tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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ぜいたく豆本舗(三条通)が閉店、コンビニに!

2016年06月10日 | 奈良にこだわる
奈良市の三条通と小西さくら通りの角という好立地にあった「ぜいたく豆本舗奈良三条通り店」(奈良市角振町24)が、閉店していた!一昨日、IさんのFacebookで知り、昨日(6/9)お店を訪ねてみたら、この張り紙が出ていた。近鉄百貨店奈良店では営業しているとのことだが、すでに閉店している(同百貨店生駒店では営業している模様)。





ご主人が高齢とのことなので、店舗のリストラを敢行されたのだろう。通りかかったときには建設業者のトラックが来ていた。ここには明治初期に建てられた建物が4棟あり(店舗の主屋、東蔵、西蔵、旧応接室)、すべて国の登録有形文化財に指定されている(資料=PDFは、こちら)。このお店は、毎日新聞奈良版(2015.11.23付)に「大和のオススメ!ぜいたく豆本舗の豆菓子」として大きく紹介されていた。引用すると、




この写真のみ、IさんのFacebookから拝借(6/8撮影)

19世紀中ごろに建てられ、有形文化財に登録されている建物に店を構える「ぜいたく豆本舗」(奈良市角振町)には、豆菓子のほか、あめやせんべいなどさまざまな種類の菓子が並ぶ。小袋に入った菓子を詰め合わせるのは大人心にも楽しく、お土産にも喜ばれている。4代目の山田重彦社長(46)によると、同店は1920年ごろ、初代社長が生の豆を中国から持ち帰り、量り売りしたのがはじまりだという。その後、豆を揚げるなどの加工もするようになった。





創業当初の製法を再現し、ソラマメを揚げて塩をつけた手作りの「イカリ豆」(216円)や、ソラマメのカレー味(108円)のほか、だるまを形どった見た目も可愛らしい「福だるまアネス」(216円)が人気だ。福だるまアネスは、メレンゲを膨らませたような形で素朴な味。一つ一つの顔が違うのが特徴で、「福」と書かれた見た目もあって、結婚式の引き出物としても人気だという。

店では和菓子や雑貨など、全国から厳選した土産物も多く取り扱い、常時1000種類以上の品物が並ぶ。山田社長は「食べ飽きない豆菓子だけでなく、いろいろな菓子を選んでもらいたい」と話している。


奈良のメインストリート・三条通の顔とも言うべき店舗がなくなるのは、とても寂しい。

※追記1.6月10日午前8時50分、FacebookにKさんから「建物を残してコンビニになる」という情報をいただきました。建物だけでも残るなら、少し安心です。
※追記2.同日の昼間に前を通りかかりますと、扉が外され、店内が丸見えになっていました。広い土間に柱だけがぽつんと立っていました。痛々しくて、写真に収めることができませんでした。
コメント (6)
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