慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

日本の常識は世界の非常識

2021年10月11日 | 政治
🌸日本の常識は世界の非常識

 ☆「メディア・フレンズィ(報道の熱狂)」の英語
 *典型例が最近の内政報道だ
 *メディアは、自民党総裁選の行方や新政権の人事には一喜一憂
 *一方で、野党の動きはあまり報じない
 ☆その間に、新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に減少
 *ワクチン接種率も米国を超えた
 ☆菅前首相の総裁選不出馬決定から岸田内閣発足まで1カ月
 *メディアの「熱狂」は一体何だったのか

菅政権が「1年で達成した仕事量は膨大」と具体的成果
 ①ワクチン接種体制構築
 ②東京オリパラ開催
 ③2050年カーボンニュートラル宣言
 ④デジタル庁創設
 ⑤一連の外交成果
 ⑥福島第1原発処理水問題
 ⑦携帯料金値下げ
 ⑧最低賃金引き上げ
 ⑨不妊治療保険適用
 ⑩国民投票法、種苗法、重要土地取引規制法など積み残し法案の処理

⛳こうした報道が日本メディアにあまりない
 ☆岸田新政権についても同様だ
 *内閣が本格始動する前から「発信力不足」と疑問を呈する向きもある
 ☆メディア言う「発信力」とは何なのか
 *耳に心地よいけれんみのある言説で偏った内容を伝えることなのか?
 *政治が最大多数に最大幸福をもたらす手段なら
 *その内容は複雑だそれを単純化して歯切れ良く伝えても
 *それは真の「発信力」ではないだろう

「日本の常識は世界の非常識」とは故竹村健一氏の言葉
 ☆この名言は日本のジャーナリズムにも当てはまる
 ☆最近内閣記者会が行った「首相記者会見」での記者会側の要望
  ①質問を各社1問で再質問なしと制限しない
  ②常任幹事社以外の加盟社などもより多く参加させる
  ③司会進行は内閣広報官ではなく幹事社にさせよ
 *時間制限なく質問を切り上げないよう求める意見もあった
 ☆これが日本のジャーナリズムの「常識」なら筆者には違和感がある
 ☆主要国で、選挙により選ばれた首脳レベルの要人
 *1日に2回も定例記者会見に応じている例は日本しかない
 *G7諸国で行われる首脳レベルの記者会見は概ね短時間
 *英国の記者会見は平均5分程度(EU諸国で30分位)
 *ぶら下がり取材を認めない国も 少なくない
 ☆日本のように首相記者会見に1時間ぐらい
 *ぶら下がり、取材にもある程度の時間を割いている国は他にない

欧米諸国の会見のやりとりは日本の「常識」とは大違い
 ☆政府側には当然「ノトコメントの権利」がある
 ☆記者側も既に出た質問を延々と繰り返す例はあまりない
 ☆勿論、民主主義国の国民には「知る権利」がある
 ☆それは必ずしも下記の内容を意味しない
 *「記者会見で質問する記者が無制限に質問を続ける権利」
 ☆開かれた民主主義諸国の政府にも
 *「コメンしない」権利は認められている
 *これが民主主義制度の下での記者会見の「常識」だろう
 ☆国際的に見ても傑出した記者会見の機会を享受している日本のメデイア
 ☆質問の「量」だけでなく、「質」にもこだわってほしい
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『産経新聞』


日本の常識は世界の非常識
『産経新聞』記事より画像引用)
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政治学者が見た菅内閣の“功罪”

2021年10月11日 | 政治
🌸政治学者が見た菅内閣の“功罪”

 ☆自民党総裁選挙結果より菅総理大臣は退任する
 ☆昨年、国民の高い期待を背負って発足した菅内閣
 *最後は混乱の中で突然の退陣となった
 ☆菅内閣は、1年余りで何を残したのか
 ☆日本政治を見つめてきた2人の政治学者が足跡を振り返える
 *菅内閣の「功」と「罪」を語る

2020年9月 第99代の総理大臣に選出された菅義偉
 ☆「国民のために働く内閣」を掲げた
 ☆内閣発足直後のNHKの世論調査支持率は、62%という高い水準
 ☆10月の所信表明演説
 *「2050年カーボンニュートラル」「携帯電話料金の値下げ」
 *「デジタル庁の設立」「不妊治療の保険適用」
 ☆菅は内閣の目玉政策を次々と打ちだした

「脱炭素」は菅のリーダーシップで出来た
 ☆自民党などの政党史を研究してきた専門家は語る
 *政策には政治家としての菅の基本姿勢が投影されている
 *時代の流れで必須のことは先駆けてやっていく
 *省庁間の縦割りや官僚の抵抗などで動かないこと
 *とにかく動かしていくのが、菅総理の基本的な政策
 ☆不妊治療の問題や子どもの問題
 *手を付けていかないと日本が先細っていく
 *なかなかできない部分があった
 *そこを官僚を使って、前に進めていく突破力は菅総理らしい
 ☆政策の中でも「2050年カーボンニュートラル」
 *高く評価し菅総理の独自色が出た部分だ

⛳「行政官的総理」の真骨頂
 ☆東京大学名誉教授の御厨貴氏は語る
 *菅を「行政官的総理」と位置づけた
 *個別具体的な政策を進める能力にたけていたと指摘する
 *政治というよりは、行政官の一番上にいる『行政官的な総理』だった
 ☆デジタル庁の創設
 *総務大臣も経験し、官僚組織を知り尽くした菅の真骨頂と評価している
 *デジタル庁を作るというところまで持って行ったのは、すばらしい
 (短い期間で作ってしまった技量)

