新聞に、輪島に建てられた仮設住宅は浸水想定地域にあり、この度の大雨で床上浸水したと書かれていました。色々と制約がある中で浸水想定地域に仮設住宅が建てられたものと思われますが、それなら土台を高くするとかの方法もあったのではないでしょうか。半島の先端なので物資の輸送が難しいとかの状況もあるでしょうが、そこを何とかするのが政治というものです。知事も自民党なのに、全くもって無作為としか言いようがありません。この度の大雨による災害は、地震による被災者を何度も苦しめる政府による人災です。
首相は、外国に行ったとき、気前良くお金を落としていきますが、そのお金を能登の被災地のために使えば、すぐにでも復旧できたのではないでしょうか。アメリカがウクライナに援助するお金については、ほとんどがアメリカの軍需産業に兵器の代金として渡るということが、アメリカ議会でも伝えられています。そうすると、日本が外国に気前良く落とすお金も、事業を日本企業が受注して支払いを受けるという形なのかも知れませんし、受注した企業から政治家にキックバックが入るようになっているのかも知れないなどと想像します。
また、アメリカに命令されるままにミサイルを購入し、中国やロシアに向けていますが、ミサイルも当初の購入日程より前倒しして購入を早めたりもしています。購入するミサイルを少し減らし、そのお金を能登の被災地のために使えば、早期に復旧できたのではないでしょうか。大災害への対応を優先しようという気概さえ伝わって来ません。政府が被災地のことは後回しにしていると受け取れる理由は、お金の使い方にも現れていると思います。
能登半島地震に対する政府の対応については、現在の地方軽視の象徴のようなものではないかというのが私の印象です。これでは、地方が廃れてしまうのも当然です。不思議なことに、これほど地方軽視の政策を続けている政府を、むしろ地方が応援してようなフシがあります。何ともおかしな話ですね、日本の七不思議の一つではないかと思う今日この頃です。