Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

明日5月1日は勤労者聖ヨゼフの祝日また初土曜日です。暁の星の聖母修道院と大阪の聖母の汚れなき御心聖堂でミサがあります。

2021年04月30日 | 聖伝のミサの予定
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

いかがお過ごしでしょうか?明日、5月1日は、勤労者聖ヨゼフの祝日でもあり、初土曜日でもあります。

関東では暁の星の聖母の修道院で午前11時00分から、
大阪の聖母の汚れなき御心聖堂では午前10時30分から、
聖伝のミサが捧げられます。

どちらもミサの直後に御聖体降福式も行われます。

聖ヨゼフ、我らのために祈り給え!





カトリック司祭たちは、イエズス様の羊をイエズス様に代わって、イエズス様の為に牧するという使命を受け、良き牧者の後に従う、良き牧者になろうと努めています

2021年04月29日 | お説教・霊的講話
2021年4月18日(主日)御復活後第二主日(良き牧者の主日)
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(東京)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄妹の皆さん、今日は良き牧者の主日です。
このミサの後に、特別献金の袋がありますので、もしもご自由に、聖ピオ十世会の神学生の為にサポートして下さる方がいらっしゃれば、とても嬉しく思います。心から感謝申し上げます。義務でも強制でもありません。

今アジア管区で、特に私たちの日本のミッションの関係するところでは、韓国の神学生が2人神学校に、そして日本の国籍を持っている神学生も今アメリカで勉強しています。日本からもたくさん聖なる召命が生まれますように、お祈り致しましょう。

今日は良き牧者の主日ですので、カトリックの司祭職について少し黙想する事を提案します。

イエズス様は、「私は良き牧者である」と仰いました。イエズス・キリスト様だけが、唯一の、真の完全な意味で、良き牧者です。

なぜかというと、良き牧者に全ての羊たちは、つまり私たちイエズス・キリストを信じるカトリック信者は、イエズス様のものであるからです。イエズス様に属しているからです。イエズス様の羊であるからです。イエズス様こそが、全ての羊の所有者であるからです。それ以外の誰も所有されていません。ですからイエズス様こそが、真の良き牧者、そして私たちの為に命を与える唯一の方です。

しかしそれと同時に、聖ペトロを通して、イエズス様は御自分の羊たちを、子羊たちを牧する事を委ねました。
「シモン、ヨナの子シモン、お前は私を愛するか?」
「主よ、あなたは全てを御存知です。私を御身を愛しています。」
「"私の"子羊を牧せよ。」

そしてカトリック司祭たちは、イエズス様の羊を、イエズス様に代わって、イエズス様の為に、良き牧者に代わって牧する、という使命を受けました。そして良き牧者の後に従う、良き牧者になろうと努めています

カトリックの司祭職、これはまず、「司祭職の起源が、ミサ聖祭と非常に密接に関わっていた」という事、そして「十字架のいけにえに非常に密接に関わっていた」という事です。

私たちの主は聖木曜日に、御受難のその最初に、十字架で起こるいけにえを先取りして、初ミサを捧げました。そしてその時に同時に、十二の使徒たちを、新約の司祭として叙階しました。「これを私の記念として行なえ」と主が仰った時に、司祭の最初の叙階式が行われました。

これはトリエント公会議が、決定的に教義として、ドグマとして、不可謬を以て私たちに教えている真理です。
「最後の晩餐の時に、最初のミサの時に、イエズス様は新約の司祭職を制定した。」
そしてそれによって、旧約のすべての司祭職を完成させました。

それはミサのいけにえ、十字架のいけにえを祭壇の上で、世の終わりまで捧げ続ける為です。この為にこそ、司祭が作られました。ですから、「司祭は、『ミサ聖祭を捧げる』という事の為に作られている」という事をよくご存知下さい。

この為に、七つの秘跡の第六の秘跡、「叙階の秘跡」が制定されました。この叙階の秘跡は、洗礼の秘跡とは別の特別の御恵みであって、イエズス・キリストが、天主でありながら、人間の本性と天主のペルソナにおいて一致した、その「位格的結合」の御恵みを、司祭にも与える、という事です。

イエズス・キリストが神秘体の頭でありますけれども、その頭としての特別の聖寵を、司祭たちに与える。ですから司祭は、ここでミサを捧げる司祭は、もはや個人の名前によってミサを捧げるのではなくて、人間の名前によってミサを捧げるのではなくて、イエズス・キリストの名前によって、イエズス・キリストのペルソナにおいて、イエズス・キリストの代わりに、ミサを捧げます。

