融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2023年11月25日 | 礼拝のご案内

 明日11月26日(日)は、収穫感謝礼拝です。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「愛は揺らがない」、賛美歌は「花彩る春を」、「いつくしみ深い」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 収穫感謝礼拝では、食べ物を生産される方々の労に感謝すると共に、命を生かす食べ物を与えてくださるのは神さまだけであることを忘れることなく、感謝をしたいと思います。食料は、命のある者皆が平等に受けることができる、神さまが約束されたものなのです。与えるのは、神さまなのです。

 しかし、食料を与えるのが人間であるという考え方をするならば、食料は人間の所有物であると勘違いしたり、誰かが独り占めにしようとしたり、その結果、貧しい人が飢え死にしても心が痛まないことになってしまいます。こんにち、食べ物の遺伝子まで人為的に変更するような有様なのです。

 食料生産に伴う労働の対価は当然保障されなければなりません。しかし、食料は命や健康に関わることですから、人道的・道徳的に受け止めなければなりません。そういった意味で、食べ物を与えてくださるのは神さまだけという神聖な考え方を大切にして、人間は食べ物を分かち合うだけを考え、ましてや誰かが独り占めしてはならないという考え方を持つことは、決して間違っていないのではないかと思います。

 

 


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「聞き分ける力」

2023年11月25日 | 聖書のお話

「聞き分ける力」 ヨハネによる福音書 10章7~18節

 「聞く力」とは、相手の声を聞いて、その訴えが何かということを理解することです。「聞き分ける力」とは、相手は一人ではなく、それぞれの訴えが何かということを理解し、いずれかを選択することです。一つのことではなく、いくつかのことを聞いて理解した上で、その中から選択することの方が難しいものです。

 キリスト教は、ユダヤ教の一分派から独立するところから歴史を歩み始めました。ユダヤ教の教えを「聞き」、イエスさんの教えを「聞き」、それらを「聞き分け」た上でキリスト教の歩みを始めたのです。そこには、選択することの難しさや、対立や争いが起こったことでしょう。キリスト教への歩みは、決して平坦なものではありませんでした。

 イエスさんは、「わたしは門である。」と言いました。キリスト教として歩み始めるためには、ユダヤ教の中にあって、イエスさんの愛の教えという「門」を通って出なければならないと教えられています。イエスさんはまた、「わたしは良い羊飼いである。」と言いました。キリスト教としての歩みを始めようとする者は、良き羊飼いであるイエスさんの声を聞き分け、愛の教えに従うことを選択するのかどうかが問われているのです。

 


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明日は礼拝です

2023年11月18日 | 礼拝のご案内

 明日11月19日(日)は、主日礼拝です。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「聞き分ける力」、賛美歌は「花彩る春を」、「いつくしみ深い」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 本日は、浜坂カニ祭りが行われましたが、みぞれ交じりの風雨激しく、大変寒い中での開催となりました。これから冬に向けて、気温の変化が激しくなりますので、健康に気をつけて過ごしたいものだと思います。

 世界を見渡してみると、数多くの人の道に反する出来事が繰り広げられ、目を覆うばかりです。その背後に登場するのは、割と同じ人だったりします。長らく世界で一番強いと自称他称しているアメリカの今後が心配になってきます。サンフランシスコでバイデン大統領と習国家主席との間で米中首脳会談が行われましたが、会談後の個別会見でバイデン大統領が習国家主席のことを「独裁者」と名指し批判し、中国外務省が「断固抗議する」との声明を出しました。常識的に考えて、首脳会談後のセリフとしては相応しくなく、礼に反してもいます。世界で一強状態だからといって慢心しているのでしょうか。もうすぐ御年81歳を迎えますが、そろそろ落ち着いてもらいたいものです。

 日本の政治でも、長らく一強状態が続いたための弊害があちらこちらに出て、劣化も激しいように思います。日本の今後を心配している人が結構多いのではないでしょうか。もう、惰性で一票を投じる時代ではありません。人の道をわきまえた政治を志す人に一票を投じなければなりません。

 


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「渇いている人」

2023年11月18日 | 聖書のお話

「渇いている人」 ヨハネによる福音書 7章37~39節

 出エジプト記には、荒野をさまようイスラエルの民が飲み水がなくて咽が渇いたとき、苦しみのあまりモーセに不平不満を言って争ったことが記されています。そのとき、神さまはモーセに命じて杖で岩を叩かせ、そこから流れ出た水によって民の渇きを癒やされました。

 出エジプトを記念する仮庵祭が最も盛大に祝われていたとき、イエスさんは「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」と言いました。

 祭りが最も盛大に祝われているときには、皆が満足するほどの飲み物や食べ物があり、渇いてる人など誰もいません。イエスさんは、分かりにくいようなことを言っているのです。それは、イエスさんを信じる人が受けようとしている“霊”についてのお話しだったからです。「渇いている人」とは、たとえ最も盛大に祝われている祭りの中にあっても現状に満足することなく、自分はイエスさんの教える愛によって生きているのか、愛を宣べ伝えているのかどうかと自問自答できる人のことなのです。

 


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明日は礼拝です

2023年11月11日 | 礼拝のご案内

 明日11月12日(日)は、主日礼拝です。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「渇いている人」、賛美歌は「花彩る春を」、「いつくしみ深い」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 先週に召天者記念礼拝を終えて、この時期の行事を一息つきました。コロナが落ち着いたということで、10月は地域の文化行事も堰を切ったように行われたような印象です。毎年思うのですが、行事が多くなっても、それに関わる人が同じの場合が多く、結果ひどく疲れてしまうような印象があります。加えて、酷暑の夏が過ぎ、秋になったら寒さが身に染み、また暖かくなったりと、体に堪えます。今年は、最悪のコンディションです。案の定、自分を含めた周りの人たちで、体調を崩している人が多いようです。これから、寒い冬がやって来ます。健康には十分気をつけたいと思います。

 山陰地域もカニ漁が解禁され、漁業関係は活気を感じます。冷たい海での事故がないように、漁の安全を祈りたいと思います。

 世界では、愛を忘れてしまったかのような有様が繰り広げられています。信仰という名の自己正当化が横行しています。何がカルト信仰なのか、見抜く力がないと、騙されるばかりだと思わされています。イエスさんは、信仰で何が一番大切な教えなのか問われたとき、「愛が一番大事だ」と返答しています。それが全てで上等です。愛こそ人を幸せにするものであり、愛に勝るものはありません。

 


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