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ウルビーノのヴィーナスと常設展  国立西洋美術館

2008-04-07 | ア-トな話し
この展覧会、あまり混んでませんでした。
専門家の話では、今年一番とのことです。
私的には、フェルメール、モディリアーニの次かなと思いますが。
ヴィーナスというものに少し腰が引けるのでしょうか?
裸婦の絵画や彫刻ばかりでは、どうも..という人も居てるのでしょう。

まあ、上野は桜が満開というせいもあるのでしょうが。

今回の展覧会の目玉の作品。ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」

ティツィアーノが、この絵を描いた人。
ウルビーノというのは、この絵の注文者ウルビーノ公。ウフィツィ美術館所蔵です。

素晴らしい絵です。
500年近く前に描かれた絵とは思えない、新鮮さ。
絵のそれぞれの部品に寓意があるようですが、そんなことは、どうでも良くて感動します。官能的ですよね。
モデルは高級娼婦と言われていますが、なんとなく納得。
後の作品がかすんでしまうというか、どうでもいいというか。
なんかレベルが違うように思います。

そんな中、あえて、もう一つと言えば、この作品です。



ラファエツロ.ヴァンニ
キューピッドを鎮める「賢明」

「ウルビーノのヴィーナス」と違い、こちらは「母親顔」です。

もうひとつ感動が少なかったせいもあり、常設展示に足を運びました。
なかなかのものです。もっと有名な所蔵品もあるのですが、今回は展示されてませんでした。

なかでも最高はこれです。


カルロ.ドルチ 悲しみの聖母(聖母として描かれた画家の妻テレーザ.ブケレッリ)
まさに聖母の雰囲気、足が停まってしまいます。

こんな作品もあります。


ジョルジュ.ド.ラ.トゥール 聖トマス
さすがラ.トゥールという作品です。

最後に


マリー=ガブリエル.カベ 自画像(デッサンをする画家)

「自画像」というのがすごいと思いました。普通自画像というのに美男美女はないと思うのだが、これは美女です。

この常設展、結構女性の肖像画が多い。あなた好みの女性が見つかるかもです。


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コメント
 
 
 
Unknown (kokumi)
2008-04-08 14:57:11
こんにちは~

「ウルビーノのヴィーナス」NHK日曜日術館で見ました。
ベニスに行った時に、初めてティツィアーノやイタリア絵画を知りました。
教会の中にある宗教画のすごい迫力にただただ立ちつくし見入ったのを思い出しました。
「ウルビーノのヴィーナス」も息も出来ずに見入ってしまいそうです^^;)


東京まで行かれたのですね。
すごいです。^^)
 
 
 
kokumiさんありがとうございます (kazu_san)
2008-04-08 21:13:16
ティツィアーノて舌を噛みそうな名前ですね。500年前の作品ですよ。すごいですね。
この展覧会も残念ながら大阪には来ませんね。
「教会の中にある宗教画」これこそ本物ですね。迫力が違いますものね。
 
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