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第65回 正倉院展  奈良国立博物館

2013-10-28 | ア-トな話し
過去の展覧会です。
第64回 正倉院展
第63回 正倉院展
第62回 正倉院展
第60回 正倉院展
第57回 正倉院展

今回が6回目です

 出陳内容は、23年ぶり二度目の出陳となる漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)をはじめとする仏具の優品、聖武天皇ご遺愛の平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)と屏風がまとまって出陳されるのが注目されます。このほか、宮中の年中行事にかかわる道具、奈良朝の人々の暮らしを伝える文書などが出陳されます。

出陳品 66件(北倉11件、中倉26件、南倉26件、聖語蔵3件)、うち初出陳16件

平成25年10月26日(土)~11月11日(月) 全17日

さすがに近鉄奈良駅から会場まで人が一杯、平日なのにね・・会場では入場まで30分待ちでした。まあ、ましか・・という感じでした。並んでいたご年配のおばさんがぼやいていました。「昔は並ぶところにテントなんかなかったよ・・・すぐに入れたのに・・」
それは、大分昔です。最近はよく混んでいますよ・・もちろん言ってません(笑)。




漆金薄絵盤 [うるしきんぱくえのばん]

仏像の蓮華座(れんげざ)のような形をした木工品。岩形の基座の上に華麗な蓮弁(れんべん)を葺(ふ)き、盆状に作った蓮肉(れんにく)をのせている。蓮弁は黒漆(くろうるし)を塗り、外側は金箔を押し、唐花文(からはなもん)や迦陵頻伽(かりょうびんが)、花喰鳥(はなくいどり)、鳳凰、鴛鴦(おしどり)、獅子などを彩絵している。岩座の裏面に「香印坐」という墨書があり、仏前に供える香具の台座であった。

今年の一番人気。会場では一番前で見たい人は別列です。人で一杯。豪華な配色に圧倒されます。




平螺鈿背円鏡 [へいらでんはいのえんきょう]
(螺鈿飾りの鏡) 

聖武天皇(しょうむてんのう)のご遺愛の品で、螺鈿(らでん)や琥珀(こはく)で背面を飾った美しい鏡。
鏡背文様は、大きな唐花文(からはなもん)に4羽の鳥がとまり、まわりに小さな花と葉がリース状にめぐる図柄が4組配列されている。赤く見える部分は琥珀、白く光る螺鈿はヤコウガイを用い、地にはトルコ石やラピスラズリの砕片が敷き詰められている。




鹿草木夾纈屏風 [しかくさききょうけちのびょうぶ]
(板締め染めの屏風) 

こちらも聖武天皇が身近に置かれていた屏風の一つ。
国産の絁(あしぎぬ)製の裂地(きれじ)に、緑・茶・淡茶・藍などの諸色を用いて、樹下に花を喰(は)むような雄鹿の図柄を染め出している。夾纈(きょうけち)とは、文様(もんよう)を彫った2枚の板の間に折った布を挟み、きつく締めつけて染め上げる、いわゆる板締染(いたじめぞめ)のこと。文様が布の折り目から対称に展開するのが特徴である。



 檜和琴 [ひのきのわごん] (やまとごと) 

和琴(わごん)はわが国固有の楽器で、5本もしくは6本の絃(げん)を張る。上面の表面に金銀泥(きんぎんでい)で樹木や鹿、尾長鳥(おながどり)、麒麟(きりん)などを描く。龍頭(りゅうとう)(上面の細い方)はさらに花形に切ったシタンを貼り、花卉文(かきもん)を螺鈿(らでん)で表している。槽の長側面には山野に遊ぶ動物や鳥を描いた「玳瑁絵(たいまいえ)」の板が貼られていた(現在は全てはがれ別保存されている。今回は5枚を出陳)。




 投壺 [とうこ]

(投げ矢の壺) 銅製、鍍金(ときん)の壺。下膨れの胴、両耳を付けた長い頸(くび)が特徴的。外面に線刻で唐草文や花、鳥、瑞雲、獅子などの様々な文様(もんよう)を表している。
投壺(とうこ)は古代中国において宴席の余興として行われたゲームで、離れた場所から壺に向かって矢を投げ入れ、その優劣を競ったという。
投壺に用いられた投壺矢(とうこのや)も一緒に出陳されている。


会場の外の読売新聞のブースでは模造した品で実演出来ます。




本日のランチは「正倉院記念薬膳弁当」にしました。

2010年の第62回正倉院展以来です



中国料理 桃谷樓の弁当です 1200円 
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