融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

お見舞い申し上げます。

2024年09月25日 | 日記

 新聞に、輪島に建てられた仮設住宅は浸水想定地域にあり、この度の大雨で床上浸水したと書かれていました。色々と制約がある中で浸水想定地域に仮設住宅が建てられたものと思われますが、それなら土台を高くするとかの方法もあったのではないでしょうか。半島の先端なので物資の輸送が難しいとかの状況もあるでしょうが、そこを何とかするのが政治というものです。知事も自民党なのに、全くもって無作為としか言いようがありません。この度の大雨による災害は、地震による被災者を何度も苦しめる政府による人災です。

 首相は、外国に行ったとき、気前良くお金を落としていきますが、そのお金を能登の被災地のために使えば、すぐにでも復旧できたのではないでしょうか。アメリカがウクライナに援助するお金については、ほとんどがアメリカの軍需産業に兵器の代金として渡るということが、アメリカ議会でも伝えられています。そうすると、日本が外国に気前良く落とすお金も、事業を日本企業が受注して支払いを受けるという形なのかも知れませんし、受注した企業から政治家にキックバックが入るようになっているのかも知れないなどと想像します。

 また、アメリカに命令されるままにミサイルを購入し、中国やロシアに向けていますが、ミサイルも当初の購入日程より前倒しして購入を早めたりもしています。購入するミサイルを少し減らし、そのお金を能登の被災地のために使えば、早期に復旧できたのではないでしょうか。大災害への対応を優先しようという気概さえ伝わって来ません。政府が被災地のことは後回しにしていると受け取れる理由は、お金の使い方にも現れていると思います。

 能登半島地震に対する政府の対応については、現在の地方軽視の象徴のようなものではないかというのが私の印象です。これでは、地方が廃れてしまうのも当然です。不思議なことに、これほど地方軽視の政策を続けている政府を、むしろ地方が応援してようなフシがあります。何ともおかしな話ですね、日本の七不思議の一つではないかと思う今日この頃です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能登での大雨による災害は人災

2024年09月23日 | 日記

 台風由来の低気圧のため、まとまった雨雲が能登半島を多い、元日の能登半島地震の被災地にも大きな被害をもたらしています。大雨が続くと、地滑りや河川の氾濫が起こります。能登では、そもそも元日の能登半島地震のために地盤が緩んでいたり、手つかずの倒壊家屋や瓦礫があるために、地滑りが起こり易くなっていたり、河川の氾濫時の被害が大きくなったのではないかと想像します。

 個人的な印象ですが、9ヶ月も復旧に時間がかかるもんなのでしょうか。石川県知事は、自民党所属なので、尚更そう思います。数の力で政府を動かし、お金と資源を集中させれば、早期の復旧ができたのではないでしょうか。やっぱり、裏金問題の対応に追われ、被災地まで気が回らなかったのではないでしょうか。今、総裁選ワイドショーをやっていますが、東京のこととか、地方のこととか、無責任な空論が繰り広げられているように見えます。地方と言うなら、能登の被災地が最重要議題として議論されるべきでしょうが。

 半島の一番先は、地方と呼ばれる地域の中で、最も不便な場所です。そこで起こった災害に対処するということは、地方に対する日頃の取り組みの無さを挽回するための取り組みでもありますから、余計に力を注ぐべきなのです。半島の先の地方での復旧作業は困難だ言うのは、何を今さらです。だからこその課題でしょうが。そういった意味で、政府の地方に対する無策ぶりが、この度の能登半島地震の復旧に顕著に表れていますし、その延長線上にこの度の大雨の災害も含まれていると思います。今の政治の地方に対する向き合い方は、あまりにも無作為で怠慢だと思います。

 こうなってしまったのは、国民にも責任があるのではないかと思います。情報を共有するにしても、テレビのニュースの論調をそのまま鵜呑みにして、テレビのニュースをそのまま信じるのが情報共有になっています。ニュースにならなくなったら忘れてしまう。ほとんど、同調圧力です。そうではなく、たくさんの情報や、異なる情報さえも参考にし、自分で考えて、他の人の考えも参考にして判断できるようになれば、建設的な対応へと具体的につながるようになるのではないかと思います。

 能登半島での大雨で多くの被害が出ていますが、能登半島地震後の対応の不味さが災害を大きくしていると思います。能登半島での大雨による災害は、人災です。同じように、福島原子力発電の事故現場も人が入れないために、脆弱で危うい状態のまま放置されています。再び大きな災害がそこを襲ったなら、とてつもなく大きな人災につながることが想像できます。そうならないように、政治にはもっと頑張ってもらいたいものですが、多くは大企業の希望に添う政治が行われているように思います。国民の希望に添う政治が行われるようになるためには、国民も成長しなければならないと思う今日この頃です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です

2024年09月21日 | 礼拝のご案内

 明日9月22日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「寛容は愛」、賛美歌は「さあ、共に生きよう」、「信仰こそ旅路を」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 石川県では、大雨による災害が発生しています。被災地にある仮設住宅にも被害が及んでいる映像があります。これ以上被害が広まらないようにと願います。

 世界を見渡してみると、既存の紛争もエスカレートするばかりか、新しい紛争の火種がまき散らされているような印象です。福島原子力発電の事故収束については、あと100年かかるのではなかという印象です。人類の諸問題に世界が力を合わせて取り組むことが一番良いことであると分かっていながら、今だけカネだけ自分だけの強欲が世の中を支配している有様に辟易しています。互いを愛し、互恵の精神によって世界がつながることが大切なことであると考えさせられる今日この頃です。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「倒し、立ち上がらせる」

2024年09月21日 | 聖書のお話

「倒し、立ち上がらせる」 ルカによる福音書 2章22~38節

 シメオンという人は、正しい人で信仰が厚く、イスラエルが慰められることを待ち望み、メシアに会うまでは決して死なないと聖霊によってお告げを受けていた老人でした。シメオンは、霊によって神殿の境内へと導かれました。その時、ヨセフとマリアの家族が誕生したイエスさんのためにいけにえを捧げようとしていました。

 シメオンは、イエスさんを腕に抱き、神さまを称え、「わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす掲示の光、あなたの民イスラエルの誉れです。」と言いました。また、家族を祝福し、マリアに「ご覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。」と言いました。

 「倒す」とは、愛に反する生き方をしている民を悔い改めさせるということです。「立ち上がらせる」とは、悔い改めさせた民を愛によって生きるように導くということです。イエスさんは、「反対のしるし」として十字架に掛けられました。その出来事を通して愛が示され、世界中の人びとが愛によって生きることができるように、福音が宣べ伝えられるようになりました。

 シメオンの言葉は、シメオンの口を通して聖霊が語らせた預言です。預言は、神さまからの愛のメッセージです。初めから伝えられているのは、イスラエルの民と同様に、イスラエルの民が異邦人と呼んで蔑んでいる外国人も愛されているということです。それ故に、イスラエルだけが特別であるという考えは、間違っているのです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です

2024年09月14日 | 礼拝のご案内

 明日9月15日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「倒し、立ち上がらせる」、賛美歌は「さあ、共に生きよう」、「信仰こそ旅路を」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 まだまだ暑い日が続いています。こうも暑いと、体が弱ってしまいます。体力の低下は、免疫力を低下させます。ご自愛ください。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする