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粉河寺で秘仏「千手観音」開帳

2008-10-05 | 街角の話し
今年は西国巡礼中興の祖、花山法皇の1000年御遠忌にあたることから、西国三十三所観音巡礼の各寺院が本尊などを公開する結縁御開帳を行っている。

結縁御開帳は勝尾寺が9/28から開始し、平成22年5月31日まで続くロングランであるが、個別の寺の日程を見ると、ゆっくりはしていられない。

西国三十三所観音巡礼の基本的な知識や結縁御開帳は、小生のHPをご参考に。

西国三十三所観音巡礼の第3番札所の粉河寺では10/1から始まった。

ここは、期間中に1回だけ、それも10/1~10/31の、わずか1ケ月のみである。

急がねばならない(笑)

写真は、西国三十三所札所会発行の2ページのパンフレット。お寺に置いてあります。


今回、各寺の本尊.秘仏を公開するところが多い。

残念ながら、粉河寺の本尊、千手千眼観音菩薩は絶対秘仏で公開されたことがない。
本堂の内々陣(仏像を安置する場)の真下に埋められている。素焼きの入れ物に収められて。大きさは一寸八分(約5.4センチ)。誰も見たことがない。

秘仏に代わる本堂の御前立(おまえだち)の像でさえ、粉河寺では寺の関係者しか拝めない。
売店のおばさんも見たことがないと言ってました。

本堂の西隣の千手堂にある千手千眼観世音菩薩像は本堂の御前立に似た木彫像だと言われていた。
今回、これが特別に開帳されるという。217年振りの開帳になる。



千手堂

祭壇には歴代の紀州藩主とその縁の人々の位牌が祀られている。

日頃は中に入れないが、今日は300円払えば入れる。

中央の祭壇に、千手千眼観世音菩薩像が鎮座している。

祭壇の立派さに唖然とします。そして1m位の高さの燦然と輝く千手千眼観世音菩薩像。小さいのに、それぞれの手の細部も見事です。
天井画も色鮮やか。
位牌が並んでいるのだろうが、両脇の祭壇は閉じられていました。

写真撮影禁止なので画像はありません。
粉河寺のHPで今は公開してます。仏像の細部は分かりませんが祭壇の豪華さは分かります。


『カラー御影(おみえ)』

西国札所寺院で一斉に開始した『カラー御影』。
サイズは 縦13cm×横8cm、冥加料は200円です。

粉河寺の御影は、中心に本尊の千手千眼観世音菩薩、右下に童男行者、左下に開祖の大伴孔子古(おおとものくじこ)。

このカラー御影をファイルする「御影帳」も2100円で売っていましたが、「う~ん?」という感じでした。
ここの朱印帳(小さい方)は、なかなか華麗です。手毬デザインの分を買いました。

粉河寺の往訪記は、こちら
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