昨日(10/30)、県の「高齢・退職者団体連合」の定期総会に参加してきました。我々富退教のような組織の41組が加入している連合体です。冒頭、鈴木会長(JAM富山シニアクラブ代表)の挨拶には、自分の身を守る大切さについて、近くを助ける「近助」を加えて4助(自助・共助・公助・近助)の考えで取り組んでいくことが必要ではないかと話されました。「共助」に近いニュアンスですが、このようにセクションを考えた行動指針を持つことは大切だろうと受け止めています。そして、高退連としては「社会保障の充実」「親睦・交流の促進」「健康第一」との考えで活動していきたいとのことでした。ちなみに、総会のメインスローガンは「生き生きと安心して暮らせる社会にしよう!安心信頼の社会保障制度を確立しよう!」でした。
来賓として、連合富山の尾谷会長と富山県商工労働部下川部長の両名が挨拶されました。尾谷会長は連合の活動の一端を報告されましたが、「社会保障の充実を目指す」取り組みに関わってGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を問題視していました。ちょうど、昨日(10/30)の衆院地方創生特別委員会の質疑で民主党の細野豪志氏がGPIFの年金運用計画の質問に立ち、鋭く追求していましたが、受けた塩崎厚労大臣の答弁は苦しいものだったように感じました。しかしながら今日(10/31)の先ほどのニュースでは、GPIFが年金運用方針を見直し、政府の有識者会議の答申を受けた塩崎厚労大臣が認可したと報じていました。それによると、外国株式・日本株式の保有をこれまでの12%から25%へとそれぞれ引き上げることにしたとのことです。いよいよ大きなリスクをとることになります。ガバナンス体制をしっかりと採るとのことですが、果たして上手くいくかどうか・・・?たぶん、これで株式市場だけはかなり賑わうことになるのでしょう。今日(10/31)も日銀の金融緩和追加発表を受けて日経平均で750円以上も株価を押し上げました。株式保有者は嬉しいでしょうね。我々はGPIFの運用状況と責任の所在などについて、今後注視していかねばならないと思います。
総会終了後に福祉講演会もあり、「ボケたくないよね、人生は!」と題した森井勇氏(健康生きがいづくりアドバイザー)の 講演を聴きました。ボケないための生活習慣をいろいろと学びましたが、機会があれば(或いは今後のこのブログ上で)皆さんにお伝えしてみたいと思います。隣に座っておられた碓井副会長さんに思わず、一昨日(10/29)のNHK「ためしてガッテン」を伝えると、やはり見ておられたとのこと。「けん玉」の購入も検討しておられるとか・・・。「けん玉」の意外なほどの効用を皆さんに是非お知らせしたいと思いました。(土)
番組では、「けん玉」をはじめとする昔の遊びを取り上げていました。特に、「けん玉」の効用が科学的に証明されていて我が意を得たり???の気持ちになりました。現職の時は「けん玉」を子供たちに一生懸命推奨していましたが、最近は我々中高年にこそ相応しいと考えていましたので、いつか会員の皆さんにお勧めする機会があるといいなと思っています。今日は、この後、県の高齢・退職者団体連合の定期総会に向かいます。
数日前に誘った大菅さんや広川さん、そして諏訪さんや中村さんなども参加申し込みしてくれて喜んでいます。団体旅行は知り合いが多いと一層楽しいように思います。また、旅行を通じて知り合いが増えるのも、それはそれで楽しみでもあります。
参加予定の皆さん、大いに旅行を楽しんできましょう。
消費税増税の問題…8%に増税されたのも社会保障の質を落とさないようにしようというのが理由でしたが、一方で法人税減税が行われ消費税増税は単に財源不足の穴埋めにされるのでしょう。企業への外形標準課税の導入も検討されていますが、一番困るのは中小企業です。これでは大企業への優遇措置としか考えられません。年末には、10%消費税の導入が判断されるようですが、生活弱者がますます困窮を窮めていくことになりそうです。消費税は全ての人々に課される平等な税ではありますが、低収入の人にとっては高収入の人に比べて重くなるものです。やはり、もう少し「累進課税」に比重を移した税体系をとってほしいなと思います。私たちは基本的に年金収入だけの生活者となっているのですから…。
今日は一日中、暇であり雨天でもあったので衆院予算委員会のテレビ中継を見ていました。特に印象に残ったのは、民主党の前原誠司氏の質問です。アベノミクスの誤算として指摘した、その突っ込みにはなかなか鋭いものがありました。安倍政権が日本に一定程度の明るさをもたらしたことは認めるところです(前原氏も認めていました)が、今の円安のもたらしている危険性は予想の範囲を超えてきている可能性があります。前原氏が指摘したように、今後スタグフレーションの道へと進んでしまう可能性もあります。何だか、どんどん将来不安が募っていくようです。
今週の「週刊現代※講談社」には、「老後破産200万人の衝撃」として特集記事を組んでいました。先のNHKスペシャルの内容を受けたものからですが、「超高齢社会が生んだ厳しい現実はあなたのすぐそばまで迫っている…」と、不安を煽っていました。
これまで6回にわたって社会保障の問題を取り上げて綴ってきたことは、地公三単産・地公退高齢者集会に参加させていただき学び考えさせられた事柄です。以上で地公三単産・地公退高齢者集会の報告に代えます。