ミサとは、ですからミサを捧げる司祭はイエズス・キリストです。そして捧げられるいけにえはイエズス・キリストです。そして捧げられる場所は、その聖なる神殿は、イエズス・キリストの御体です。既に御受難の前に、このイエズス様は御自分の体の事を「至聖所」だとして話されていました。そして捧げられるその目的は、「罪の贖いの為」です。なぜかというと、罪は、天主聖父を無限に傷付けるので、無限の贖いが必要であるからです。

司祭の持っているものすごい特権というのは、「御聖体を聖変化させる」という事です。「パンを、イエズス・キリストの御体に変え、御血に変える、全実体変化を起こす事ができる」という特別の能力を権能を与えられた、という事です。天使でもする事ができない事を、奇跡を、毎日祭壇の上で行なう事ができる、という能力を与えられました。

そしてこの御聖体、イエズス様の御体を信徒の方々が受ける事ができるように、司祭は告解の秘跡、あるいはその他の秘跡を執行します。そしてイエズス・キリスト御自身の真理を、イエズス・キリストへと導く為に、永遠の命へと導く為に、真の門であるイエズス・キリストを通って、永遠の命に至る為に、これを行ないます。神秘体に触れながら、イエズス様をよく、真の良き牧者を受ける事ができるように、羊たちの世話をします。

しかし最も大切な行為は、「御聖体を聖変化させる」ここにあります。これこそ人類に与えられた最高の権能であって、聖ジャン・マリ・ヴィアンネ、アルスの聖司祭は、「この為に、天使たちでさえも、司祭の前に一歩後ろを歩く」と言っています。

このミサを捧げる司祭が私たちにはどうしても必要です。そしてこのもしもミサが捧げられなくなってしまったら、もしもミサが地上で行われなくなってしまったら、聖パドレ・ピオの言葉によれば、「地球は、太陽が存在しない方が、ミサが存在しないよりも、地球が存在する為にもっと楽だ」と言われています。

ですから、ミサが捧げ続けられ、司祭がたくさん出れば出るほど、私たちにとっては多くの御恵みがあります。この司祭が、イエズス・キリストに倣う司祭がたくさん輩出しますように、与えられますように、お祈り致しましょう。聖なる司祭が私たちには必要です。

ところが、第二バチカン公会議では、この「司祭職」という観念が180度変わってしまいました。もう、このような事を信じなくなってしまいました。2000年間の司祭職の司祭像というものが、あっという間に無くなってしまいました。

えっなぜですか?どんな事を言っているのですか?

第二バチカン公会議によると、「教会というのは、秘跡だ」と言います。これは七つの秘跡以外のもので、「全世界の人類の一致の秘跡だ。だからすべての信者は司祭として、司祭職を持っている。その一致の為に働くのだ。ただその職務的な司祭はそのリーダーとして、信徒たちを養成して、そして社会の悪はどこかという事を教えて、そして司会を行なって、でも本当の大切なものは、一番の核心は、平信徒の司祭職であって、そしてこの世を聖別する事にある。この世を聖化する事にある。福音化する事にある。」これが新しい司祭職です。

「御聖体の大切さ」ということから180度変わって、「人間が中心である」という事にお気付きになって下されば幸いです。

ですからこれによると、新しい司祭たちは、天主の民の民なので、ミサを捧げるのは民の民が、会衆がミサを捧げます。そして司祭、職務的な司祭というのは、司会者に過ぎなくなってしまいました。

いえ、そうではありません。カトリックの2000年間の教えによれば、七つの秘跡のうちの第六の秘跡、叙階の秘跡は、司祭に、洗礼を受けた青年に特別な、イエズス・キリストの位格的結合の特別の御恵みを与えて、キリストのペルソナにおいて、ミサを執行して、聖変化を行なって、たった一人でも、十字架のいけにえを捧げる事ができる。

しかし新しいミサは、新しい司祭職では、「世の一致の為に」という為に、十字架のいけにえというよりは、兄弟たちの食事をするので、「どうしても会衆がいなければならない、一人で会食をする事はできないからだ」と言います。ですから、「平信徒がいない時には、司祭はミサをする必要もない。司会者だけで会衆がいなければ、司会は意味がないからだ。」

