大浴場は6階。
各フロアー6室に対してエレベーターは2基あるので、スムーズに上下移動可能。
片側が階段、一方はスロープとバリアフリー対応の廊下を延々と歩いて浴室へ。
館内の絨毯はどこもきれい。
浴室前のお休み処。
マッサージチェアーやフットマッサージ機が置いてあり自由に使える。
浴室にはタオルとバスタオルが用意され、手ぶらで風呂へ。
何度もこの温泉に入って欲しいので、部屋にはバスタオルを置いてない・・・らしいが
部屋の風呂を使う時バスタオルは欲しい。
そういう時はフロントに言えばバスタオルを用意してくれるらしいが、いちいち面倒な話で
部屋へ持ち帰り禁止になっているバスタオルを持って出たくなる。
化粧水、乳液、ヘァリキッド・・・、アメニティは充分とはいえない。
この冷水はおいしかった。
チェックイン時女性用だった「石の湯」。
かなり大きい湯船に源泉が掛け流されている。
湯温は万人向けのややぬるめ。
湯船の底がざらつき、手でなでると白い湯ノ花が動く。
湯ノ花は細かい粒子状なのか、舞い上がるという感じではない。
横には源泉を冷ます湯船があり、それから少しづつ石の湯船へ源泉が入ってくる。
しきり板の足元を見て驚いた。
凄い抽出物で固まっている。
併設された露天風呂。
露天風呂の湯口はこの通り。
朝、女性用になる「木の湯」。
炭酸水素の含有量が多いので、体はつるすべ。
飲泉してみると上品な塩味でえぐみは感じられない。
- 源泉名:行幸源泉
- 泉質:ナトリウム-塩化物泉
- 温度:78.6度 PH=8.4
- 成分総計:11150mg/Kg
- Na=3259 K=158.7 Mg=267.1
- Cl=4726 硫酸イオン=434.8 HCO3=1954
香りは、浴室が広いせいかあまり感じない。
純粋な塩味を感じ、浴感はつるつる、実に素晴らしい源泉の掛け流し。
他に有料の家族風呂や貸切露天、それに部屋に付いた露天風呂も全て掛け流し。
行幸源泉は1300年前から湧き出している古湯で、道後、有馬と並ぶ三銘湯。
斉明天皇、持統、文武天皇、有馬皇子も入ったといわれている。
洗い場は隣とのしきりあり。
シャワー・カランの勢いは凄くよけてストレスがない。
シャンプー類は普通。
洗顔せっけんも「売店で・・・」というモノもなく実にすっきり。
木の湯にも同じような感じの露天風呂が付いている。
風呂はチェックインから24時まで、朝は6:00~9:00までと24時間入れるわけではない。
翌朝、近くの共同湯「崎の湯」へ行く。
宿からは歩いて5分。
風呂を入り終えてから表の注意書きを見ると写真禁止だった。
「崎の湯」の駐車場から眺める夕陽。
17:30の門限に間に合わず、夕陽を眺めながらの入浴はできなかった。