まずいぜ。
張芸謀の開会式、勝負は見えている。
そうして私は、国を愛するということを考えている。
始まったな、開会式。
私たちは自国を愛して、開会式にプレゼンテーションできたのか。私たちは国を愛しているのか。国を愛すとは何か。本当に祖国を愛すとは何か。
直角の行進なんかでもなく、高揚感あふれる楽曲の中の国旗掲揚なんかではもちろんなく、国と国土と故郷を愛すとは何かを今、考えている。あの夏の開会式にそれがなかったのは言わずもがなであるが、では、国を愛すとは、どういうことか。
統制されぬこの国のまま、国を愛すことを示さねばならなかったのに、な。