そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月23日(土)入学手続者完了者の集い

2013年02月23日 | 校長は日々是口実

 お前は「はしゃぎすぎ」だと、同僚教授に叱責?されたので、ショボンとしている。まあ、結婚した時の祝電にも、「はしゃぎすぎるな」と忠告が記されていたから、これはもう生来のキャラクターなので仕方あるまい。だが、代官なんぞやって恥ずかしくはないのか!と罵倒されると、別に恥ずかしくありませんが何か?とお答えするしかない。校長業は、やり甲斐の無い仕事、というわけでもないからね。でも、これでも結構傷つくのよ。キモが細いけんのう(ウェストはフトいが…)。

 さてさて、本日は入学手続き完了者の集いがあり、、昨日に続き高校へと赴く。校地からの出土品の展示会場に花が無いことが気になっていたから、新幹線への乗り換え駅で小さな鉢植えを買い求め、走って列車に乗り込んだ。そして、一応校長の名札を立て、展示会場の片隅に置いていただいた。

 高校に到着すると、いま校長室を使わせていただいていますと追い出される。隣の教務スタッフ室で椅子に座り、体育の先生とあはははと大声で笑ったら、校長室の扉が開き、真面目な話をしているんだから静かに!と叱られた。朝から怒られることばっかりだな。(笑

 仕方が無いので、近くの蕎麦屋へりんだもぢりに行く。土日は混むから開店と同時に入るつもりが、10分早く着いてしまった。そこで時間潰しに、蕎麦屋の先のほうへぶらぶらすれば、すぐラブホテル地帯。ライオンの像が建っていた。ライオンズマンションのラブホテルかと思ったわい。(汗

 引き返し、開店と同時に入ってアナゴ天麩羅とせいろを注文、ささっとたぐって退去したが、案の定、後から混み合ってきた。ご繁昌、ご同慶のいたり。

 入学手続き完了者の集いにやってくる人数によって、入学確定者数はほぼ読み切ることになるらしい。手続完了者自体はもっとたくさんいるのだが、最終的には、ウチのような特殊な私立は蹴って公立校へ進学する受験生も少なくはないという。しょせん東京大学や医学部へは、進学できる選択肢がほとんどないからなあ…だいたい、体操着が何着売れたかで分かるのだそうだ。

 集いでは、最初に校長の話をさせられる。笑いをとるよう努めたが、かなりスベった。続く教頭と生徒指導担当は、まことに重厚なお話をなさった。それでもってバランスがとれたろう。英数国の主任からのお話、生徒からのメッセージと続き、最後に校歌指導で締めくくる。1時間30分の予定が、1時間25分で終了、いとめやすけれ! 時間厳守は学校において何より大切だ。やれやれ、校歌を唱うと、右腕が痛くなって困る。しかし、生徒会副会長H君の話は絶妙だったと感心したら、彼はオチ研の部員なのだと…道理である。

 時間厳守といえば、今度の終業式の集合がまたぞろ20分遅れというのではかなわんので、絶対に定刻開始とするとの校長名の掲示を出してもらうことにした。その中に、「時間を守れぬ者は、成業の見込みが無い」の一文を加えておく。おそろしや!

 新幹線駅の売店で、焼酎水割りとつまみを買うこと常のごとし。生徒が挨拶するものだから、売店のおばちゃんに校長である事がバレちゃったぢゃないか! 校地を一歩出れば、もはや勤務時間外だ。酒を飲んだところで、一向に構わんはず。さて、今日は出土品展示の時間を特別に延長してもらったが、そのスタッフKさんも売店に酒を買いに見えて、挨拶される。今日は随分の参観者があったよし。

 新幹線のホームで、集い帰りの母子の方とご一緒になった。後から女子生徒が二人乗り込んで来たが、例によってデッキに立ったままとなったので、お喋りしながら乗り換え駅まで我慢する。さて、校長と生徒とが気安くタメ口で話している光景は、一体どのように映っただろうか? 


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2 コメント

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感動と期待でいっぱいです。 (入学確定者の父)
2013-02-24 12:27:32
昨日、4月からの入学者となった息子と同伴で
学院の集いに参加・拝聴させていただきました。

先生方のユニークで聞く者を引き付ける話術に引き込まれ、1時間半の時間がもう終わりかと非常に残念な気持ちになりました。
こんな楽しく授業をうけられるんなら、自分も入りたいくらいです。

これから、通学する息子からの学院での出来事を
聞かされることを楽しみにしております。

どうぞよろしくお願い致します。
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コメント深謝 (亭主)
2013-02-24 16:29:49
それでは保護者向けの講座、
あるいは講演会なども
企画いたしましょうかな。(笑

ユニークな教員揃いで、
もう目が回るような学校です。
お話をした国語科主任は、
専門職大学院の併任教授で、
ご子息がお使いになる
国語の教科書は
主任と私も編集委員に
入っております。

ウチの学校、人によって
合う合わないもありましょうが、
とにかくユニークであることは、
日本随一ではないかと
密かに自負している次第です。

では、入学式でお目にかかります。


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