随分とご無沙汰をしてしまった。確かに夏はとても忙しくて、ゆっくりものを考える時間もなかったのだけれど、こうやってかけないでいるのは、別に理由があるようだ。それはなにか。きっと、どこかで書くことが怖くなってしまっただろう。わたしの住んでいる場所は、イノセントなところである。わたしはこの田舎で温かく育まれてきたのだろう。わたしはいくつもの「検索」を繰り返し、この国の中にわたしの知らなかった過去や場所や人々やがあることを知り、自分の無知とこの地の無垢なることを知った。そんなわたしが何かを考え語ることに意味があるのか、私にどれだけのことが書けるのかと思ってしまったというのも、ちょっとした本心ではある。たくさんの裏や表の情報の中で、ね。
そんな私の最近は、こっそりネットオークションなんかをして、美術館のチケットを落札している。
日曜の昨日は、名古屋池下の「古川美術館」に出かけた。日本ヘラルドを作り上げた古川為三郎翁の住まいと茶室に、翁が蒐集した松園やらが飾ってある。現代作家のガラス展も開かれていた。地下鉄池下駅からほんの数分のところにある「静か」
すぐ隣には、最近テレビでよく見る吉川社長のよし川ビレッジがある。
住宅街の、奥の、高台へと登る木々の中の、103の天寿を全うした翁の静かなすまい。
実は、ここを訪ねる前、以前から気になっていた中村大門界隈を通ってみた。ここは中村遊郭のあった場所である。2階に手すりのある窓を持ついくつかの楼。ガラスの美人画を掲げる家もある。しかし疎らに残る楼は皆、日曜の昼の中にとろとろ眠っているようだった。とうの昔に置き去られ、少しずつ崩れ落ちながら眠っている。デイサービスの施設となったものもある。紅殻の壁を持つ「稲本」は料亭となり、門の奥の深い庭の前で、中年のご婦人が昼の食事の算段をしていた。
時の流れの中で、暗い物は白く明るい物に、湿ったものはハラハラと乾いた物に姿を変えることもあるのだ。また、清潔な白い物が薄汚れたものに、ぱりぱりと乾いた物がぬるぬると湿気ってしまうこともある。
今回は車でまわっただけだったけれど、近いうちに車を止め、歩いてみようか。
来週は京都。勢いで落札してしまったルーブル美術館展を見に行く。せっかくなので、少し歩いて「細見美術館」にいってみようかとも思う。
なんて思って「検索」していたら、五条歌舞練場なんてのがヒットしちゃった。
そんな私の最近は、こっそりネットオークションなんかをして、美術館のチケットを落札している。
日曜の昨日は、名古屋池下の「古川美術館」に出かけた。日本ヘラルドを作り上げた古川為三郎翁の住まいと茶室に、翁が蒐集した松園やらが飾ってある。現代作家のガラス展も開かれていた。地下鉄池下駅からほんの数分のところにある「静か」
すぐ隣には、最近テレビでよく見る吉川社長のよし川ビレッジがある。
住宅街の、奥の、高台へと登る木々の中の、103の天寿を全うした翁の静かなすまい。
実は、ここを訪ねる前、以前から気になっていた中村大門界隈を通ってみた。ここは中村遊郭のあった場所である。2階に手すりのある窓を持ついくつかの楼。ガラスの美人画を掲げる家もある。しかし疎らに残る楼は皆、日曜の昼の中にとろとろ眠っているようだった。とうの昔に置き去られ、少しずつ崩れ落ちながら眠っている。デイサービスの施設となったものもある。紅殻の壁を持つ「稲本」は料亭となり、門の奥の深い庭の前で、中年のご婦人が昼の食事の算段をしていた。
時の流れの中で、暗い物は白く明るい物に、湿ったものはハラハラと乾いた物に姿を変えることもあるのだ。また、清潔な白い物が薄汚れたものに、ぱりぱりと乾いた物がぬるぬると湿気ってしまうこともある。
今回は車でまわっただけだったけれど、近いうちに車を止め、歩いてみようか。
来週は京都。勢いで落札してしまったルーブル美術館展を見に行く。せっかくなので、少し歩いて「細見美術館」にいってみようかとも思う。
なんて思って「検索」していたら、五条歌舞練場なんてのがヒットしちゃった。
内容と関係ないコメントですみません。
また、来ます。link をたどって、
うさと world に近づきたいと思っています。
古川美術館、魅力的ですね。
私も行ってみよう、と思いました。
中村遊郭では、どうしてもエロティックな空想をしてしまう私でした。色もの、艶ものの裏にあるカサカサと乾いたものにも興味があります。
またの投稿、楽しみにしています。
お久しぶりです。ご無沙汰していました。
すぐにやってきてくださって、コメントも下さって感激です。
うさとワールドはちょっと苦いよ。いかが?
よくおいでくださいました。覚えてくださっていてありがとう。
イケナイ場所だった中村遊郭。時がたつと残っているのは崩れていく建物なんですね。往時のどろどろしたものはカサカサと乾いていました。
最近は古い洋館も気になります。
どちらも、mananaさんのご専門ですね。古い建物はお好きですか?
当初インドのベンガル地方から輸入されたことから付けられた名前「ベンガラ」は私の大好きな色です。ログハウスなどの木の保護塗料として柿渋に溶いて塗ったりします。無害なため蒟蒻や豆腐にもよく使われますね。
昨日今日と台風の最中独り自然の真っ只中にいました。
網のようなガラスと、足があるコップ。
お品書きを見ても、なにが、いただけるのかわからない、お食事。
いかが?といわれたので、コメントしますが。
コメントするのも、はずかしぃ。
そうです。赤茶けた酸化第二鉄のいろです。
この色は、疫病とか虫に強そうですよね。
色と成分で悪しきものをはね除けている色。
だのにちょっと、いけない感じがするのは不思議ですよね。
わたしは小さい頃から、酒のつまみ系が好きだったので、ついつい、こういう場所が気になります。
よしかわビレッジは、日本料理とイタリアンとフレンチでした。隠れ家的。オープンテラスのお食事、bubeさんも気に入りそうでしたよ。
ミュゼダールモデルム印象派美術館が私のお気に入りのギャラリーでした。