よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

目と目があったその日

2008年12月16日 | Weblog

高知市文化プラザ「かるぽーと」で、写真展「『満州』という国」を観た。
http://203.139.202.230/?&nwSrl=236483&nwIW=1&nwVt=knd

広い展示室に三人のカメラマンの作品と資料が展示されていた。

江波常夫氏は中国残留孤児の白黒ポートレート。
寂しげな人々の目にピントが当たっていて、鼻先や耳たぶはすでにボケている。

中島健蔵氏は帰国を果たした残留孤児のカラーポートレート。
中国の男性と結婚し睦ましく二人で写っているが、写真につけられた経歴の過酷さには、一枚の写真の前で足が動かなくなるほど。

岡村啓佐氏は「七三一部隊」と、四国出身者で編成された「七三一」に所属する支隊についての写真と元隊員の証言による資料など。

今なお中国にとどまる人の寂しげな目。
いったいいつからこんな目をしているのか。

祖国に生き延びた人の目。
今までに何を見てきた目なのか。

「七三一」に関わった元隊員の目は、カメラを見ていない。
自分の目で見たものがカメラに写るのではないか、みな下を向いている。

この人たちが同じ日に同じ空の下にいた。
おどろくべきことなのか、あたりまえなのか。

たったいま、おなじようなことが起こっているのに、あまりに無知な自分。

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