そうではなくて、私たちにとっては、イエズス・キリストをこの地上にもたらし、イエズス・キリストを教え、イエズス・キリストの代わりにミサを続ける、秘跡を執行する、イエズス・キリストの為に捧げられた特別な人間が必要です。カトリック教会を続ける事が必要です。それが司祭です。

愛する兄妹の皆さん、天主様の御恵みによって、御摂理によって、聖ピオ十世会は、2000年間の司祭職を続けようと、カトリック教会を続けようとしております。その御恵みを心から感謝致しましょう。

そして元々の、元来のイエズス・キリスト様が御望みになった司祭職を続ける事ができるように、多くの司祭が、聖なる司祭が私たちに与えられますように、そして教会が、聖なる司祭があればあるほど、教会が発展するという事を思い、その御恵みを乞い求めましょう。マリア様にお祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。




使徒聖トマは不信仰から熱烈な確信、深い信仰に大変化を遂げた。イエズス・キリストは真に復活され、今生きておられ、全てを統治しておられる。何も心配は要らない。

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月11日(主日)白衣の主日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。

復活祭のお喜びを申し上げます。復活祭と聖週間が荘厳に捧げる事ができて、ドモルネ神父様や、侍者のメンバーの方々、聖歌隊の方々、そして皆さんに心から感謝致します。

今日は4つお知らせがあります。

1つは、ロザリオの十字軍、4月1日までですが、なかなか集計の報告が集まっておりません。もしも、10日経ちましたが是非ご報告をお願い致します。ロザリオの十字軍の集計をまだ報告なさっていない方は、是非よろしくお願いします。

第2に、秋田の巡礼です。5月3日~5日まで、丸3日間ですけれども、5月2日の主日の夕方に到着して、巡礼を行ないたいと思っています。去年のような形で巡礼が行なわれる予定です。どうぞ安心してお申し込み下さい。

日本の各地からマリア様の元に集って、そしてマリア様を讃美して、そして日本にいる多くの聖伝の信者の方々と、信仰を分かち合う事ができるようにと思っています。5月のゴールデンウィーク、ぜひ参加をお待ちしております。参加をまだお申し込みでない方は、ぜひ肯定的に考えて下さい。

第3に、来週の主日の事ですけれども、来週の主日は善き牧者の主日で、主日の献金が2回あります。1つは普通の献金と、もう1つは特別献金で、特にアジア管区から神学生が今、神学校で勉強していますけれども、彼らの生活、学費やその他をサポートする為の特別献金です。それがあるので、皆さんの寛大なご援助を感謝申し上げます。

日本からの神学生はまだいないのですけれども、できるだけ早く、日本から神学生が神学校に、多くの神学生たちが勉強しているように、お祈り致しましょう。献金と共に、お祈りも是非お願いします。

最後には、これは今日、韓国のモニカ金さんが、アメリカのブラワービルという聖ピオ十世会の修道女会で着衣式を受ける予定です。コロナ禍の為に、誰もアジア管区からは参列できません。

皆さんのお祈りで彼女の為に、あるいは全てのシスター、また去年着衣式をした日本人のシスター、シスター・マリ・エスペランスの為にもお祈り下さい。多くの修道女たちが輩出しますように、日本から出ますようにも、お祈り致しましょう。

今日のミサでは、私たちの主が復活の主日の8日後、つまり今日、使徒聖トマスの為に特別に御現れになった事が読まれました。

使徒聖トマはもう、いわば信仰を失っていました。絶望していました。イエズス様が十字架で亡くなったそれを見て、非常にがっかりしていました。弟子たちが、「主を見た!」と何度も言っても、「主を見て、その体を触れて、一緒にご飯を食べた!」と言っても、信じませんでした。

そのトマの為に、イエズス様はもう一度現れて、そして御自分が本当に復活している、という事を御見せになりました。

その瞬間、使徒聖トマは、不信仰から熱烈な確信、深い信仰に大変化を遂げました。

今日、私たちにもイエズス様は、その大変化を求めておられます。その御恵みを与えようとしています。

イエズス・キリストは真に復活されました。今生きておられます。天主として、全てを統治しておられます。何も心配する事はありません。

イエズス・キリストこそが、私たちが信じているこの信仰こそが、この世に勝つ勝利、真の信仰、真の天主。ですから今日、確固とした深い信仰の恵みを求めましょう。

ソビエトで迫害を受けていた時、あるいはナチス・ドイツでカトリック教会が迫害をされていた時、あるいはローマ帝国で、特に最後のローマ皇帝ディオクレティアヌスの時に、壮大な殉教、厳しい迫害の時が続きました。

