京都大学での集中講義は、さくさく進み、ほぼシラバス通りに行けている。K先生からは、自由になさっていいですよと言われたが、まあ、シラバスからあんまり逸脱するのも、問題であろう。しかしかかし、さすが京大の学生さんはレベルが高く、反応はおとなしいけれども、話の内容はよく理解していただけているようである。
さはいえど、午前中に2コマ、午後に2コマのペースは、日に90分×4講、強行すれば1日5コマも可能だけれども、この歳になると限界、受講する側もしんどかろう。昨日は前研究科長、小中高の先輩H教授にお昼をご馳走になったが、今日は自腹で、
正門受付裏で「早朝カレー」なるメニューを選んだ。カレーの中に、ビフテキ?が鎮座している。これにアイスコーヒーを頼んで、1000円札でおつりが来た。
レジで
「総長カレー」のレトルトを売っていたから、これを先般、勤務先の総長選挙で当選したT教授にプレゼントしようかなと、ふと思いついた。本命と目されていた候補者を破り当選したT教授だが、選挙期間中、1回だけ支援の集会?に参加、ユンケルを差し上げただけで、ご当選のお祝いは申し上げていなかった。明日、レトルトを1つ、購入して帰るかな。本命候補には何度か煮え湯を飲まされ、いやだったいっぽう、T教授には箇所長に任命していただいたこともあって、何となく恩義?を感じ票を投じたのだったが、おいらは基本、紅旗征戎非吾事。まあ、シャレにはなるわいの。
16:00過ぎに講義を終え、ちょっと寺町通りを物色したくて、タクシーを飛ばした。千五百番歌合の両面書写の断簡が売れていたので、連続する部分をより分けて、2丁4面分だけ頂戴した。ご老体が値引きをしてくださったので、1面宛875円。京都では決して値切らない主義なのだが、先方が勝手に値引いてくださる。ありがたいことである。京都市役所前までぶらぶら歩き、途中、小皿を1枚買う。
荊妻が、大阪の大学図書館での調査から、18:00に戻ってきた。またぞろ昼飯を食いそびれたというので、近くの
「マルシン飯店」へ行く。これで京都の晩飯は、中華3連荘である。
1日4コマしゃべり続けると、ちょっと遠出をする気にならない。さて、明日はどこで飯を食うか?