情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

公職任命コミッショナー制度は世界に広まっている~日本も導入を!

2009-10-03 23:18:33 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 イギリス以外には、採りいれていないのか?という質問を受けて、ネットで検索したところ、ありました、ありました。公職任命コミッショナー制度はイギリス国内で対象となる団体が広がっているだけでなく、国境を越えて、アイルランド(the Public Appointments Service )、カナダ(Public Appointments Commission)、ニュージーランド(State Services Commission)へと広まっていることが分かりましたよ~。もちろん、採用した国によって、バラエティーに富んだものとなっている。しかし、基本は、透明性を高めること。

 現在研究中のオーストラリアの学者Meredith Edwardsさんが書いた論文「Appointments to Public Sector Boards in Australia:A comparative assessment」(http://www.canberra.edu.au/corpgov-aps/pub/IssuesPaperNo.3_AppointmentProcesses_Final.pdf)によると、

最小限の手段「モデルA」=従うべき綱領を導入し、かつ、公開性を高める

中間の手段「モデルB」=独立した監査機関を設け、担当省庁の採用過程に参加し、公開性も高める

最大限の手段「モデルC」=独立した任命機関を設け、その機関が公職の採用を担当する

という3つのパターンに分けられるという。

本家のイギリスは、モデルBだろう。アイルランドやカナダはどのパターンに当たるのだろうか?

少なくとも、イギリスの制度がきっかけとなって、いま、公職の任命を公正に行う仕組みづくりが世界に広まりつつあることは間違いないようだ。

日本はどうする?

新聞か通信社が各国のシステムを調査して紹介してくれたらよかばってん…。


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