキャンするべきではなかったのに・・・。

武生から北国街道とよばれる国道365号線を走るが、これが凄い渋滞。

横を流れる日野川も泥水が濁流になって流れていた。

平行して走る北陸道を見ると車がスイスイ走っている。

16:00に通行止めが解除になった。

はぁ、高速道路上で待っているべきだったか。

ホテルのドタキャン、待たずに高速を降りた・・・どちらも裏目に出て情けない。

まぁいい。

名神も彦根~八日市間は通行止めだから、米原を過ぎても渋滞が続くだろう。

急遽、予約したホテルにチェックインし、駅前で一杯。

鯖のへしこ、初めて食べる。

初めてなら生の方がいいかも・・・と、いう女将さんのすすめで生を。

かなり塩辛く、酒のアテには丁度良い。

ちょっとはまってしまいそうだが、塩分の取り過ぎに要注意。

小ぶりだがいちおう「笹カレイ」。

淡白で上品なお味で、カレイは笹カレイに限ると再認識。

翌日、国道27号線を小浜方面へ。

道路に堆積した土砂が舞い上がる。

きっとこの辺り、水に浸かったんだろう。

何箇所かで復旧作業中の光景を見た。

旅先で高速道路の通行止めに遭うのは初めてだった。

高速道路上で待つべきだったのか?

でも、いつ解除されるか分からないのに待てないなぁ。


夏の東北旅-11 栗駒山荘へ

2013年09月11日 | 宿-東北

 20日、湯瀬ホテルをチェックアウトし、関直右衛門翁が開通に勢力を傾けた国道341号線を通り、
今回は入浴を見送った玉川温泉を横目で見ながら角館から大曲インターを目指す。

春に訪れた時、十文字辺りから大きな独立峰の鳥海山が見え感激した。
今日も見れるかなぁ・・・と、目をこらしたがあいにくの天気で、影も形も見えない。

国道341号線沿いの玉川ダム。

いつもトイレ休憩で寄るが、「トイレだけではもったいない、是非見学を・・・。」と、
書かれた看板を見かけた。

申し訳ないけど所用を済ませただけで後にした。

初めて子安峡の噴泉を見に行く。

かつて、某MLで「ここに浸かりたかった。」と、言わしめたのはこれか。
ヤケド覚悟なら浸かれるかも。

湧き出した温泉は川へ流れ込む。

湧出量乏しい温泉地には羨ましい話だろう。

一方の遊歩道は災害復旧のため通行止めになっていた。

10月には復旧するという。
紅葉時期に再訪必死。

栗駒山荘に近づくにつれ、アチコチにこの看板を見かけた。

無料で汲める湧水にこれだけ道案内の看板がある所は珍しい。

他には誰も汲む人はいない。

何箱か頂いて大阪まで持って帰ろう。

 

今宵の宿は人気の栗駒山荘。

「いいよ!」という声は何人かから聞いていたし、立ち寄りで入浴だけした事もあったが
初めて泊まる。

チェックイン時刻には少し早いので、赤沼に立ち寄った。

10疊の和室。

広いハメ殺しの窓からは今通って来た道が見える。

広縁はあるが、椅子やテーブルはない。

椅子とテーブル、欲しかった。

広い窓だが開かないので、西陽があたり暑いかもしれない・・・と、聞いていたが
あいにくの曇り空、それに扇風機も置かれていたので、暑さは苦にならなかった。

晴天なら暑がりの私は困ったかもしれない。

ウォシュレットのトイレ付き。

シンプルな洗面台の袋の中はドライヤー。

チェックイン時、須川高原温泉の入浴券をもらっていたので、まずは県境を越えて岩手へ。 


夏の東北旅-10 湯瀬ホテルを後に

2013年09月09日 | 旅-東北

花輪ばやしを見て湯瀬ホテルへ戻ったのは23:00頃。
一風呂浴びようと吉祥殿の12階にある風呂へ行ったが、0:00から1時間は清掃中。


 ここにも偉人がおられた。

湯瀬ホテルや玉川温泉の創立者関直右衛門翁

ご子息が描かれた大きな肖像画が廊下に展示してあり、思わず見入った。

自らも頑固な皮膚病に苦しみ、玉川の湯で治癒したのをきっかけに
玉川温泉の経営も始めたという。

湯瀬ホテルの朝食はバイキング。

品数も多く、味も良い。

そして嬉しかったのは、右手前のミズ。

しゃきしゃきした食感、クセがなく一番好きな山菜。

鹿角の道の駅「あんとらあ」でも売られていたので、傷むのが心配だったが
3束ほど買って帰り、自宅でも楽しんだ。

 もっと嬉しかったのは、このぜんまい。

太い!これは国産だわ。

味付けもいい。

う~ん、朝食だけのプランだったが、これじゃきっと夕食もいいだろう。

口コミ評価は普通だけど・・・。

そして宿泊料金もリーズナブル。

秋にも泊まろう!

