最近は、驚くことが多すぎて、何だか、オオカミ少年のようでヤなんだけど、28日付の読売新聞に掲載された海上自衛隊幹部の発言には驚かされた。第2次大戦の反省がないのは、航空自衛隊だけではないんだ…。
問題の発言は、ソマリア沖への海上自衛隊派遣の海賊対策「警護要領」について説明する解説記事(スキャナー)で取り上げられている。
ショック死しないでくださいね。
【「先の大戦で、日本海軍は日本の輸送船団を守ることができなかった。その時に失った海運業界との信頼を我々が取り戻さなければならない」と海自幹部は話す。海自にとって初の商戦団護衛は、歴史を清算する意味も持っている。】
おいおい、戦争を継続するための物資の輸送の護衛と今回の護衛を一緒にしようと言うのかい?どっかで戦争をおっぱじめるつもりかい?
「守ることができなかった」?「海運業界との信頼」?…そもそも、始めるべきでなかった戦争を軍事のプロとして止めようともしなかったことが問題なのだろう!今回だって、ソマリアへ海自を派遣するよりも、ソマリアの治安維持、経済発展に努めれば、状況は改善するに決まっているのに、そういう進言もせず、ソマリアに喜々として部下を赴かせようとしている。
まぁ、読売もこの言葉を受けて、「歴史を清算する意味」だなんて書いているけど、もっと分かりやすく書いてくれよ。歴史を清算するってどういう意味だ?今度は勝つぞ、勝って汚名を晴らすぞってことか?
いつから我々は、戦争ボケになってしまったのか!
【PR】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。
問題の発言は、ソマリア沖への海上自衛隊派遣の海賊対策「警護要領」について説明する解説記事(スキャナー)で取り上げられている。
ショック死しないでくださいね。
【「先の大戦で、日本海軍は日本の輸送船団を守ることができなかった。その時に失った海運業界との信頼を我々が取り戻さなければならない」と海自幹部は話す。海自にとって初の商戦団護衛は、歴史を清算する意味も持っている。】
おいおい、戦争を継続するための物資の輸送の護衛と今回の護衛を一緒にしようと言うのかい?どっかで戦争をおっぱじめるつもりかい?
「守ることができなかった」?「海運業界との信頼」?…そもそも、始めるべきでなかった戦争を軍事のプロとして止めようともしなかったことが問題なのだろう!今回だって、ソマリアへ海自を派遣するよりも、ソマリアの治安維持、経済発展に努めれば、状況は改善するに決まっているのに、そういう進言もせず、ソマリアに喜々として部下を赴かせようとしている。
まぁ、読売もこの言葉を受けて、「歴史を清算する意味」だなんて書いているけど、もっと分かりやすく書いてくれよ。歴史を清算するってどういう意味だ?今度は勝つぞ、勝って汚名を晴らすぞってことか?
いつから我々は、戦争ボケになってしまったのか!
【PR】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。
非核神戸方式のお膝元、神戸港には先の大戦の悲惨さを展示した海運の博物館がありましてね…。
ソレはもう、非道い。
関東軍だけが民間人を捨てて逃げたんじゃありません。
今も昔も彼等は人を人と思ってませんね!
「海上自衛隊が商船団の護衛につく」ことが
「戦争」に結びつくのですか?
本気で分かりません。
>今回だって、ソマリアへ海自を派遣するよりも、ソマリアの治安維持、
経済発展に努めれば、状況は改善するに決まっているのに、そういう進言もせず、
ソマリアに喜々として部下を赴かせようとしている。
治安維持はもちろん、ソマリアの経済発展に必要な人材・資金・設備は
誰 が 守 る の で す か ?
答えをお聞かせ下さい。
旧日本海軍の伝統を復活し、先輩たちの失敗をしないよう、
強い軍隊になりますという宣言なのかなぁ。
実戦したいのですか?隊員の命はだいじょうぶなんですか?
読売さんも、どういうつもりなんでしょうか?
シーレーン防衛のためだからって、いいんですか。国民の皆さん。
過去の戦争のとき、国民も、戦争へと後押ししたんですよ。
集団的自衛権の行使につながりはしないんですか。
なんで、海上保安庁ではだめなんですか。
なんで、そんなに急いで派遣しようとするのですか。
僕は本当に心配です。国民の意識の低いこと。
戦争ボケ。まさしく、言い得て妙ですね。本当に。
我々は、いつのまにかに、そうなってしまったんですね。悲しいことに。
そもそもソマリアは、最貧国に数えられる国であった所為で'90年代に欧州のゴミ受け入れ国になったのが転落の始まり。
第三世界で環境基準が甘かったのを奇禍として、非道にも環境汚染が引き起こされ、近海漁業の漁獲量迄も激減した。
結果、喰い詰めて思い詰めた漁民がゴミ運搬船の排斥を実力行使したのがイワユル海賊の起こり。
挙げ句に映画「ダーウィンの魚」で有名な「第一次産品をアフリカ→欧州、武器を欧州→アフリカ」とのユークリッド幾何学的二角貿易と申しましょうか、アジア的には東インド会社や阿片戦争以来お馴染みの「アレ」に捕らわれる羽目に。
(日本も維新からW.W.Ⅱ大敗戦迄、よくよく経験した筈だが?)
そんなこんなの繋がりで今のソマリア海賊は、イラク戦争で一躍有名になった英国の傭兵会社で鍛えられているそうだ。
庶民の生活は軍隊で尚更破壊されるのの、マサに典型例。
もっとソマリア人は苦しみ足りないと言い切る、日本右翼は誠に思考力も記憶力も希薄としか言い様が無いです。
「先の大戦で、日本海軍は日本の輸送船団を守ることができなかった。」
先の大戦のとき、日本は兵站をあまりにも軽視し、このために輸送船団を十分に守り切れず、いろんな被害をもたらしたことは事実。
さらに深刻なのは、「対馬丸」という疎開児童の避難船も、ほとんど護衛の効果なく、潜水艦に沈められた事件。当時の小学生に多大な死者をもたらしてしまった。
『軍隊は国民を守らない』というのは、ソ連の満州侵攻に際して、関東軍が民間人を見捨てて退却してしまったことでもいわれていることではある。もちろん、それを否定するものではない。(沖縄の集団自決については、私は別の見解「も」持っているので、ここではあえて触れない。)
しかし、史料で明らかにされつつあるが、旧軍においても、民間人の安全について考慮しなかったことは、むしろレアケースであって、これが果たせなかったときの罪悪感を持った軍人は多かったのも事実。軍人といえど、やはり血の通った人間なのである。
ここで失った「信頼」とは、「非武装の民間を守るのは軍である」「軍は日本国民の楯となる」という意味での「信頼」なのであって、軍拡や戦争を想起しているものではない。最大の期待は「自衛艦が護衛しているので、海賊はあきらめて襲撃してこない」というものであって、「襲撃してこい、戦ってやる」というものではなかろう。
批判・非難を止める気はないが、そういう捉え方を一方でしてあげられないと、現場の自衛官はやるせない気持ちになるのではないだろうか。
そのあたりの配慮を求めたいと思う。
最後に、ヤメ蚊さんに苦言。
『今回だって、ソマリアへ海自を派遣するよりも、ソマリアの治安維持、経済発展に努めれば、状況は改善するに決まっているのに、そういう進言もせず』
ソマリア内戦の歴史について、十分な認識があれば、こんなことは到底言えない。
ソマリアの治安維持や経済発展のためには内戦を終結させねばならないが、暫定政権もガラスの土台の政権であって、治安維持や経済発展に努めるといっても、日本人が考えるほど甘くはないことは、アンゴラ、ゴンゴなどを見ればわかる話。シエラレオネは、伊勢崎さんいわく「100%の妥協」という苦渋に満ちた和平なのである。住民虐殺の首謀者を全員無罪にするどころか、政権のNo2に迎え入れて解決するという、「ここまでしなければならないのか?!」という強引な和平であることを見逃すわけにはいかないだろう。
ヤメ蚊さんの発言は大筋では間違いはないので、特に批判する箇所はないのだが、ソマリアは、このシエラレオネよりも大変な状態、すなわち「改善するに決まっている」と断言できるまでの状態ではない、ということも踏まえてほしい。
そして、自衛隊派遣反対論が唱えるもの(自衛隊を派遣しないで○○する、というもの)を全部実行して実現できるのは「自衛隊の派遣期間を短縮できた」という結果であって、「自衛隊の派遣そのものを実現しない」という選択肢は、非軍事活動に対する護衛や警護を考えた場合、残念ながらリスクがあまりにも大きすぎて、政権担当者としては、その思想信条のいかんを問わず、なかなか覚悟を消めることができないだろう。
どこからそういう主張を読み取ったのかな。
ここでは、第二次大戦中に日本の商船が甚大な被害を受けたこと。日本海軍は徴用した商船を護衛できなかったこと、を、会場自衛隊幹部が今回のソマリア派兵に引き合いに出したことについて、その比較がおかしいんじゃないか、とツッコミ入れているわけでしょ?
こういう人って、芸人さんが「特別給付金、事務所の前借を返すのに消えるわー」とかいったら、「あなたは民主党に有効な景気対策があるというのですか」とか粘着するのかな。
まあ、世の中、反語とか皮肉とか風諭とかって言葉を聞いたことも無い人種っているのでしょう。
海軍からの伝統として、自衛隊は先の大戦で船員の犠牲者がものすごく多いことを、トラウマにしていたのかしらん。
太平洋戦争で沈没した船の絵を残す運動があったと思う。海員組合も反戦マインドは強いしねえ。
即日効果が得られる筈もありませんし
海運が麻痺したりコストが上がったりすれば国民の生活を直撃すると思いますが
>パンさん
海保でもやってやれないことは無いと思いますが、かなり無茶をしなきゃいけないかと
巡視船の数だって余ってる訳じゃないですし、外洋に展開できる船の数も限られてくるのでローテーションの問題もあります
プルトニウムの護衛みたいに行って帰ってくるだけならともかく、作戦が長期になる場合はかなりきついかと
通常の任務にも支障がでるでしょう
あと、巡視船の装備をちょっと弄る必要もあるかもしれません
日本以外の国に、民間NGOだろうがNPOだろうが、兎に角日本人が先方では明白に外国人として活動する場合に、その国の人々の目にどう映るか?が成否の他に死命迄も決する!って、普遍的な物の道理が判らない。
成る程ねえ!
全世界が日本の延長線上か。
豊臣秀吉以来の精神的疾病ですね。
相手を思い遣れず、必ず相手も自分自身と同じ考え方をすると信じて止まない。
だから、先の大戦でも大失態を演じたし…。
痛みや辛さを分かち合って、その国の人達を味方に付けて、彼等に背中を預けられないと、その国自体を動かす大事業なんて出来っこない。
ソコ迄到る道のりの犠牲は、仕方がないコストとして受容するしかあり得ない。
だから、ペシャワール会が憎いんですな?
誰が治安維持するのかわからないが、経済発展はそう簡単にできればだれも苦労しない。
ソマリア沖に海自も日本の船舶も近寄らないのが一番の解決策。
何故か、行け行けドンドンのお軽い連中は、イージス乗っ取りといった最悪の事態は想像しない様だ。