「成し遂げられた」

「成し遂げられた」　ヨハネによる福音書　１９章２８～３０節

　イエスさんは、弟子たちに裏切られ、人々から嘲笑され、侮辱を受けられ鞭打たれ、十字架刑の宣告を受けました。刑場まで十字架を担がされ、疲労困憊し、手と足を釘で打たれ、激痛を覚えました。今にも気を失いそうになる程の痛みは、私たちの罪の贖いのために受けられた痛みでした。そうして、全てのことが成し遂げられたのを知り、十字架の上で「渇く」と言いました。「渇く」とは、十字架にはりつけられ、苦しみ悶えた末の自然な言葉なのです。

　十字架の近くには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてありました。人々は、この酸いぶどう酒を含ませた海綿をヒソプの枝に付け、イエスの口元に近づけました。この酸いぶどう酒は、アルコールによって少しでも痛みを和らげようとするものではありません。その強烈な酸味によって、激痛のあまり気を失ってしまわないように無理やり目を覚まさせ、できるだけ長く痛みを感じさせるためのものでした。イエスさんは、その酸いぶどう酒を口にされました。それは、十字架での痛みや苦しみを余すことなく受け切るためでした。それが、「成し遂げられた」という意味なのです。

 

明日は礼拝です

　明日３月２６日（日）は、主日礼拝です。午前９時からの教会学校は、お休みしています。午前１０時３０分から礼拝が始まります。メッセージは「成し遂げられた」、賛美歌は「茨の冠を主にかぶせて」、「あなたもそこにいたのか」です。感染症対策をして礼拝を行っています。ご理解の上、ご出席ください。

　明日は、２０２２年度最後の礼拝となりました。困難なこともありましたが、多くの方々の祈りに支えられて礼拝を守り続けることができました。感謝いたします。

　世の中的にも年度替わりの新しい歩みが始まろうとしています。このような時代ゆえに、それぞれの新しい歩みもまた困難が立ちはだかることもあろうかと思います。そのときに、多くの方々のお支えと神さまのお守りと導きによって困難を乗り越えることができますよう心よりお祈りいたします。

 

 

「最も偉い者」

「最も偉い者」　ルカによる福音書　９章４６～４８節

　弟子たちの間で、自分たちのうちで誰が一番偉いかという議論が起こりました。イエスさんは、一人の子どもの手を取り、そばに立たせて「あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」と言いました。当時、誰もがこの世の権力者が一番偉い者というのが常識でした。それに対し、イエスさんは全く逆の考えを示されたのです。

　人間は、十人十色であり、それぞれに考え方の違いや個性があります。「みんなちがって、みんないい。」のです。それは、十人が世の中を見たとき、十通りの世界が見えるということです。まず、それを認めて受け入れ合うことが大切です。立場が違えば、考え方も違うのです。従って、何か一つの考え方だけを押しつけてくる動きに対しては、用心深くなければなりません。

　誰でも急にイエスさんが示されたような考えに至る訳ではありません。住む場所も違う、考え方も違う人間同士が出会い、相互理解を深め、様々な出来事や体験を積み重ねることを経て、それらがイエスさんの愛の教えによってつなぎ合わされたとき、愛によって共に生きるという価値観によって、全く逆の考えに至ることもあるのです。

 

「知ってはいけない」矢部宏治さんの本の紹介

「知ってはいけない」隠された日本支配の構造　矢部宏治さんの本の紹介ページがありましたので、ご紹介いたします。

 

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勉強って大事ですね

　周回遅れなのに、トップでテープを切ったような格好をさせられてホント大変ですね。

　しかし、たゆまず勉強するというのは大事なことだとつくづく思わされます。「人間は考える葦である」という言葉は偉大です。

 

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