部屋の備品、風呂場のアメニティ・・・多いに満足しました。

国道341号線の開発に今の価値に換算すると2億円以上の寄付をしたり、
北海道で開墾した土地を農民に解放したという、直右衛門さんの心意気が
今もこのホテルに息づいているように感じて、凄く好感が持てる宿だった。


夏の東北旅-9 花輪ばやし

2013年09月08日 | 旅-東北

 8月19日、今回の旅の目的は、鹿角市で開催される「花輪ばやし」を見る事でした。

神田明神囃子、祇園囃子、それにこの花輪ばやしが「日本三大ばやし」のようです。

祭りは8月16日~8月20日までの5日間ですが、中でも19、20日が一番の見せ場。

春に鹿角の道の駅に立ち寄った際、隣接する「花輪ばやし会館」を見学してちょっと興奮、
この祭りは絶対に行こうと決めていました。

チェックインした湯瀬ホテルからは10キロ程の道のり。

連れは見たくないらしいので、送迎役をお願いした。
はるばる来たのに見ないとはもったいない。

 

賑やかな屋台の引き回しは、夕方から一晩中続くという。

一晩中は無理なので、花輪駅前に集う22:00頃まで祭り見物。

腰抜け屋台といわれている、屋台の前列で太鼓をたたく人は歩きながら太鼓をたたく、。

回転やバックしながら太鼓をたたくのは慣れてないと難しいだろうなぁ。

各町で10基の屋台が「さんさ」という儀式が行われる「お旅所」近くへ集合。

左側に控えているのは、町の境でその町に入ろうとする屋台かな?

町境で両町会の外交とよばれる人が挨拶をして、その町へと進んで行く。

1204年に始まり、現在のような形になったのは江戸末期。

長い歴史の中で所作はきっちり決まっていて、見ていても気持ちがいい。

「さんさ」の会場へ。

「さんさ」っていったい何なんだろう?

手打ち・・・ですね。

各町の役員さんが「さんさ」へと出かけている間、付近で待機する屋台。

次代を担う子供達の囃子コンクールがあるようです。

ず~っとがんばっていました。可愛いです。

そして19日最大の見せ場は、花輪駅前に全屋台が集合し、揃いぶみお囃子の競演です。

翌日、テレビでもその模様が放送されていました。

この後各屋台はそれぞれの町へ戻り、日付が変わる0:00頃「朝詰パレード」や
「枡形行事」が行われ、明け方に町へ戻り、翌日20日にそなえる。

お囃子は全12曲あり、各町によっても少しづつ違うらしいが、初めて見る私には
どれも同じような感じに聞こえる。

2012年は19万人の人出だったとか。

青森のねぶたの動員数とは一桁違うが、豪華絢爛、威勢のいいお囃子・・・好きだなぁ。

地元民から真夜中がいいのに・・・と、言われた。

来年は真夜中まで付き合おうかな?


