移動の電車の中で読むのに好適ならむと、秋山徳蔵『味の散歩』(中公文庫)を買ったが、なかなか滋味深い文章である。まあ、ちと古いのは仕方がないが。
18:00に東京メトロ神楽坂駅の矢来口でマンゴー大学のN氏と待ち合わせ、牛込中央通りをどんどん進んで、「志ま平」へ。夜だけの営業になってから初めての訪問となり、ほんとうに久しぶりである。大将、脚を骨折されたよしにて、お労しいことであった。
2017年のおうた文学会地方大会を、マンゴー大学の肝煎りで開いていただくことになっている。おうた文学会あれこれ問題対策委員会の、私は委員長様なのだが、要するに将来の大会会場校と、事務局担当校を斡旋、交渉するのがお仕事なのである。ご当地は若山牧水ゆかりだから、そうした筋でイヴェントができるといいね・・・という方向になった。
「志ま平」のお料理は、相変わらずたいへんに凝った内容だった。実は大将は、私の仕事部屋の隣にある蕎麦屋で修業をされた方。お久しぶりの手土産に、かつてその蕎麦屋の並びにあった菓子舗の銘菓を少し持参したが、購入の際、菓子舗の女将もなつかしがっておいでだったよ。
お酒は夏酒のラインナップから2種類ほどいただく。「ひと夏の恋」という銘柄は、何じゃらほいと思った次第。
いささか飲み足りなかったので、「十六公厘」を覗けば、一番外側のカウンター席が2つ空いていた。腸詰を肴に、ハイボールを2杯ほど飲む。N氏は飯田橋でお泊りで、明日は文京区で学会のよし。神楽坂下でお別れいたしましたとさ。