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和泉市 久保惣記念美術館

2007-05-03 | ア-トな話し
大阪府和泉市で、明治以来綿織物業を営んできた久保惣株式会社が昭和57年に、美術品、建物、敷地、基金を和泉市に寄贈した美術館である。平成9年には新館を建設して、寄贈。本館、新館、日本庭園、茶室と充実した設備を備える。現在の収蔵品は総数約5,800点である。

写真は新館の入り口で、ラクウシヨウ(スギ科)等の木々が白壁に良く映える。



入館して庭に出ると、日本庭園。新館-本館-茶室といろんな庭園が続く。



これは クロチク。



これが茶室への橋。下を流れるのは松尾川。
小さいながらも二級河川である、つまり川の向こうも敷地という雄大さ。



茶室の玄関。
ここの上り框(あがりかまち)は、竹で作られている。
腰掛けて靴を脱ぐと、竹と竹がこすれて音がする。壊れないかと心配するが、来客があった時に分かるように音が鳴る工夫がされているとのこと。
無粋な呼び鈴はないということです。
なお、この茶室は常時公開されていません。(一部は非公開)
土日祝日を中心に、午前1時間、午後1時間のみ見学出来ます。詳細はHPで確認してください。
表千家の不審庵、残月亭を写して建てた茶室で国の登録有形文化財です。
茶室のイメージを覆すような規模です、約10室が廊下でつながっています。



茶室の一部



茶室からお庭。手入れの良く行き届いた庭です。





今回のお目当ての作品

「枯木鳴鵙図」(こぼくめいげきず) 宮本武蔵の作品 重要文化財。
本館の一番奥に展示されていました。

一本の枯れ木にとまっている鵙(もず)。
枯れ木は剣のように空を切っている、枯れ木の途中にあるのは芋虫。
今まさにもずは、その芋虫を狙っている。生と死。
多分一気に書き上げただろうと思われるこの絵には緊張感が溢れている。
掛け軸の図柄として多く使われているが、そこに禅の思想を感じさせるからだろう。
現在、特別展「名品に出会う」が4/27~5/27まで開催されている。この作品のみ期間中5/2~5/27までの展示。以降本年度は展示予定がないので、今をはずすと来年まで見られません。

この作品は、ずっと以前にも見たのですが、先日読んだ「ハンニバル.ライジング」の挿絵に、この絵が使われていましたので、急に会いたくなりました。
作者のトマス・ハリスも、この絵に魅力を感じたのでしょうね。
研ぎ澄まされた緊張感という意味で、ハンニバルに通じるところがあるのかもです。

新館では、喫茶コーナーがあります。コーヒー一杯100円です。
コーヒーは入れて呉れますが、持ち運びはセルフサービスです。
鑑賞の後にはピッタリです。


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