そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

11月7日(木)もしかしたら

2019年11月07日 | 公開
  老母が亡くなって、後の始末に振り回されて、いまもって振り回されている感じだが、七七日も近づいてくるし、納骨の準備にもそろそろとりかからないとと、気ぜわしい。

  今日は卒論ゼミと大学院の授業だった。卒論ゼミでは、はやばやと口述試験のスケジュールを調整する。かつては学部一斉実施だったが、今や各自勝手にやれである。

  W教授に、千五百番歌合の奈良絵本の残欠を見せてもらった。へえ、こんなものがあるのか! どういう需要なんだか…
  
  博士課程の研究指導は、A君が都合が悪くなったというので、私が代わりに口頭発表の形に整えた資料紹介を喋った。その後に、先日中世文学会賞を受賞した研究生のK法師が、研究発表をしたが、すばらしい内容だった。さすが、学会賞受賞者である。A君が、私家集研究の分野では、この研究室が全国で最高レベルなんじゃないですかと言い出したが、もしかしたら、そうなのかもしれない。いつの間にか、研究室は私家集の専攻者ばかりになってきた。

  修士の演習も面白かった。これまた、私家集を読んでいる。その後、鴨長明を読んで、「北京」で餃子を食って帰宅した。