そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月19日(月)4:00@Seattle

2010年04月19日 | Seattle日記
 18日(日)の出来事(宿舎がフロントから一番遠い部屋のせいか、時々インターネットが繋がりにくくなる)。

 午前中、A先生の奥様に車で宇和島屋へ連れて行っていただく。A先生と坊ちゃん方を教会に送った後だそうだ。奥様はキリスト教徒ではないので、日曜礼拝の義務はないという。米はまだ一升ほどあるから、今日は補充するのはやめにした。無料のオートミールで、いろいろと代用ができるしね。

  しなじなに形を変えて調理するオートミールは食へど飽かぬかも

 イブニングは院生の皆さんとの夕食会である。16:15に大学構内で待ち合わせ、バスでウォーターフロントへ行く。TAのSさんと、ゼミで教えている院生の皆さん3名、それにお店で育児中のIさんが合流した。

 予約してあったのは「Ivar's」というシーフードのレストラン。ガイドブックなどにも必ず載っている有名店である。脇はすぐエリオット湾の水面で、船が繋留されているし、カモメだらけ(「かもめ食堂」! )。

 ワインを選ぶ。ウェイター氏のお薦めのWA産のメルローにしたら、宇和島屋で買った同じ銘柄であった。私も目が高いぞなもし。

 メインディッシュには「Alaskan Halibut」を選ぶ(画像)。いわゆる「オヒョウ」ですな。皿はPetitにしたのにもかかわらず、この始末だ。レギュラーにしたらもう大変だったろう。淡白でよい味でしたわ。

 皆さんとのお話は、とっても楽しかった。研究に関するあれこれに話の花が咲いた。私ごときの乏しい学術知識や情報が、これほどまで喜ばれるというのは、まことに来た甲斐があるというものだ。日米の研究指導の違いなども、大いに参考となる。さて、皆さんへのお土産として、あまりクールな物ではないけれど、九谷焼の花札ストラップを差し上げた。神楽坂の「遠音」で調達してきたかさばらないお土産である。5人の誕生月が皆違っていたので、うまく配分できた。

 支払いの段となってまた異文化体験。日本式に私が全部おごると主張したが、アメリカではこういう場合割り勘なのだそうで、どうするかと思いきや、全員がカードを出してトレーを渡すと、頭数で割ってくれるのだ。それにそれぞれがチップとトータルを書き込む。面倒をかけたので、チップは20%ほどにした(通常は15%が相場)。うわ~、こんな払い方があるのかいな。さすがカード社会である。日本で頼んだら、ブン殴られそうだな。

 帰りはトンネルバスの駅というのから初めて乗る。3rd Ave.の地下に道路があり、バスやトラムみたいなのが走っているのだ。ほどなくユニバーシティディストリクトに到着。もう1軒という話もあったが、遅くなったし妊婦さんもおいでだから、お開きということにする。

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