一体誰が、ローマ帝国がカトリック教会に改宗すると思ったでしょうか。

誰が、ナチス・ドイツがコロリと滅ぶと思ったでしょうか。

誰が、ソ連が崩壊してしまって、鉄のカーテンがスルリと無くなるなどと思ったでしょうか。

想像していなかったような事が、歴史上何度も起こりました。

それと同じように、私たちも今、迫害で、あるいはコロナで、あるいは何かで、非常に難しい、もうダメだ、と思われるかもしれませんが、どうぞ心配しないで下さい。

天主の全能の力で、憐みと、そしてその優しさで、私たちの祈りを必ず聞き届けて下さって、御自分の勝利をもう一度御現わしになります。

ですから私たちはひたすら、イエズス・キリストの憐れみ、信仰に留まるように、御恵みを乞い求めましょう。マリア様にもお祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


私たちは洗礼の時に、悪魔と、悪魔の業と、悪魔の栄華を、全てこの世の業を脱ぎ捨てて、キリストを着た

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月10日(土)白衣の土曜日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

聖伝によると、復活の徹夜祭で洗礼を受けた新受洗者は、8日間の毎日ミサに、洗礼の時に受けた白衣を着て与っていましたが、今日このミサを最後に、自分の受けた白衣を、洗礼の時に受けた白衣を教会に返して、これからは普通の服で生活する、という習慣がありました。

たとえ普通の服を着ても、イエズス・キリストの聖寵の状態を保って、清い心で、清い霊魂で、生活を始める、外見はそうではないけれども霊魂は、清さを保って汚れなく、終わりまで、この清さを保つ、という生活が始まりました。

ですから今日、聖ペトロが、ヨハネと一緒に墓に行って、イエズス様の墓に、イエズス様を巻いていた聖骸布が脱がれて置かれていた、という風景を見ます。復活したのでもう聖骸布はいらない、墓に置いてよみがえった。

また今日の書簡でも、同じ聖ペトロが、「子供のように、幼子のように、乳飲み子のように、私たちは悪意や、嘘や、邪悪を脱ぎ捨てて、そして純粋な乳を求めよ」と呼びかけています。

私たちも洗礼の時に受けた聖寵を象徴する白い衣を、外見上は脱ぎましたが、「私たちは洗礼の時に、悪魔と、悪魔の業と、悪魔の栄華を、全てこの世の業を脱ぎ捨てて、キリストを着た」という事を今日、思い出すように致しましょう。

そしてこの洗礼の清さをいつまでも保つ事ができますように、天国に行く日まで保つ事ができますように、特別の御恵みをお祈りしましょう。特にマリア様にお祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


聖金曜日には、御死去の後にイエズス様は聖心を開いて御血とその水を流された。 この水は洗礼の象り。

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月9日(金)御復活の金曜日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟姉妹の皆様、御復活のお喜びを申し上げます。

ちょうど一週間前の聖金曜日、これは今年は初金曜日でした。

聖金曜日には、イエズス様が聖心を開いて、御死去の後に、その聖心から私たちの為に、御血とその水を流されました。

この水は、洗礼の象りです。あたかも、洗礼を受けると同時に、イエズス様の天主の御血が私たちの中に流れ始める、天主の血を、家系を、血筋を受け継ぐ、天主の子供になる、養子相続ができる、という事を意味しているかのようです。

ですから、今日、一週間後の金曜日に、教会は、洗礼について語ります。

書簡では聖ペトロがこう言います。「ノアの時代、全世界は水によって清められた。そして方舟に入った8人だけが助かった。」

つまり、「洗礼を受けて、新約のノアの方舟であるカトリック教会の中に入る人だけが、イエズスの脇腹から神秘体の中に入る人だけが、救われる。」

福音の中では、今日イエズス様は「全世界に行って、聖父と聖子と聖霊との御名によりて洗礼を授けよ。私の教えた事を教えよ」と命じられました。

「私は世の終わりまで、お前たちと共にいる。私には、天と地との全ての力が与えられている」と宣言されたのを読みました。

復活されたイエズス様は私たちに、特別の「洗礼」という秘跡を下さいました。外見は非常に簡単ですけれども、その効果は想像をはるかに超えるもの、言葉で言い尽くせない宝です。

