そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

11月30日(水)昨夜の寄り合い

2011年11月30日 | 公開

 昨夜の寄り合いは、要するにそれぞれの流儀がいかに違うかということを互いに認識できた点が手柄であった。人間、特に教員というヤカラは、自分の守備範囲のことしか分からんし、それがすべてに通有すると錯覚しがちである。危機管理は、あらゆることを想定し出すとキリがないが、さりとて全く想定しておかないわけにもいかないから、落とし所というところがある。しかし、案の定のあの箇所は、本質を理解せず、とんちんかんな事を言っているらしい。プライドの高い箇所だが、笑っちゃうぜい…と言いたい。こうした議論を聴いていると、我が国はこれで先の大戦に敗れたのだなあと、つくづく思うわい。

 さて、「翠江堂」の苺大福の最後の1箱は、寄り合いで隣にお座りのA教授に進上した。奥様に差し上げてくだされ。それに、私が謝絶した某議長のお役をお引き受けになったと仄聞したものだから、恐縮に堪えないという仕儀でござる。大福4個でも、こう見えて気を遣っているのでござるよ。

 寄り合いが終わったのに、先生はちょっと残ってと箇所長殿に居残りを命ぜられる。別室に連れて行かれて、何事ならむ?と緊張していたら、先般ウチのT教授が対応された件なのであった。ラインが違うと思ったが、個人的とことわって意見を申し上げた。あと、人は結局金で動きますぞということを、ちくちく申したけれど、箇所長殿は苦虫を噛み潰したようなご反応に終始された。まったくもって人情を解さない御仁である(嘆息)。また、「朝三暮四」ということも知らんのかいな(高校の漢文で習ったろうに)。合理性のみを追及していると、そのうち大きなしっぺ返しをくらうだろうと、私は思いますがね。いや、どうせ私しゃもうじき死にますから、どうでもよいのですが…。

 今日は学生の研究発表会だ。A君が張り切っていたから、ちゃんと聴いてあげなくては…。夜はB部の委員会で、私は委員長兼議長役である。実質任期はこれで終わりのはずだが、再任までは妨げられないらしい。昨日B部で、そんな恐ろしいことを伺った。どこかのI教授と違い私はこんな委員やりたくないので、もうご勘弁いただくことにしよう。旧知のS前部長や、T前常任理事に頼まれたから、二つ返事で引き受けたのだ。今やそういう義理はない。


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