よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

傘の中に雨の降る

2014年05月19日 | 雑事万端

新聞で田中優子氏のコラム「現論」を読む。

高度成長期の日本には、国や会社という傘がちゃんと機能していて、その下で人は生活をしてきた。

ところが、成長が行き詰ると、いつの間にか「傘の外」に置かれた人が出てくる。
非正規雇用、ワーキングプア。
跡取りのない一次産業。
若い女性がいなくなり、消滅する自治体。

TPPや集団的自衛権という傘もあるが、
傘が大きすぎて、傘の中でも雨が降る。

大きな傘を支えるのに手がふさがり、
小さな傘をさすことが出来ない。

アメリカには、そういう人を支援する手法として
コミュニティーオーガナイズ(住民組織化)という運動があり、
オバマ氏も活動をしていた、とか。

新聞やテレビの音頭で踊るのではなく、
自分たちで到達した合意の上に、道をつけていく。

それが出来るためには、ひとりひとりにリテラシー(能力)が必要。

世の中を変える教育が必要、と。

見上げれば
核の傘の下に、放射能の雨の降る。
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