tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

政治不信が積み重なる ~大臣の言動~

2019年10月31日 | 日記

 昨日(10/30)の北日本新聞社説からの見出しです。先の改造内閣で、個人的に一番嫌悪感を抱いたのは萩生田光一の文科大臣です。案の定、一昨日の発言(※大学入試共通テストの英語て導入される民間検定試験を巡って)「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と、発言したことについて批判が集中しています。これは格差を是認する発言です。日頃からこのような考え方をする人なのだと思いますので、文科大臣には全く相応しくないと言えるでしょう!

 河野太郎防衛大臣の「雨男」発言も合わせて、野党からは辞任を求めるなどの攻勢を強める模様。個人的にも当然!と考えています。

 それにしても、大学入試共通テストでの民間検定試験の英語導入については全国の高校長も反対し、受験生も大変不安に思っている中で、このように強行する姿勢はいかがなものか?と思います。これまでも安倍政権は重要事案であってもたくさん強行してきました。このような状況を許してよいものか?と、思わざるを得ません。(土)

 


フレイル健診来年度から ~厚労省、75歳以上対象~

2019年10月30日 | 日記

 昨日(10/30)の新聞に載っていました。最近は、「フレイル」という要介護になる手前の状況を表す言葉をよく耳にするようになりました。我々としても、当然ながらそのような状況になりたくはありませんから気をつけたいと思います。

 厚労省は、社会保障費の伸びを抑えるために「フレイル健診」を導入して国民の健康意識を喚起したいようです。これまでも「メタボ健診」なども導入して健康に目を向けさせてきましたが、果たして上手くいくか・・・? 来年度から、この「フレイル健診」で要注意の人には予防・改善のための指導が行われるようですが、我々も要注意の状態にならないよう、そして社会保障費に負担をかけないよう気をつけていきたいと改めて思いました。(土)


子ども守る責任は重い ~大川小の過失確定~

2019年10月29日 | 日記

 今日(10/29)の北日本新聞社説からです。学校としては大変辛い判決でした。判決は、~東日本大震災の巨大津波によって宮城県石巻市立大川小学校の児童が亡くなった損害賠償訴訟で最高裁が、児童の安全確保に向けた危機管理マニュアルを整備する義務を怠る過失が学校と行政にあったと認定した。~というもの。

 社説は、~大川小は市のハザードマップで浸水区域に含まれず、市防災計画では避難場所に指定されていた。それだけに、それ以上の対応を求めた判決は学校にとって高いハードルとも言えよう~(と、理解を示す一方で)~が、何より大切なのは子どもの安全である。~と、判決を支持する記述でした。

 「大川小では何故逃げ遅れたのか?」という素朴な疑問を社説でも述べていますが、この点は裁判の過程で明らかにならなかったのかもしれません。当初の2011年3月の発生直後に伝わってきたのには、「校庭に児童らが集合し高台への避難をしようとした時に、高台へ登れない者もいるなどと(大人の外野からの意見を言う人もあったらしく?)意見が割れて(校長が?)決断出来なかった。」と、このような旨の様子が伝えられたと記憶しているのですが、真相はどうだったのか・・・?(この事故の資料を調べてみたくなります。)

 今回の判決で、今後ますます学校に難しい高度な判断が求められることになるのでしょうか。悩ましいのは、近年の台風等の自然災害も想定外の規模で起こっていることです。学校現場の苦悩がまた一つ増えるでしょう。(土)


教諭過労死 遺族が提訴 ~滑川市・県に1億円請求~ 富山地裁

2019年10月28日 | 日記

 これは先日(10/25)の北日本新聞35面に載っていた記事の見出しからです。(下にWeb上の画像をコピーしてみました。)記事は、2016年に滑川市の中学校で勤務していて過労死した中学校教諭の遺族が富山地裁に提訴したことを伝えているものです。

 当時のこの件については、県教組が頑張って労災「過労死」に認定させたようです。このこともあって、当時の北日本新聞の支援などから教師の過酷な勤務状況がよりクローズアップされたように感じていました。

 新聞記事が伝えているように、「学校現場での時間外勤務の責任はどこにあるのかを問いたい」という遺族の思いは理解できますから、今後の裁判の成り行きに注目していきたいものです。(土)


なぜ見過ごされたのか ~教員間のいじめ~

2019年10月27日 | 日記

 見出しのような先日(10/23)の北日本新聞社説が気になりました。社説は冒頭、~なぜ、こんな信じられない事が学校で起き、長い間正されなかったのか。~と、このように疑問を投げかけていました。まさに同感です!

 社説で当該の神戸市に対しては、~第三者の有識者による調査チームで事実関係を調べる。厳正に処分し、信頼回復に努めてもらいたい。~と求める中で、~なぜいじめがこれほどエスカレートするまで放置されたのか、疑問が残る。ほかの教職員や学校、市教委の対応についても検証が必要だ。~と、訴えていました。個人的にもこのような点に疑問を感じていました。本当にしっかりと検証し、全国の他の学校で同様の問題が起きないようにしてほしいものです。(土)