はまだまだなのですが、もっとも50歳越えて夫婦割引、とかシニアに優しい映画業界
とはいえ、アメリカでのそれに比べると割高感が相当のチケット代に割と足が遠のいていたtokyoboy
まあ、ケチと言えばケチです、はいm(_)m
それでも時折、どうしても気になる作品にて映画館のワイド画面で見たいものは行っております
今回は”ローマが一番美しく描かれている”という宣伝(日経映画欄にもそうありました)に惹かれ、
今年のアカデミー賞、最優秀外国作品賞だったことも主役を見て思い出され、
BUNKAMURAに行ってきました
(ここからネタバレも含まれますのでご注意を)
結論から言うと、個人的には”羊頭狗肉”
更にいうと、ローマのセレブたちの乱痴気騒ぎ…
当然に若い美しい女性ばかりではない訳ですから当然なのですが、結構醜悪な画面となっている
「ジュリアナ」で踊っていたお姐さんたちを今集めて、改めて扇子踊りをやってもらう、と想像して頂けると理解しやすいかな…
まあ、それも製作者の狙いなんでしょうけどね
これは後述にもなりますが、パーティーの席上サプライズでケーキから飛び出るSerena Grandiという太った女優さんは58年生まれの56歳。本当に80~90年代のイタリアにおけるセクシーシンボルだったのだとか
そして、娼婦館その他、ローマ綺麗だよね、楽しもうね、で映画館に足を運んだ老夫婦などは困ったろうシーンザクザクでしたな
最近で一番多くのバストトップを見た作品か、と思われます
主人公の初体験の相手、彼が18の時20だった彼女…
下着を付けないブラウスを開いて彼を誘っていましたが、その役の彼女御年57歳!
遺跡でオールヌードで寸劇をする女性など、そんなこんな、てんこ盛りでありました
更には、これは見る側が悪いので、知識が少ないから、ではありますが、
先ずはイタリア語を解さないので、字幕だけ見ても”もう少し何か言ったろう”と思うシーンが多い。
例えば、主人公が旧友の娼婦館主人の娘と懇ろになるシーン、
”稼いだお金はみんな治療に使っている”と一戦交えたベッドの上で語るのですが…
これが誰の、何に対する治療なのか少なくとも字幕では分からない
→ 頂いたコメントによれば恐らくAIDSがそれ、と推察できます。
この女優さん、映画では”40にもなって未だストリッパーを続けている”とお父さん嘆きますが、そのRamona役のSabrina Ferriiさんは御年50歳(2014年)。まだまだイケるプロポーションでしたが、治療対象がAIDSなのか、それはご本人なのかどうなのか、それが”寝ちゃった”主人公に与えるインパクトその他~
知りたいところではありますな
更には主人公住まいのベランダでの会話、が映画の中枢で、この部分の字幕は理解できたのですが、もっと語感その他分かると楽しかったろうな
また、イタリアにおける有名人を知らない…
例えば女優さんのFanny Ardantさんという方は実名で映画に登場しているそうで、そのお顔もWikiで見て見覚え有るのですが、
他にもレストランの隅でご飯を食べていた人(確か歌手?)、とかキリンを消しちゃうマジシャンとかきっと知っていたらそのシーンがもっと面白かったろうにな、と
でも、一番の不満?はカトリック・ネタに最後傾いて、そこで映画が終わってしまうところ…
実に世俗的、料理の話しかしないCardinal(枢機卿)やIsabella Ferrari(彼女も御年50歳)という女性が演じる104歳とかいうマリア・テレサもどきの聖女OriettaMaria、俗悪なローマン・カトリックとそれを浄化する存在、というのはこれまた典型的なイタリア映画ネタなのかも知れません。
恐らくイタリアではよく知られた存在で、その彼女のメークアップや階段を上るシーンはローカル受けするのでしょうが、主人公のマンション、ベランダで迎えた朝、渡り鳥がやってきて、そこで彼女が語る言葉諸々、最後はイタリア語の壁なのかもしれませんが理解できなかったなあ
”奇跡を”かも知れません…
で、改めて日経批評を読み返すと、必ずしも好意的なものではなかったですね…
英文の批評の中にはカンヌでこれを見終わった評論家の多くが立ち上がって画面に向かって足を上げ、靴で蹴り倒すマネをした、とありましたが、tokyoboyも出来たらそうしたかも
最後に…
主人公が上述のストリッパーの女性を連れて、知り合いの足の不自由な男性に鍵を開けてもらって入った場所
一瞬その画面に映った絵は恐らくこれ
ラファエロ、でローマ国立美術館にあるのだとか…
どこがロケ地か分かりませんが、の備忘録。
最後の最後、に…
この映画に来る人は皆美しいローマ、を見に来ているのですから、タイトルのところまでじっくり席に付いていて欲しいですな。
そう、私の前に立ちすくんで、動こうとしなかった、あなた、に言っています
104歳の聖女はMariaであって、Oriettaではありません。演じたのはソニア・ゲスナーです。
またRamonaと主人公は、体の関係を持っていないと思います。「セックスしなくてよかった」と言ってましたよね。
いろいろ適当すぎるレビューに呆れましたが、それだけ、観てても全く頭に入らない退屈な映画だったんですね。
いい加減なブログで申し訳ありません;;
実際のところ、日本語での情報が余り無かったのでアメリカ、イギリスにおけるこの映画のwikiや評論などを元に役名と役者さんの実際の写真を見比べつつ、”確かにこの人がこの役”と推定しつつが言い訳です。
その後日本語のネット上でMariaが階段を”駆け上がる”シーンが迫力、とかの不思議な記述を見て、”え、Mariaが役名だったっけ?”と思ったりしましたが、やはり。でも、だとすると余りにベタなネーミング…