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韓国のマンションのほぼすべてが『壁式構造』でできてます

2022-02-12 03:08:59 | 韓国旅行

 

韓国のマンションは大規模リフォームができない構造になっています。

よほど立地が良い(土地としての価値が高い)ものでないと、古いものは価値が下がるしかありません。

 

韓国特有の、マンションの建築構造があります。

2018年8月22日の『朝鮮日報』「韓国のマンションだけうるさい理由があった」という記事によると、「オフィスや学校などの建物とは違って、マンションでは上の階の子の足音が大きく響く。これは、上の階の人の配慮心が足りないと責めるだけの問題ではなく、根本的に音が大きく響くしかないマンションの構造にも問題がある。韓国のマンションのほぼすべてが『壁式構造』でできている。この構造は、音が下の階まで伝わりやすい伝わりやすい」とのことです。

 

韓国のマンションは、価格も高いですが(体感だと日本よりも高い)、物理的にえらく高い(高層が多い)、また大規模団地で作られることが多いのが特徴です。

ですが、部屋に入ってみると、柱も梁もなく、壁だけで支える「壁式構造」のものがほとんどです。

 

日本のマンション(ある程度の高さがあるもの)は、入ってみると、部屋の角などの柱があります。

いわゆる柱式、「ラーメン(ramen)構造」によるものです。

でも、韓国のマンションにそんなものはありません。

 

 

『朝鮮日報』によりますと、2007年以降に建てられた500世帯以上のマンション団地の場合、98.5%が壁式構造です。

壁式構造が多い理由は、施工期間が比較的短く、同じ高さでも世帯数が増やせるからです。

マンションの場合は高さの制限が付きものでが、壁式構造の平均階高は2.9m、柱も作って支える柱式構造(ラーメン構造)の平均階高は3.3m。

 

外から見ると同じ高さのマンションでも、壁式構造だと22世帯分作れるのに、ラーメン構造では20世帯しか作ることができなくなるからです。

同じ理由で、階層間にちゃんとした厚さが確保されているとも思えません。

朝鮮日報の同記事は、壁式構造では建物の支えが壁に集中しており、高層マンションを壁式構造で作るのは世界的に見て珍しいことだとしながら、「配管を交換したり。構造を変えるリフォームなどが事実上不可能で、韓国のマンションは20年経つと『ボロ』扱いのなる」と指摘しています。

 

2000年頃にマンションを買った人たちの場合、そろそろ売らないと、ボロといわれる時期です。

彼らの人生設計は、大丈夫なのでしょうか。

政府の政策の裏を読んで、早い時期にマンションを買って、早い時期に差益を残して売った一部の人たち以外は、全員が敗者と見ていいのではないでしょうか。

 

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1 コメント

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Unknown (cure)
2023-05-01 09:28:22
初めまして。韓国のマンションのあの独特な「コンクリートの塊感」は、壁自体を支持体として使用する建築方法にあったのですね。確かにその工法だと大規模な改修はほとんど不可能でしょう。住宅不足の解消を急ぎ、より安価に、何よりも見栄えを優先した結果、壁式構造の超高層マンションが林立するに至ったわけですね。ガラス張りの、数十階建てのタワーマンションが数十年後にどういった事態になるのか、恐ろしいながら興味があります...。

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