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聖伝のミサ(いわゆるトリエント・ミサ、「ローマ式典礼様式のミサ」)にようこそ

2008年04月20日 | 聖伝のミサの予定
アヴェ・マリア!

■ 聖伝のミサ(いわゆるトリエント・ミサ、「ローマ式典礼様式のミサ」)にようこそ!

 愛する兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに歓迎します! 

何故なら、オッタヴィアーニ枢機卿とバッチ両枢機卿とがパウロ六世教皇聖下へ報告したように、「新しいミサの式次第は、その全体といいまたその詳細といい、トレント公会議の第二十二総会で宣言されたミサに関するカトリック神学から目を見張るばかりに逸脱している」からです。そして「新しい式次第における改革を見ても、そして永遠の価値をもつもの全てが、そしてそれが何らかの形であれそこに止まったとしても、単に隅の方に追いやられているという事実をみても、キリストを信ずる民が常に信じ続けてきた真理を変える、或いは無視する、ということをしても、カトリック信仰が永遠に結びつけられている教義の聖なる遺産に対して忠実であり続けることがあたかも出来るかのような疑いを、(残念なことにこのような疑いは既に多くの所で支配的になっているのですが)確信にすっかり変えてしまう」からです。

何故なら、「この新しいミサの典礼様式が新しい信仰を表明している」から「この新しい信仰は私たちの信仰ではない、カトリック信仰ではない」(ルフェーブル大司教)からです。

何故なら、新しいミサはエキュメニズムのために作られたからです。
 新しいミサを作った中心人物アンニバレ・ブニーニは新しいミサについてこう言っている。
「教会は、霊魂への愛と別れた私たちの兄弟たちが一致の道へと至るように全てをしようと言う望みとに導かれ、(プロテスタントたちにとって) 躓きや気に入らないかもしれない危険の陰とでもなるかもしれないものは全ての石を取り除いた。」

オッセルバトーレ・ロマーノにも、ブニーニは同じことをこう言っている。
「私たちは私たちのカトリックの祈りから、カトリックの典礼から、別れた兄弟達、つまりプロテスタントたちにとって、躓きの陰となるかもしれないものは全て取り除かなければならない。」
(Archbishop Annibale Bugnini, L'Osservatore Romano, March 19, 1965)

ブニーニ


 ジャン・ギトン(Jean Guitton)はパウロ六世の親密な友人であったが、何故パウロ六世が新しいミサを作ったかその意図を説明している。(これは、1993年12月19日 パリのラジオ局 Radio-Courtoisie で放送された。)
「"パウロ六世の" という名前を持つ新しい典礼の意向は、信徒らにミサに対するより大きな参加をもとめること、聖書にもっと大きな場所を与え、いわゆる『マジック』とか『同一実体の聖変化』とかいわれるもの、全実体変化これがカトリックの信仰ですが、の場所を少なくする、ことだといって間違いはないと思います。言い換えると、パウロ六世には、聖伝の意味においてあまりにも『カトリック』的なものをミサにおいて消し去る、或いは少なくとも訂正するか曲げる、そしてカトリックのミサを、繰り返して言いますが、カルヴィン派のミサに近づけるという意向がありました。

何故なら、新しいミサからは「贖罪のいけにえ」という概念が体系的に排除されているからです。

 つまり、新しいミサもプロテスタントにとって受け入れられることが出来るように、ミサから「いけにえ」という性格を取り除いてしまった。つまり、新しいミサをもってカトリックからは「いけにえ」が取り除かれてしまった。ブニーニは、いけにえではないミサ、聖餐式を作り上げたのだった。 だから、イエズス会司祭であったジョセフ・ジュリノ(Joseph Gelineau, SJ)は、『典礼の明日』でこう言った。
「曖昧さなくこう言う必要がある。私たちが知っていたローマ典礼様式は、もはや存在していない。それは破壊された。」
(Demain la liturgie (Paris: Ed. du Cerf, 1979), p.10.)

何故なら、第二バチカン公会議の新しい教え(信教の自由、エキュメニズム、司教団体主義【=教会の民主主義化、教皇の大統領化】)は、新しいミサによって、新しいミサを道具として全世界に拡げられたから。

【ポイント!】「新しいミサは、その全体といいまたその詳細といい、トレント公会議の第二十二総会で宣言されたミサに関するカトリック神学から目を見張るばかりに逸脱し」、「新しい信仰を表明している」。そして「この新しい信仰は私たちの信仰ではない、カトリック信仰ではない」

【ポイント!】 新しいミサからは、およそカトリック的なものは全て取り除かれてしまっている。それはエキュメニズムのためであり、プロテスタントの気に入るようにするため。

【ポイント!】エキュメニカルな新しいミサは、いけにえではないミサ、聖餐式(食事会)であり、司祭職を否定するものとして作り上げられた。

【ポイント!】第二バチカン公会議の新しい教え(信教の自由、エキュメニズム、司教団体主義【=教会の民主主義化、教皇の大統領化】)は、新しいミサによって、新しいミサを道具として全世界に拡げられた。

<2008年4月の予定>


【大阪】大阪市東淀川区東中島1-18-5 新大阪丸ビル本館511号(JR新大阪駅の東口より徒歩5分)「聖母の汚れ無き御心巡回聖堂」

18日 金 大阪 午後5時半 平日
19日 土 大阪 午前11時 聖母の土曜日

【東京】東京都文京区本駒込1-12-5曙町児童会館2F 「聖なる日本の殉教者巡回聖堂」

19日(土)午後6時半 グレゴリオ聖歌に親しむ会
     午後8時30分 グレゴリオ聖歌による終課
20日 主日 午前10時  ロザリオ及び告解
午前10時半  復活後第4主日(2級)白
     午後2時半  ラテン語の練習
     午後4時   グレゴリオ聖歌による主日の第二晩課
21日 月 午前7時
22日 火 午前7時

それでは、皆様のおこしをお待ちしております。

 詳しいご案内などは、
http://fsspxjapan.fc2web.com/ordo/ordo2008.html
http://immaculata.web.infoseek.co.jp/manila/manila351.html
http://sspx.jpn.org/schedule_tokyo.htm
 などをご覧下さい。

For the detailed information about the Mass schedule for the year 2008, please visit "FSSPX Japan Mass schedule 2008" at
http://immaculata.web.infoseek.co.jp/tradmass/

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