情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

この一事をもって共謀罪成立に絶対反対しなければならない!

2008-07-30 08:27:15 | 共謀罪
 またぞろ、共謀罪を成立させようという動きが伝わってきた。しかし、この共謀罪がいかに危険な法律であるか、このところのネット犯罪予告で明らかになった。ネット犯罪予告では、警察が警備をするなどしたため警察に対する業務妨害という罪名、あるいは、特定の有名人を脅したため脅迫という罪名で、次々と逮捕されている。笑い事じゃないですよ、「逮捕」ですからね。単に取り調べを受けると言うだけではなく、警察に身柄を拘束されるんですよ、会社に行けなくなり、学校に行けなくなり、下手をしたら、解雇や退学になるわけです。しかも、中には冗談半分であることがはっきりしているようなケースもあるという。

 こんな簡単に人を逮捕してしまう警察が共謀罪という武器を手にしたらどうなります。

 それこそ、ネット上で「テレビのゴミ掃除企画の前にゴミを片付けちまおうぜ」っていう企画があったそうですが、立派な業務妨害の共謀罪だとして、「やろう」「いいね」と書き込んだ人たちの身元が次々と警察に報告され、逮捕されていく。

 「小泉って馬鹿だね、天誅下したいね」「いいね、それ」って書き込んだだけで殺人の共謀罪になるかもしれない。

 いや、正直、これまでは、いくらなんでもそこまではそんな簡単にはしないだろうけど…と思っていたけれど、最近の犯罪予告に対する警察の態度を見ていると、恐ろしくなってくる。

 ある地域のコミュニティのページに「近くにマンションが建つそうよ」「こんな住宅街に信じられんな」「反対グループをつくって徹底的に反対しよう」「聞くところによると反対の看板て効くらしいわよ」「そうらしいね、売れ残るのを恐れて妥協することもあるらしい」「よし、看板を作って断固戦おう」などと書き込んだ全員が業務妨害の共謀罪で逮捕!ってことは、この状況で挙某罪が成立したらもう悪夢ではなくなりわけだ。

 共謀罪成立へ向けて本格的に動き始める前に、再度、皆さんのブログやホームページに、共謀罪反対の筵旗(むしろばた)を掲げよう!





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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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