天主の子供となり、私たちの罪の負債はすべてチャラにされて、今流行りの言葉によればグレート・リセット😉されて、そして私たち人間の本性が、超自然の命に生き始める、という大計画です。

そうする事によって、イエズス・キリストの神秘体の一部となる、新しい購われた人類となる、というその計画の中に、私たちは招かれた、という事です。

この御恵みを今日、感謝致しましょう。

残念ながら、第二バチカン公会議後、洗礼の秘跡を蔑ろにするような人もいます。「洗礼も大切だけれども、もっとこの世の事を」等と言う人々が、聖職者がいる事を思って、私たちはこの洗礼の大切さを今日、もう一度確認致しましょう。

イエズス様は、私たちが洗礼を受ける事によって、永遠の命を受ける事を御望みになりました。それ以外には道がありません。

この御恵みを多くの人が受けますように、そして永遠の命に導かれますように、その為に、聖金曜日にイエズス様がなさった御苦難、そして復活された栄光が無駄にならないように、お祈りしましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


主の御復活は私たちに2つの事を教える:イエズス・キリストこそが真の天主であること、私たちが永遠の命へと辿り着く道、王の道、黄金の道があること。

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月4日(主日)復活祭の主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


愛する兄弟姉妹の皆様、今日、私たちの主イエズス・キリストの栄光ある御復活の主日、おめでとうございます。この私たちの主の御復活の喜びを申し上げます。

主の御復活は私たちに、2つの事を教えてくれています。


1つは、私たちの主イエズス・キリストこそが、真の天主、御自分の力によって、天主の力によって、約束の通りよみがえられた方であること。

全ての旧約時代の預言を成就させて、そして御自分の予言した通り、三日目に復活された方、そして全宇宙を、全世界を統治しておられる真の天主、アルファでありオメガ、始めであり終わり、永遠の真の天主、唯一の救い主、唯一の贖い主イエズス・キリストであること。

そしてもしもイエズス様が復活したとしたら、それは私たちに、復活の命を分かち合う為です。

「イエズス・キリストのみが、私たちに永遠の命を与える事ができる、真の天主である」という事を教えています。

それと同時に、今日(こんにち)行なわれているエキュメニズムというものは、全く見当違いという事が分かります。

「イエズス・キリストの方に、真の天主の方に、引き寄せる、集める」、これこそが、イエズス・キリストの、天主三位一体の望んでいる御計画です。


第2のポイントは、イエズス・キリスト様が、私たちの為に永遠の命を与えようとした、そこへと辿り着く道をも教えてくれました。王の道、黄金の道があります。その王道を通ってこそ、私たちは天国に導かれる事ができます。

「あぁ、何と愚かなのか、鈍い者か。」イエズス様がエンマウスの弟子たちに言いました。「キリストは、苦しみを受けて後、栄光に入るのではなかったか。」

そうです、「十字架の道」こそが、私たちが天国に至る唯一の道であって、私たちの主はそれを教えて下さいます。

ですから同時に、今、現代世界を苦しみのない楽園に変えようと、地上の楽園を建設しようという、夢のような物語は、それは全く幻想に過ぎない、という事が分かります。

この地上から、苦しみや悲しみを消し去る事はできません。

そうではなくて、真の主が私たちに求めているのは、この地上に楽園を建設する事ではなくて、イエズス・キリストと共に、イエズス・キリストの御跡を慕って、私たちも十字架、苦しみを、この世の悲しみを御捧げして、罪の償いとして御捧げして、イエズス・キリストの跡を慕って歩く、十字架の道を歩む、それを捧げる、これこそが求められています。

そして教会はまさに、イエズス・キリストの十字架を慕うように、その後を続くようにと招いております。

では今日、最後に、イエズス様に、そしてマリア様に、私たちの信仰をますます固めて深めて下さいますように、お祈り致しましょう。

最後に、ロザリオの十字軍が4月1日の聖木曜日で終わりました。ミサが解放されますように、そして多くの召命がありますように、という意向で捧げられてきました。どうぞ皆さんご報告をお待ちしております。

今まで定期的にご報告して下さった方もいらっしゃいますけれども、もしもできれば、またもう一度まとめて全てをご報告下されば嬉しく思います。その時にはその旨も仰って下さい。