夏の東北旅-8 湯瀬ホテル

2013年09月06日 | 宿-東北

 8月19日、この日の泊まりは湯瀬ホテル

朝食のみのプランだったので、夕食は「道の駅鹿角あんとらあ」のレストラン
「グルメ味館」でお気に入りの田舎丼を。

春、連れが喜んだ天丼は、山菜の季節だけの限定メニューで今はなかった。

とろろがかかったご飯の上に山菜、とんぶり、しその実、それに蕎麦なめこ。

いやぁ、これ好きです。

いつも高速道路から眺めていた「湯瀬ホテル」へチェックイン。

巨大なホテルで、玄関前にスタッフが待機している所へ観光バスが到着。

団体向きだな。

 ロビーでウェルカムティをセルフでいただく。

背後に広がる庭園は数日前のゲリラ豪雨で損壊。

土砂に埋った池の池浚い中だった。

 米代川渓谷をまたぐ通路橋を渡り、今宵の部屋がある瑞祥殿へ。

下を眺めれば・・・。

左手の建物が瑞祥殿で、一番奥に風呂場がある。

部屋は禁煙フロアーのツイン。

ソファーが味気ないが、これはトリプルに備えてだろう。

残念ながら渓谷には面してなくて、窓からの眺めはイマイチ。 

結構広いです。 

独立したウオシュレットのトイレ、それに非温泉のバス。 

ジャンプー類はポーラ製。

 空の冷蔵庫に電気ポットと充分です。

こちらは瑞祥殿1階にある大浴場「美人の湯」で、清掃時間以外は
15:00~翌日9:00まで入浴可能。

脱衣所も広くてきれい。

片隅にスタンド型の掃除機が置かれ、髪の毛が落ちている床は自分で
お掃除できるので気持ちが良い。

女性用の風呂は、この落ちた髪の毛に困ります。

 湯船も大きい。そして掛け流し。

少しつるつるする浴感で、それ以外の特徴は乏しい。 

洗い場は1ケ所づつ区切られている。

区切られていない洗い場前にもそれぞれシャンプー類が置かれている。

ポーラ製のシャンプー類、洗顔石鹸、メイク落としが各カラン前に置かれている。

団体向けの宿と思っていたし、宿泊料金もリーズナブルなのに、このアメニティの
充実さには嬉しい驚き。

大浴場の外に設けられた露天風呂は小ぶり。

身を乗り出すと渓谷が眺められた。

  • 源泉:湯瀬温泉49号と48-2号
  • アルカリ単純泉 PH=8.9  温度58.4度 湧出量 100L/M
  • 成分総計 628mg/Kg    

 風呂は吉祥殿にもあり、かなり離れているが行ってみた。

しかし清掃中で入れず。

宿題が残ったので10月にも再訪したいと思ってます。


夏の東北旅-7 龍泉洞

2013年09月06日 | 旅-東北

8月19日、宮古の国民休暇村をチェックアウトし、田老の三王岩へ。 

遊歩道の入口は2ケ所あるが、津波の被害で海岸からの遊歩道は立入禁止になっている。

高台にある展望台から眺めるしかできない。

背の高い男岩は50m、左手の女岩は22m、太鼓岩という岩は写っていません。

はるか下方に立入禁止の遊歩道が見える。

BSプレミアムの番組「こころ旅」で、火野正平さんがこの遊歩道の入口で
立ちつくしていた場面が思い出された。


三陸海岸から内陸へ入り龍泉洞を目指す。

日本三大鍾乳洞(他は秋芳洞と龍河洞)の一つ龍泉洞、かねてから行きたいと
思いながらも、なかなか果たせずにいたが、やっと来れた。

洞内に棲むコウモリと共に国の天然記念物に指定(昭和13年)されている龍泉洞。

全長は知られているだけで3600m、そのうちの700mが公開されている。

龍泉洞を流れるミネラルたっぷりの湧水(日本名水100選)が龍泉洞入口で飲める。

龍泉洞の魅力は鍾乳石もさることながら、洞内の地底湖にあるという。

洞内に入りまず現れる「長命の淵」。

ライトに照らされ少々不気味な「月宮殿」は、洞内で一番広いホール。

小船を浮かべて・・・の写真を見たが、照明もしょぼいだろう時に勇気ある人達だこと。

 

ドラゴンブルーとよばれる水の色。

公開されている他にも地底湖は8ケ所有り、第四地底湖は水深120mで、
世界有数の透明度。

幻想的・・・を通り越して、何やら恐ろしい気持ちになった。

ここへ落ちれば・・・。

親切なお知らせ。

足腰に自信はないけど「地底湖展望台」へ行ってみたいので登った。

滑らないよう慎重に登ります。

公開されている洞窟内で一番高い地点「三原峠」。

温度と湿度が表示されている。

湿度がそんなにあるとは思えなかったが・・・。

地底湖の水の美しさや凄い水量にも驚いたが、もっと驚いたのはこの立派な構造物かもしれない。

ステンレス製(多分)の階段、螺旋階段、歩廊・・・狭い鍾乳洞の中を人力で運び
設置したのだろうか?

