情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

自衛隊集団暴行事件に続き新入隊員暴行事件発覚するも大きく展開しないメディア

2008-10-17 08:22:23 | メディア(知るための手段のあり方)
 15対1のかわいがりで、隊員を死亡させた自衛隊で、またまた、暴行事件が発覚した。共同通信によると、【陸上自衛隊北熊本駐屯地(熊本市)は16日、戦闘服にアイロンがけをしなかった新入隊員を殴ったなどとして、第8特科連隊の陸士長(23)と3等陸曹(26)の2人を同日付で減給1カ月の懲戒処分にしたと発表した。隊員にけがはなかったという。同駐屯地によると、2人は今年入隊した隊員の教育係をしていたが、7月23日夜、戦闘服のアイロンがけをしていなかった隊員3人の顔を陸士長が平手で1、2回殴打。翌日朝に報告を受けた3等陸曹も、3人を含む隊員5人をほうきの上に正座させた。ほかにも清掃中の雑談などを理由に殴ったケースもあった。2人は「何度も注意したが従わず、態度を改めさせるためだった」などと話しているという。】という。

 気になるのは、共同以外の大手新聞、テレビの沈黙ぶりだ。本来、このような類似事件があったら、どんどん続報を流すはずだが、ネットで検索した限りは出てこないようだ…。

 しかも、この北熊本駐屯地は、今年3月、友人の男性に頭突きなどをして重傷を負わせたとして40代の男性2等陸曹が停職16日の懲戒処分を受けたばかり…。ネット上のデータでは、陸曹は昨年12月15日、友人と福岡市内の飲食店でビールや焼酎を飲酒。その後口論となり、友人の顔面にひじ打ちなどをした上、路上に転倒させるなど暴行を加え、 脳挫傷など3カ月の重傷を負わせたという。

 この「前科」がありながら、沈黙するメディア…。

 おっと、この北駐屯地では、冒頭の写真のように、警察と自衛隊が一体となった訓練も繰り広げられている~。(http://www.asagumo-news.com/news/200803/080306/08030609.html)

 そういうことも我々には知らされていないぞ~。熊本駐在の記者の皆さん、何しょっとね?



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2 コメント

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大臣のおっしゃるには・・・・ (sakura)
2008-10-17 14:29:20

「事件性のあるものに関してのみ、情報が伝えられる」とのことでした。

と言いますと・・・死亡事件でない場合は、みんなで
「これって事件性ないよねぇ!!うん、ないない!!」

このように集団暴行などは、隠ぺいされていくのですね。

今日の国会答弁で、よーーーーくわかりました。

隠ぺいは、政府にとっては、最重要事項なんでしょう。

1、まずい!!と思った事は、表ざたにしないこと!!
う~ん、て言うか…。 (田仁)
2008-10-17 23:04:56
はっきり言って、亡栄省の対応とか麻生答弁は「如何に亡栄の美(?!)名を借りたリンチが旧日本軍以来の伝統として『非常に普遍的である』のか」を寧ろ際立たせているのではないかと。
だからこそ逆に、まあ相撲界のカワイガリも同様ですが、寄って集って隠そうとする(自分が可愛い利己的な動機として)『ノーマルな反応』以前に、「何故これが問題になるのか?これ迄ずっと続いて来た『普通の事』なのに!」的な鈍感さが見え隠れするんでしょうよ。