goo

フェルメール展   大阪市立美術館

2019-03-27 | ア-トな話し
フェルメール展大阪 2019年2月16日~5月12日
2019/03/26 来場者20万人到達!

17世紀のオランダ絵画の黄金期を代表する画家、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)は現存する作品が35点ともいわれ、その希少性と神秘的な魅力から世界屈指の人気を誇っています。

西日本 過去最大規模の6作品が集結
平成12年に当館で開催した「フェルメールとその時代展」は、日本初のフェルメール展として約3か月間で60万人が来場し、フェルメールブームを本格化させるきっかけとなりました。今回は日本初公開となる「取り持ち女」や、大阪展でのみ展示される「恋文」など、前回の5点を上回る6作品が展示された。

小生のホームページは ここ
現在35点中19点観ました

ミステリアスな緊張感をたたえた静謐な空間、光の粒子までをも捉えた独特な質感を特徴とし、「光の魔術師」と称されることもあるフェルメール。
世界屈指の人気を誇りますが、熱狂ぶりが始まったのは、実は近年になってのこと。作品点数が少ないことから、美術ファンの間でも、ルーベンスやレンブラントほどには知られていませんでした。世界的なブームは、1995-96年に米国ワシントンとオランダのデン・ハーグで開かれた「フェルメール展」に端を発します。現存する作品の6割近い20点以上もの作品が一堂に会する初の試みに注目が集まり、2会場ではそれぞれ長蛇の列ができ、フェルメール人気が一気に広まりました。

世界的ブームを追い風に、2000年、日本で初のフェルメール展が大阪で開かれました。大阪市立美術館での「フェルメールとその時代」展は、約3ヶ月の会期で60万人もの動員を果たしました。日本でもようやくフェルメール・ブームが本格化し、その後、フェルメールを目玉とするコレクション展が相次いで開催されました。東京で最大数の観客を動員したのは、2008年に東京都美術館で開かれた「フェルメール展」。当時史上最多となる7点もの作品を集め、93万人の来場者を記録しました。


本日は開館直後は列ができたようですが、その後は間断なく人がくるという感じ、混み合う一歩手前でした




取り持ち女
初期作の1つである本作は、それまで宗教画、物語画に取り組んでいたフェルメールがはじめて描いた風俗画である。当時、キリストが説いた譬え話「放蕩息子」を発端に、娼家を舞台にした絵が数多く制作され、フェルメールもそうした時流の中でこの絵を描いた。女性は今まさにお客から金貨を受け取るところである。彼女を明るく照らす光、表情や手の動きなど、後にフェルメールが確立する表現の萌芽がすでに散見される。現存作品の3点にのみに年記が残るが、本作の右下には画家のサインと共に制作年も記されている。
日本初公開。 小生 初見

1656年 油彩・カンヴァス | 143×130cm | ドレスデン国立古典絵画館



手紙を書く女

17世紀のオランダでは郵便制度の発達に伴い手紙でのやり取りが盛んに行われた。フェルメールも手紙をテーマに6点の作品を描いている。毛皮付きの黄色い上着姿の女性は、机に向かい羽ペンを走らせている真っ最中である。ふと筆を休めた彼女は、絵の前に立つ我々を見つめるかのようにこちらに顔を向ける。穏やかな光の中で優しく微笑む女性。耳元の真珠のイヤリングに光の粒が輝く。当時、人々が憧れ、親しんだ手紙をめぐる情景を、フェルメールは美しい女性像を通じて描き出している。

1665年頃 油彩・カンヴァス | 45×39.9cm | ワシントン・ナショナル・ギャラリー
小生初見



恋文

【大阪展のみ】

後期作のひとつである本作は、部屋の手前からまるで中を覗き込むように描かれている。 明るい室内でリュートを膝に乗せ、手紙を受け取る女主人。 絵の中には、彼女が「恋」にうつつを抜かしていることを暗示する楽器や放り出されたスリッパ、箒など、寓意的なモチーフがちりばめられている。 訳ありげな表情を浮かべる女主人に、お手伝いの女性はいたずらっぽく微笑み、どこか親しげな雰囲気がただよう。 練り込まれた構図と物語性の高さが際立つ本作は、1971年、盗難の憂き目に遭うが13日後に発見され美術館に戻された。