きっと別の入口もあるのでしょう。

 

地底湖展望台

「長命の泉」

「玉響の滝」 凄い水量です。

 

ぽちゃ~んと落ちる水が波紋を描き・・・。

道路を挟んだ向側に「龍泉新洞科学館」があり、入場券で両方見れる。

こちらは写真撮影禁止だった。

龍泉新洞科学館前に銅像が建っている。

その碑文が↓。

「明治の人」・・・なるほど。

先人の遺徳を偲ぶ(誇る・・・か)文を読み、銅像に一礼して龍泉洞を後にした。


夏の東北旅-6 宮古へ

2013年09月04日 | 旅-東北

8月18日 東鳴子温泉を後にしてR457、R398経由で築館インターへ。

どうも国道47号線のチンタラが嫌で、古川へ出なかった。

東北道水沢インターで下りR397経由大船渡から三陸町へ。

レースのように波打った手摺。

宅地だった場所は一面の原っぱ。

ところどころ土台だけが顔をのぞかせていた。

大船渡に出る少し手前にある「長安寺」という古刹へ寄ってみた。

天台宗から真宗大谷派へと改宗されている。

写真の山門は1798年に竣工したが、ご禁制のケヤキを許可なく使用した事で、
仙台藩主伊達公の工事中止の命令を受けた未完成の門らしい。

階段があり上に上って行く事が出来る楼門だ。

この寺の諸堂は全て気仙大工など匠の技術によるらしい。

本堂にお参りする老夫婦と話す。

津波で何もかもなくされた。

経営していた会社も。

30数年前、思い煩う事があり、ここへ来てお参りしたら悩み事は解決し、それ以来
月に1度ぐらいはお参りされているという。

幸い身内に犠牲者はいなくて、生きていれば明日があると、穏やかに話された。

この先も健やかに・・・と、心で祈りながら別れた。


 今宵の宿は休暇村宮古。

全国にある休暇村だが、宿泊するのは初めてで興味深深。 

和室もあるが私たちはこんな洋室が好き。

広々したツインで、海に面しているが立ち木にさえぎられ海は見えない。

何故かこの部屋の写真しか撮っていなかった。

バイキングの食事も写していない。 

なので、同じような写真をもう1枚。

バス・ウォシュレットのトイレ・電気ポットに空の冷蔵庫・・・必要なモノは全て揃っていて
快適だった・・・と、言いたいところだが暑い。

節電で空調の温度が固定されている。

部屋にはうちわが置かれていたが、これでは・・・。

夜、さぞ寝苦しいだろうと思ったが、疲れていたのかす~っと眠りについた。

夕食後ロビーで姉ケ崎の自然を案内する「ふれあいプログラム」があり、翌朝の
「朝のお散歩会」の予習のような内容だった。

翌朝「朝のお散歩会」に参加(無料)。

休暇村が建つ園地に遊歩道が設けられ、そこを1時間程説明を聞きながら歩いた。

参加者は案外少ない。

ほととぎすがアチコチに咲いていた。

花イカダが実をつけている。

 

笠が開く前のタマゴタケ

ミニトマトのようだった。

羽根が散らばっている。

猛禽類の食事の後らしい。

奥に見えるのが姉ケ崎。

休暇村を取り囲むように遊歩道がめぐらされ、案内板も完備されているので勝手に
歩けるが、やはり説明を聞きながら歩いた方が楽しい。

この「お散歩会」は、翌日で終了してしまい、いつでも開催されている訳ではない。

広大な芝生園地が広がり、休暇村の建物が見えてきた。

戻って朝食をとることに。

初めての休暇村だったが設備は整い、お散歩会を案内してくれたガイドさんは
環境省から派遣された学生さん・・・と、民間では出来ないサービスもあり、
食事や温泉にこだわらなければ快適に泊まれる。

と、いう事でポイントがたまる「Qカード」に入会。


夏の東北旅-5 大沼の食事

2013年09月02日 | 宿-東北

大沼の食事は、夕食は18:00~、朝食は8:00~で、
朝・夕共に食事処で頂いたが、部屋食の部屋もあったようだ。 

部屋はクーラー完備だが、部屋を一歩出ると冷房無しで暑い。

この食事処も結構暑かった。 

 着席と同時ぐらいに温かい料理が運ばれてきたので、ほとんど一気出しに近い。

空いた場所には天ぷらが納まる。 

 素朴な前菜だが、どの野菜も味があっておいしい。

トマトはシロップで軽く煮てあった。

 

大きなナスでお腹がふくれる。 

織部の器に目が・・・。 

さくさく天ぷらおいしい。


 

こちらは朝食。

特別に作ってもらっているという「くるみ豆の納豆」。

平べったい、柔らかい豆でおいしかった。

 

セイロの中で蒸しあがった「ゆりね饅頭」。

 フカヒレ入り・・・?

