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源氏絵 麗しき桃山の美 和泉市久保惣記念美術館

2008-01-28 | ア-トな話し
1/27まで開催の展覧会に行って来ました

和泉市久保惣記念美術館の前回往訪記

今年は源氏物語の年ということで、まずは近くの美術館へ。
「源氏絵」というのは、源氏物語を絵画化したもの。
今回展示品は、「源氏物語手鑑(てかがみ)」 土佐光吉

徳川時代の大名.石川忠総の依頼により、18人の公家が詞を書き、絵を土佐派の土佐光吉が描いた物。全80点の中から約50点が展示されている。

詞は料紙に書かれているが、料紙そのものは、一つ一つ異なる装飾がなされ派手やか。そして書いてある字も美しい。
読めないけれど(笑)
絵の方は、金や銀が数多く使われ、まさに桃山時代の華麗さが伝わる。
1612年完成だが、何の色落ちもしていない。

残念ながら、源氏物語の知識が薄いので、ただただ、華麗という以外の感想が難しい。
巻頭の絵は、玉蔓(たまかずら)二。
玉鬘は、夕顔と頭中将(内大臣)の娘。美しく成人して光源氏の養女となる。
作中もっとも美人と言われているが、平安時代の美人の基準は、美しく長い髪であることなのだ。この絵は、年の暮れ、源氏が紫の上とともに、女性らに贈る正月の晴れ着選びをしているところ。

今年は源氏物語の勉強の年ですね。
料紙の写真です。同じ巻だが、絵の文書のものではない。

素晴らしいでしょう。



本日は初釜が開催されていたようで、ご婦人方が多い。
新春にあわせて、当館の国宝の一つである、「青磁鳳凰耳花生 銘万声(京都・毘沙門堂門跡伝来)」も展示されていた。
青磁の素晴らしい色合いの花生である。
館内に生けてある花も、それぞれに素晴らしい。着物姿のご婦人と共に新年の雰囲気が十分出ていました。



館内の生花の写真。瓦をうまく使っている。


西洋画のコーナーでは、所蔵品である
ルノワール「花飾りの女」
モネ「睡蓮」
ルオー「女ピエロ」等が展示していました。

そしてお庭には、ピラカンサの赤い実が。



何とも贅沢な一時です。
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