長静館の夕食は18:00、朝食は8:00と、決まっているようです。
まずは中之条のアスパラのムース。
アスパラの香りは感じるが、結構大きくて持て余す。
ボイルしたアスパラの穂先を添えるとか(ありきたり?)、風味をひきたてる何かもう一つあれば・・・。
群馬のニジマスと色とりどりの野菜。
ニジマスが野菜で隠れています。
もう少しアップで・・・。
野菜の数を数え始めたが、ややこしくなり途中でやめてしまったが、30種類はあるのじゃないだろうか?
黄色いソース、かぼちゃかな?と、思ったが、人参らしい。
う~ん、思わずうなる。
野菜が持つ味、香りが壊されていない。
一つつまんで、これは〇〇、じゃぁこのソースで・・・と、楽しい一皿。
パクパク口に運ぶだけで、この楽しみを感じられない人には向かないなぁ。byうちの相方。
他のテーブルにはワインボトル。
我が家は日本酒。
お酒の料金は良心的。
シャルキュトリーという料理。
豚のかしら肉と野菜のテリーヌ。
テリーヌなら分かる。
野菜はキューリは分かったが他のモノは・・・?
コリコリした食感はたまらない。
そして添えられた白菜の旨さ。
白菜を塩もみしただけのようだが、塩加減抜群。
魚料理は、さわらのコンフィレ。
わらびを乗せたさわらは香草に隠れ、ホタルイカが回りを踊る。
お凌ぎは、上州牛リブロースのミニ丼。
もう1枚ぐらい欲しかった上州牛。
添えられたキャベツのおいしい事。
ボイルしたキャベツをレモンとゴマ油で味付けしただけと言われ、それなら自分ちでも出来るが、この味を出せるだろうか?
温製パテはマッシュポテトの上に乗っていた。
割ってみると、中にはぎっしりとお肉が。
下に添えられたマッシュポテトが肉を引き立てる。
ご飯は出ないで食事はにゅう麺。
すまし仕立てで、甘い梅干し、三つ葉、名荷でさっぱりといただく。
甘酒で作った氷菓子は、生姜が効いている。
いちごたっぷりのブラマンジェ。
はぁ~、こんなにわくわくしながら食べる宿の夕食は久しぶり。
ただ、料理の間が空くのには、少々困った。
1日に10人までしか予約を受け付けないのも納得できる。
食事は朝・夕共に1階の食事処でいただく。
畳の間にテーブル席。
中央の竹のオブジェは、山に登る時の杖に見えてなんだか落ち着かない。
スリッパは部屋毎に色が違うので間違える事はなく、いいアイデアだと思う。
朝食のテーブルです。
厚い切り身の鮭、ちりめん山椒、青菜のおしたし、大根の煮物かつをまぶし・・・。
蓋物の中には野菜と生麩の煮物。卵焼きには納豆が。私はおいしく頂いたが、シンプルな料理好みの相方は別々に食べたいと不評。
舞茸と豚肉の煮込み。薄くスライスされた肉はおいしかった。
大きな椀の味噌汁にはウドがたっぷり入っていた。
お茶、冷水、コーヒーが用意されていたが、牛乳はなかった。
コーヒーには紙コップ。
常連さんと思しき人は、部屋へテイクアウトしているようで、コーヒー好きの私、2杯目を頂き部屋へ。
一品、一品、丁寧に作られているのが食べる方にもよく伝わってくる上質な料理だった。