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『「わたしに何をして欲しいのか」すると、盲人は言った。

2014年12月24日 17時17分47秒 | 聖書

「先生、見えるようになることです」』(マルコ10:51)

バルテマイは、主に「わたしに何をしてほしいのか」と問われ「目が見えるようになることです」と明確に答えた。
彼は盲目ゆえ、社会生活が出来なかった。
当時は今のような充実した福祉など無く、物乞いで、人からの憐れみで生活していた。
人の手がなければ何一つできない、まるで生けるしかばねだ。
それは惨めで、辛くて、哀しくて、プライドが何と傷つく人生であったろう。
これらの苦しみ、すべての根、原因が、目が見えないところから来ていると理解していた。
それで、その解決を主に求めた。
私達も様々な悩み、困難が色々な形で表面に表れて来る。
しかし、その問題の本当の原因はどこにあるのだろう。
いつも同じような状況でトラブルを起こすなら、自分の内に何かの誘因があり根がある。
特定の状況になった時に心がざらつくなら、そこに何か解決の必要なものが潜む。
自分の心の奥にあるプライド、虚栄心、体面…何に触れるのか。
何が原因なのか。欲が潜んでいる。
同じような場面で起こるトラブルは、相手でなく環境でなく、自分に問題がある。
そこを主は解決して下さる。
「わたしに何をして欲しいのか」と問われる主に、「~~です」と明確に答えられるように、まず祈ろう。
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主は「何をして欲しいのか」と問うて下さる。
「~をして欲しいです」と答えるためには、自分を直視して真実に自分の状態を知る事が必要だ。
ふたをしたり、あいまいにしているなら答えられない。


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