それでは、良い復活節をお過ごし下さい。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


ピーター・レッドパス教授「聖トマス・アクィナスのキリスト教哲学に関するアメリカからの観点:聖トマスは新しく且つ改善された世界的な自由な文明の誕生を助けた助産師である!」

2021年04月27日 | カトリックとは
An American Perspective on the Christian Philosophy of St. Thomas Aquinas: Midwife to Birth of a New and Improved Global Civilization of Freedom!
Professor Peter Redpath,

「聖トマス・アクィナスのキリスト教哲学に関するアメリカからの観点:聖トマスは新しく且つ改善された世界的な自由な文明の誕生を助けた助産師である!
アドラー・アクィナス・インスティテュート
ピーター・レッドパス教授







「反イエズス会主義と啓蒙思想について」 イエズス会司祭トマ神父 Antijésuitisme et Lumières: R P J François S J

2021年04月27日 | カトリックとは
Antijésuitisme et Lumières: R P J François S J
「反イエズス会主義と啓蒙思想について」
イエズス会司祭トマ神父





「フランスの教会と啓蒙思想家」ビルコック神父 L' église de France et les lumières par M l'Abbé G BILLECOCQ

2021年04月27日 | カトリックとは
L' église de France et les lumières par M l'Abbé G BILLECOCQ

「フランスの教会と啓蒙思想家」ビルコック神父







マイケル・マット【レムナント紙編集長】本来の「グレート・リセット」:啓蒙主義 対 キリストの光

2021年04月26日 | カトリックとは
【参考情報】Michael Matt : the original Great Reset: Enlightenment vs Lumen Christi. (字幕付き)







カトリック聖伝のミサの報告 東京・大阪・名古屋 Traditional Latin Mass in Tokyo, Osaka and Nagoya, SSPX Japan

2021年04月25日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア・インマクラータ!

天主に感謝!マリア様に感謝!聖ヨゼフに感謝!
緊急事態宣言の影響で人数は少なく、今日、東京のミサに来られた方は、子供達も入れて合計87人でした。
大阪では21人、名古屋では15(+1)人でした。
名古屋では多くの恵みを受けました。

大阪では、毎回、主日のミサのあとに聖体降福式があります。今回、特に大阪と日本全国をイエズス様が祝福して守ってくださるように祈りました。聖マルコの祝日に行う諸聖人の連祷も捧げました。

【報告】
Dear Fathers:

Shown below are the number of attendees at the masses in Tokyo today.

The total number of attendees at the masses in Tokyo today was 87, including children.

09:00 mass
M: 20 (incl. 4 children)
F: 16 (incl. 2 children)
Total: 36 (incl. 6 children)

11:00 mass
M: 18 (incl. 4 children)
F: 22 (incl. 6 children)
Total: 40 (incl. 10 children)

12:30 mass
M: 11 (incl. 1 child)
F: 10 (incl. 1 child)
Total: 21 (incl. 2 children)

Total of 3 masses (excl. 10 people who participated in multiple masses)
M: 43 (incl. 9 children)
F: 44 (incl. 9 children)
Total: 87 (incl. 18 children)

In Osaka we had 21 faithful and in Nagoya, 15.







2021年4月25日(主日)前後の聖伝のミサの予定:Traditional Latin Mass for April 25, 2021

2021年04月25日 | 聖伝のミサの予定

アヴェ・マリア・インマクラータ!

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

愛する兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサ(トリエント・ミサ ラテン語ミサ)にご招待します。

最新情報は次のカレンダーをクリック
年間の予定はSSPX JAPAN MISSION CALENDARをご覧下さい。

今週末:2021年4月23日(金)24日(土)25日(主日)のミサの予定を再確定します。予定通りです。

【大阪】「聖ピオ十世会 聖母の汚れなき御心聖堂」 大阪府大阪市淀川区東三国4丁目10-2 EG新御堂4階 〒532-0002 (アクセス)JR「新大阪駅」の東口より徒歩10-15分、地下鉄御堂筋線「東三国駅」より徒歩2-3分(地図