食事は旅館の一般的なものかもしれないが、野菜も多くどの料理もおいしかった。

大沼には様々なプランがあり、食事も一般的な内容から湯治客向けだろうか?
体に優しい料理も揃っている。

おいしい料理を頂き、これだけ温泉を楽しんで@11000とリーズナブルな料金。

はぁ、満足しました。

 


夏の東北旅-4 大沼の風呂

2013年09月01日 | 宿-東北

大沼の風呂は全部で8箇所。

源泉は宿の独自源泉である赤湯とよばれる純重曹泉(PH6.9)と、
組合源泉の含食塩・芒硝重曹泉(PH=7.7)の2種類。

まず宿から車で2分の大沼庭園の中にある貸切露天風呂「母里の湯」。

チェックイン時に「今、空いてますがいかがですか?」 と言われ、
あわてて浴衣に着替え、再びロビーへ。

宿の車での送迎になる。

JRの踏み切りを渡り、東鳴子会館横にある大沼庭園へ。

脱衣所。

この風呂、チェックイン後に予約し(1度限りみたい)、晩は19:00頃まで、朝は7:00頃~。

おぉ~、この露天風呂を独り占め出きるなんて。

こちらの源泉はPH=7.7の含食塩・芒硝重曹泉。

時節柄アブが時々姿を見せるので、何箇所か蚊取り線香がたかれている。

アブに蚊取り線香が効くんだろうか?

至福のひととき。

30分で迎えの車が来るというが、30分も要らない。

ぶらぶら宿まで歩いて戻りたかったが、写真右手の扉には外から施錠されていて
外へ出る事が出来ない。

お休み処がありこの中で待つんだろうが、中は暑い。

外にいれば、アブや蚊が襲ってくるので、仕方なく中で待つ事に。

きれいにされているお休み処の内部。

ほどなくして次の客を乗せた宿の車が着き、入れ替わりに私たちは宿へ。


 

以下館内の風呂です。

4階に貸切風呂が2箇所。

ちょっとややこしい館内。

階段が分からなくて4階まで行く事ができなかった。

館内の見取り図を見てもピンとこないので、仲居さんに尋ねてやっと到着。

部屋は2階だが、一度1階へ下りて4階まで上がる。

エレベーターはないので、これは大変だ。

「陰の湯」は、赤湯+薬石の湯。

広々した浴室の奥に湯船がある。

こちらはやや狭い「陽の湯」で赤湯+備長炭。

どちらも熱い湯で、加水し湯かきをしてやっと入れた。

窓からは温泉街や陸羽東線の線路が眺められ、時折列車の走る音も聞こえ
なかなかいい雰囲気だ。

1階にある家族風呂も赤湯。

こじんまりした風呂で結構好き。

ちょっと手ごわいせっけんシャンプー。

環境に優しいせっけんのシャンプーやボディシャンプーだが、このシャンプーはいただけない。

泡立ちは良いがすすぐ段階で髪がゴワゴワに。

酸性のリンスを使ってやっと髪が落ち着いた。

後で宿泊した村杉温泉の宿もせっけんシャンプーだったが、こちらはそんなにゴワゴワしなかった。

混浴の薬師千人風呂。

湯は含食塩・芒硝重曹泉(PH=7.7)。

男女別に脱衣所があり、女性用の脱衣所横には女性専用の「天女風呂」がある。

反対側から見ると、奥の扉から先は女性用の脱衣所。

1996年に高橋典子さんが描いた天女が舞っている。

片隅に祀られた薬師様。

目・・・?

浴槽が大きいせいか、ちょっと湯はなまり気味に感じた。

この宿の風呂で私が一番気に入った「天女風呂」。

源泉は宿の敷地内から湧く独自源泉「赤湯」。

細長い浴槽で写真手前と奥、2箇所から湯船へ。

これが宿の看板にあった「婦人名湯」なんだろう。

何度となくこの風呂に入ったがいつも貸切状態。

モール泉の香りがし、少々熱いがびしっとくる湯で、体はすべすべになる。

この他に大正時代に造られ、今もそのままの貸切露天風呂「石割の湯」や、
アロマテラピー+温泉熱の「ふかし風呂」があり、さすが鳴子の宿、温泉は大満足。

風呂はもちろん24時間入浴可能でいずれも源泉掛け流し。

何度風呂に入ったんだろうか?

暑い季節の熱い湯、部屋はクーラー完備だが、湯上りは暑い。

浴衣をもう1枚欲しかった。