情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

審議会委員の選任過程を透明化するために、英国の公職任命コミッショナー制度を参考にする旨、首相が答弁!

2009-10-31 00:21:54 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 審議会を隠れ蓑にした官僚主導の政策決定にメスを入れるべく、鳩山首相は、英国の公職任命コミッショナー制度を参考にして制度改革を実現することを明言した。いやぁ、本当によかった。今年の正月をつぶして英国の公職任命コミッショナーの実施綱領を翻訳した甲斐があった(涙)。ということで、時間があったら、ぜひ、鳩山首相の発言を聞いてほしい。そして、この制度の実現に向け、できるだけ多くの方に、ブログなどでこの問題を取り上げてほしい。審議会制度を改革することは、皆さんそれぞれが取り組んでいる個別の課題を実現するための、遠回りだけど、確実な方法だからだ。

 鳩山首相の答弁を引き出したのは、社民党の近藤正道参院議員だ。参議院インターネット審議中継のウェブサイト( http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php )から、10月30日の本会議を選択し、近藤議員の発言部分をクリックしてほしい。そうすると、近藤議員の質問が始まるが、この質問の18分42秒から、鳩山首相が審議会のことについて、答弁を開始する。この中で鳩山首相は、審議会委員を事務方が選任することで、官僚主導の政策決定が行われることを助長してきたことを素直に認めたうえ、透明度を高めるなどの大転換を行うことを約束し、その中で、英国の公職任命コミッショナーを参考にすることを明言したのだ。政治主導の政策決定の実現という文脈の中でではあったが、首相が大転換を行うと約束した意味は決して小さくないと思う。

 ※公職任命コミッショナー制度については→ http://www.mynewsjapan.com/reports/1120 など

 ところで、実は今日は顧問先との野球があり、第2試合でピッチャーとして、超ゆるい球で打者を幻惑(実際は、打者の手加減)したが、その結果、肩と足が熱を発して、いかにも筋肉痛になりそうな勢い。いまから、明日のセクハラ・パワハラ講演の準備をしなければならないのだが、果たして…。






【PR】






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。


最新の画像もっと見る