1669 - 1670年頃 油彩・カンヴァス | 44×38.5cm | アムステルダム国立美術館

小生は3回目
2000/6  愛知県美術館
2005/12 兵庫県立美術館



手紙を書く婦人と召使い

幻想のような現実を描き出すことにおいて、フェルメール作品は、他に類を見ない芸術的なレベルに到達した。描かれる人物はしばしば寡黙で動きが少なく、絵画に厳粛でミステリアスな雰囲気をもたらしている。この絵画はフェルメール後期の最も独創的な作品のひとつ。召使いの女性が窓の外を眺めている間に女主人が手紙を書いている。床には、この時代のやりとりで使われたであろう赤い封印、スティック状のシーリングワックス(封蝋)などが落ちている。

1670 - 1671年頃 油彩・カンヴァス | 71.1×60.5cm | アイルランド・ナショナル・ギャラリー

小生は2回目

2008/8 東京都美術館



マルタとマリアの家のキリスト


 現存するフェルメール作品の中で、最も大きく、最初期作のひとつ。画中ではキリストが、家事を心配するマルタをよそに、座ってキリストの教えを聞こうとするマリアを讃えている。光と影の戯れ、人物の特徴づけ、幅広で厚く絵の具をのせた筆さばきは、カラヴァッジオの影響下にあったユトレヒト派の画家からインスピレーションを受けたと考えられる。フェルメールにはめずらしい大きなサイズや主題から、特別な依頼を受けて制作されたものと推測される。

1654 - 1655年頃 油彩・カンヴァス | 158.5×141.5cm | スコットランド・ナショナル・ギャラリー


小生は2回目

2008/8 東京都美術館



リュートを調弦する女


薄暗い室内に一人腰掛ける女性はリュートを抱え、弦をかき鳴らす。左手でペグをつまみ、音階を整えている。遠く窓の方に視線を向ける様子は見る者の想像力をかき立てる。窓越しに何かを見つめているのか、それとも耳を澄まし、音を追うことに注力しているのか。机の上には楽譜らしきものが重なるように置かれ、壁には、ときに絵の中で、愛する人が遠い彼方にいることを示唆する地図が描き込まれている。

1662 - 1663年頃 油彩・カンヴァス | 51.4×45.7cm | メトロポリタン美術館

小生は3回目

2000/5 大阪市立美術館
2008/8 東京都美術館

以上フェルメールの作品





マルクマールの聖ラウレンス教会
ビーテル・サーンレダム



人の居る裏庭
ピーテル・デ・ホーホ


館内記念写真



ショップのガチャガチャ 缶バツジ


カタログ 今回はケース入り



外は もう春です ユキヤナギは満開 桜はまもなく咲きそう



東京展概要
2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)
※会期中、一部作品の展示替えがございます。「赤い帽子の娘」10/5(金)〜12/20(木)、「取り持ち女」1/9(水)〜2/3(日)
上野の森美術館 日時指定入場制

テレビ
2019.2.14 関西テレビ 報道ライナー
 今回音声ガイド担当の石原さとみさんが出演。



2018.11.2関西テレビ 史上初!10点の絵画が日本上陸 世紀の天才・フェルメールの罠~世界から狙わ…
史上初!10点の名画が上陸!「フェルメール展」盗難、贋作、アートテロ…名画に秘めた様々な謎と秘密を吉田鋼太郎&優香が追跡!石原さとみが愛した1枚とは?

2018.11.11 NHK Eテレ 日曜美術館「ようこそ フェルメール部屋(ルーム)へ」[字]
史上最高!フェルメールの作品9点が来日。あの名画もこの名画も!“夢のフェルメール部屋”で謎と魅力に大接近。福岡伸一、平野啓一郎、篠原ともえ、イッセー尾形、ほか
2018.11.13 BS日テレ ぶらぶら美術・博物館▽絶対見たい!空前絶後の「フェルメール展」世界中の名画集結!
今年一番の注目、フェルメール展へ!名画8点が並ぶ圧巻の「フェルメールルーム」で単眼鏡片手に1枚ずつ徹底鑑賞!絵画保存修復の第一人者・岩井希久子さんによる解説も。

2018.12.1 美の巨人たち フェルメール『ワイングラス』光の魔術師が仕掛けた恋のからくり
市井の人々を描き続けたフェルメール日本初公開作品!ワインをめぐる男と女の恋の駆け引き。立体化してわかった意外な仕掛け!天才的な意図に迫る!

2018.12.8 美の巨人たち フェルメール『手紙を書く婦人と召使い』手紙をめぐるミステリー
一心不乱に手紙を書く婦人、傍らには含み笑いの召使い…美しい光の中で巻き起こっていた喜怒哀楽のドラマ!画家が好んで描いたテーマ“手紙”に潜むミステリーに迫る。
goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )