情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

日本政府のメディアコントロールが中国政府並みであることを示す格好の例

2008-10-16 17:50:22 | メディア(知るための手段のあり方)
 三井環・元大阪高検公安部長は、在職中の2002年4月に詐欺容疑などで逮捕・起訴され、先頃実刑が確定した。この三井さんがまさに検察の裏金をテレビで告発しようとしたときに逮捕されたことは皆さん、ご存じの通りだが、主流メディアは、検察の裏金疑惑には触れようとしない。わずかに産経新聞が収監前の激白と称してインタビュー記事を書いていたが、その程度。しかも、収監が決まってからの記事である。本来、裁判継続中に、裏金キャンペーンを張るべきだったが、権力に逆らえない状況をまざまざと見せてくれた。

 と悲嘆していたとき、読売新聞の10月11日付国際面に同じような話が載っていた。検察内部で同僚を追い落とすために、最高検幹部を中傷する密告電話を掛けたとの疑いをかけられ、250日間自白を強要され、ついに解任された事件で、追い落とされた女性検察官のえん罪を晴らそうと最高検の女性法医が自身のブログでことの成り行きを明らかにしたものの、「国内メディアは沈黙を強いられている」というのだ。

 中国のメディアの状況を紹介するのもよいが、その前に自分の足下で何が起きているかをよく考えてほしいもんだ。

 それこそ、ブログのおかげで、皆さん、三井さんの件もよく知っている。それなのに、こんな記事を書いたら、新聞の権威を落とすだけだと思うが…。



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