 4月23日(金)  17:30 ロザリオ及び告解  18:00 ミサ聖祭

 4月24日(土) 10:00 ロザリオ及び告解  10:30 ミサ聖祭

 4月25日(日) 10:00 ロザリオ及び告解  10:30 ミサ聖祭【ミサの開始が午前に変更になりました。ご注意ください。月曜日のミサはありません。】

【東京】 「聖ピオ十世会 聖なる日本の殉教者巡回聖堂」 東京都文京区本駒込1-12-5 曙町児童会館(地図

4月25日(日)主日ミサが三回捧げられます。

午前8時20分頃から準備が出来次第、告解の秘蹟を受けることができます。二階です。

09:00 ミサ聖祭 歌ミサ(ライブ中継をいたします)Facebook live

11:00 ミサ聖祭 読誦ミサ
12:30 ミサ聖祭 読誦ミサ

それぞれのミサの間にも告解の秘蹟を受けることができます。二階の告解の部屋に司祭は待機しております。

【お互いに社会的距離を取ることができるように、分散してミサにあずかっていただければ幸いです。】

【名古屋】 主日のミサが捧げられます。

名古屋においては、次の場所と日時に聖伝のミサを捧げる予定です。

場所:愛知県名古屋市中村区名駅南1-3-14 石原ビル6階

聖伝の典礼を信徒の皆様に体験していただくためにも愛する兄弟姉妹の皆様を全てご招待いたします。

4月25日(日) 17:00 ロザリオ及び告解  18:00(午後6時) ミサ聖祭

Ave Maria Immaculata!

My dearest Brethren!

I want to reconfirm the Mass schedule for the weekend of April 25, 2021.

Mass times in Tokyo: April 25
09:00 - Sung mass Facebook live
11:00 - Low mass
12:30 - Low mass
It would help us maintain proper social distancing if you could consider spreading your mass attendance among the three masses.

Mass location:
"Holy Japanese Martyrs' Mass Center"
Akebonocho Jido-kaikan
1-12-5 Honkomagome, Bunkyo-ku, Tokyo


Mass schedule in OSAKA:

Fri, April 23: Holy Sacrifice of the Mass at 18:00

Sat, April 24: Holy Sacrifice of the Mass at 10:30

Sun, April 25: Holy Sacrifice of the Mass at 10:30

Mass schedule in NAGOYA:

Location : Ishihara building 6th floor, Mei-eki-Minami 1-3-14, Nakamura-ku, Nagoya.

All of you are heartily welcome!

Sun, April 25: Holy Sacrifice of the Mass at 18:00













緊急事態宣言に伴う情勢下で、万が一何かお知らせがある場合はこのブログ上で行います。よくご確認いただくようお願いいたします。

2021年04月25日 | 聖伝のミサの予定
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

緊急事態宣言が出されてしまいました。このような情勢下では、突然状況が変わったりすることもあり得ることも覚悟しておかなくてはいけないと思います。

そのため、もし、万が一、今後、特に東京でのミサの会場や時間を急遽変更せざるを得ない状況になったような場合は、このブログ上でお知らせがあります。よくご確認いただくようお願いいたします。

聖家族を危険から守ってくださった聖ヨゼフに祈りつつ、日本に住む私たちの生活や信仰・社会・経済活動が守られますように祈りましょう。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田神父

Dear Brethren,

As you may know, the Japanese government announced a few hours ago that they would declare another State of Emergency covering Tokyo and three other Prefectures starting this Sunday, April 25.

Regarding Akebonocho Kaikan, our mass center, we have been told by its administrator that we should be able to use the hall as usual on this Sunday.

However, under these extraordinary circumstances, there is always a chance we may encounter something unexpected, which might force us change the location or the timing of the masses at the last minute. Please know that, in case of such unexpected changes, I will immediately notify everyone through this blog. Thank you very much for your kind attention.

Let us pray to Saint Joseph who had protected the life of the Holy Family in the imminent peril, so that through the intercession of our great saint, our religious, social and economic lives in Japan be always preserved.

Sincerely yours
God bless you. God bless Japan!
Fr Onoda




時は永遠のためなり|「つかの間」のこの世の今しか、痛悔の念を起こすチャンスがないのです

2021年04月24日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、2021年4月25日は復活後第三主日です。

「テレワーク」方式ではありますが、皆様にYouTubeで「復活後第三主日の説教」の動画をご紹介いたします。

この動画が気に入ったら、お友達にもご紹介くださいね。

天主様の祝福が豊にありますように!

トマス小野田圭志神父

 


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
【最新情報はこちら、年間予定一覧はこちらをご覧ください。】