情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

ラジオを燃やされないために~映画「母たちの村」

2006-10-20 06:18:05 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
共謀の日を前に、ひとつ、映画をご紹介します。古い慣習に立ち上がる女性達をテーマにした「母たちの村」(ネタもとはここ←クリック)。個人的に関心があるのは、放送レポートで加藤久晴さんが、書かれている、「長老達が、女性たちからラジオをとりあげ燃やす」シーンだ。まず、情報を与えない、情報を操作する、これが権力者の手であることがよく分かるようだ。上映スケジュールはこちら(←クリック)。


以下、上記公式サイトからの引用です。

西アフリカのとある村。
コレは、第一ママ、第三ママや子供達に囲まれ、いつもと変わらぬ穏やかな朝を迎える。
“兵隊さん”と呼ばれる露天商が道端で食料品から身の回りの品まで売っている。
彼は買い物に来る女たちに次々と陽気に言い寄っている。
突然、4人の少女がコレのもとへと逃げ込み、怯えながら彼女の足にしがみつく。
「おばさん“保護”して!切られるの嫌だ!」

この村では、女の子たちは割礼を受ける決まりとなっていた。今年は6人の少女が受けるはずだったが、彼女たちは割礼を嫌がり、4人はコレのもとへ、そして他の2人は町へと逃げて行ってしまった。

コレもまた、他の女性たちと同じように割礼されている。その為に2人の子供を流産し、娘、アムサトゥの出産の時には帝王切開という大変な思いをしたのだ。

たとえ古くから伝わる伝統だとしても割礼は良くないと信じるコレは、7年前、アムサトゥに割礼をさせないという選択をしたのだった。割礼を受けてない女性は「ビラコロ」と蔑視され、きちんとした結婚相手も見つからないとされているこの村で、割礼を受けない事は大問題なのである。

4人の少女たちは、自分の娘に割礼を受けさせなかったコレに「モーラーデ」(=保護)を求めて逃げて来た。コレおばさんならば自分たちを守ってくれる、幼い彼女たちはそう信じたのだ。

そして、コレは少女たちを保護する事を決心する。
入り口に縄が掛けられ、「モーラーデ」が始まった。
コレがやめると宣言するまで保護は続けられ、誰も立ち入る事は出来ない。

この出来事で、村中が混乱でごった返す事となる。今までの伝統に真っ向から反対する行為に、村の男達は憤慨する。逃げてきた少女たちの母親も、娘をビラコロには出来ない、どうにか割礼を受けさせようと割礼師とともにコレの住居までやってくる。

コレは動じる事なく「モーラーデ」を続ける。自分の娘だけでなく、村の少女全員をビラコロにするのかと、夫からも注意を受けるが、彼女はあきらめない。

初めはこの騒動に巻き込まれるのを嫌がっていた、第一ママ、第三ママも、「私はあんたの味方よ。私も割礼は嫌いだよ。」そう打ち明け、次第にコレを応援するようになる。

伝統を頑なに守ろうとする者、新たな考えをする者。2つの価値観が衝突し、村の緊張は更に高まり騒然となる…






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10/22(日) 「一億二千万 共謀の日Ⅱ」 ~この日に市民の意思を表明しましょう!

2006-10-20 05:30:20 | 共謀罪
週明け早々の共謀罪強行採決を前に、10月22日、「1億2000万人共謀の日Ⅱ」が予定されています。前回は、街頭アンケートやメイド街宣などが行われ、反対の機運を盛り上げました。私も、共謀罪反対を政府と共謀させていただきました(ここ←参照)。

パート2はまさに、グッドタイミング!謀ったわけではないでょうが、強行採決の直前。ここで様々な形で反対の意思を表明し、与党に強行採決をしたら、次の選挙で大変なことになると思わせましょう!

共謀の事例は、ここ(←クリック)やここ(←クリック)などご参照ください。

自分が何をしたかをブログで書き合うとさらに効果的だと思います。

写真は、強行採決が計画されている火曜日の前日に行われる共謀罪反対コンサート(←クリック)のご案内です。音楽の力も偉大です。ぜひ、さまざまな形で共謀罪抹殺に共謀してください。






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