融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2024年03月09日 | 礼拝のご案内

 明日3月10日(日)は、東日本大震災を覚えて礼拝を守ります。併せて、能登半島地震の被災者救援のために祈りを合わせます。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「備えを怠らない」、賛美歌は「わが主イェスよ、ひたすら」、「わたしたちを造られた神よ」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 先週3日(日)の礼拝は、世界祈祷日を覚えての礼拝として守りました。世界祈祷日2024のテーマは、「パレスチナからのメッセージ」でした。パレスチナと言えば、イスラエルによるジェノサイドが繰り広げられているところです。イスラエルは、ハマスを攻撃していると言いながら、無防備のパレスチナ民衆(女性や子どもが7割を占める)を殺しまくり、「パレスチナ人は半獣人」と言ってはばからず、民族浄化の手を緩めていません。イスラエル軍が殺したパレスチナ住民の数は、3万人超えとなり、東日本大震災で亡くなった人の数(2万人)を超えて、どこまで増加するのか分かりません。

 イスラエルがキリスト教国ではないかと誤解している人も割とおられます。そんなこともあり、「キリスト教はいかんな」という声も聞こえたりします。確かにイスラエルは、ユダヤ教国家と言えますが、イスラエルという国を作ることを始めたのはキリスト教国のイギリスなので、宗教に基づいて国家が形成されたというよりも、政治的な目的でイスラエルが建国されたと言えなくはないもかも知れません。いずれにしても、建国当初から現在に至るまで、パレスチナに住む人たちにとっては大迷惑な話です。

 先週の世界祈祷日のテーマは、現在のパレスチナの状況に沿っているところもありますが、キリスト教の視点からどのように理解し、祈るべきなのかを正しく理解するのが難しいテーマであるように思われます。いずれにしても、悪いことは悪いし、宗教だから許されるなどという誤魔化しもできません。事実が明らかになるには時間がかかるのかも知れませんが、その間にパレスチナ住民が殺されていいはずもありません。本来は、即時停戦がなされるべきですが、イスラエルの背後にいる大国の存在が、即時停戦を阻んでいるという状況認識です。その大国も、割とキリスト教が多かったりして、そう言う意味では「キリスト教はいかんな」は、当たっています。

 

 

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