⛳2020年12月 Go Toトラベル停止
 ☆順調な滑り出しに見えた菅内閣
 ☆徐々に新型コロナの感染拡大の影が忍び寄る
 ☆2020年11月以降、第3波が襲い
 *12月には、菅が、観光業支援の決め手として推し進めてきた
 *「Go Toトラベル」が全国一斉停止に追い込まれた
 ☆菅が経済対策に軸足を置きすぎてコロナを甘く見ていたのでは
 *Go Toや観光は、菅総理が官房長官時代から力を入れていた政策
 *『事業者が苦しんでる』という思いがあったと思う
 ☆経済対策に軸足を置こうとしたのが菅政権
 *感染拡大が常に起きて、後手後手になるということが繰り返された
 ☆コロナを甘く見たのでは
 *希望的観測みたいなものが、あったのかもしれない
 ☆2021年1月 緊急事態宣言再発出
 *緊急事態宣言は、その後も、延長や再発出が繰り返される
 *「自粛疲れ」や「宣言慣れ」も指摘される状況となっていく
 ☆国民の方も『いつまでやるつもりだ』となる
 *国民の『コロナをなんとかしてほしい』という気持の政策出してない
 *出していなかった

⛳2021年4月 バイデン大統領と初会談
 ☆外交はマイナスもプラスもなし
 *対中国でのアメリカなどとの協力関係の構築に一定の評価をするが
 *外交面での目立った進展はなかったと指摘する
 ☆コロナで、外国に行ったのはアメリカ、イギリス、東南アジアの3回
 *ほとんど外交をやる機会がなかった

⛳2021年6月 ワクチン接種100万回達成
 ☆新型コロナ対策が後手に回っているという批判も浴びた中
 ☆菅が対策の切り札として期待をかけていたのがワクチン接種の加速化
 ☆1日100万回の接種を掲げ
 *6月24日、政府は目標を達成したと発表
 ☆総理が旗を振った成果で、高く評価できる
 *当初『1日100万回できるわけがない』と、みんな思っていた
 *菅総理が相当なリスクを負って旗を振った成果は間違いない
 ☆『功』の部分として率直に認めるべきだ
 *それがなければ、デルタ株の感染が広がっている中で
 *もっと悲惨な状況になっていたと思う

⛳2021年7月 東京五輪の無観客開催を決定
 ☆東京オリンピック・パラリンピックの開催
 *国内でも賛否が分かれる状況となっていた
 ☆東京オリンピックは、観客を入れずに開催することを決めた
 ☆賛否に関して評価は難しい
 *もう少し後にならないとできないと評価できないのかも

2021年8月 横浜市長選挙で敗北
 ☆菅内閣は任期中、選挙では苦戦を強いられた
 *衆参あわせて3つの補欠選挙と再選挙
 *候補者擁立を見送ったものを含めて全敗
 ☆菅のお膝元で行われた横浜市長選挙
 *菅が支援した元国家公安委員長の小此木八郎が大差で敗れた
 ☆これが政権の致命傷になったとの指摘も出ている
 ☆敗北の原因は、政権のコロナ対応への国民の不満
 *自民党支持であっても今回は嫌だという人が増える
 *要するに全部コロナの対応がうまくないから負けている

⛳2021年9月 人事と解散で退陣へ
 ☆自民党総裁選挙への立候補を表明した岸田文雄
 *自民党役員の就任期間を決める提言
 *二階俊博を念頭に「二階外し」で、評価する声もあった
 ☆菅は二階の交代を含む党役員人事を行う意向を固める
 *これを境に政権の命運は暗転していく
 ☆「菅では衆議院選挙は戦えない」という声も出る中
 *菅が人事を行ったあと、衆議院を解散し
 *総裁選挙を先送りするのではないかと?
 ☆結果として、総理大臣の伝家の宝刀である「解散権」を封じられた
 *2日後、菅は総裁選挙への立候補断念を表明する
 ☆菅は得意な人事で道を誤った
 *菅はもう解散権もない
 *人事権もない、何にもできないっていう総理大臣
 *人間は得意な分野で道を誤るというけれどその様な結果である

⛳「チーム安倍」との比較
 ☆安倍は「チーム安倍」と呼ばれた部下を率いて政策を進めた
 ☆菅は、チームをうまく作れなかった
 *菅は、周りから十分な情報が入らず
 *希望的観測に流れていたのではないか
 ☆政策も大切だけれど
 *それを推進するための力をどうやって持てるか
 *菅総理自身は、人事を使って官僚を動かすところはうまかった
 *チーム力と国民への訴えかけが弱く
 *その点をコロナで一番問われてしまった

⛳派閥経験と自分の言葉という教訓
 ☆菅内閣は、安倍内閣から禅譲され
 *派閥がみんな一挙に乗り、総裁選挙も簡易な形でやった
 *本格総裁にならなかった
 ☆本格総裁でなくて禅譲でやっていくという政権は相当危ない
 ☆これからの総理大臣情報過多の時代
 *みずからの言葉できちんと国民に訴えなきゃいけない
 *自分の言葉でしゃべって、自分の言葉で納得してもらうこと
 *国民との距離を縮めていくことになる
 ☆今後の首相への“功罪”を教訓として生かす留意点
 *菅首相は、説明や発信のしかたで国民との距離を生んでしまった
 *党内にしっかりした支持基盤があること
 *政権運営には決定的に重要だという教訓を残した
 ☆「コロナ対策は誰がやっても上手くいかない」
 *そんな声が政府与党からよく聞かれた
 *次の内閣も、新型コロナ対策に向き合うことになる
 ☆菅内閣の“功罪”を教訓として生かすことができるのかも
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『NHK政治マガジン』












政治学者が見た菅内閣の“功罪”
(NHK政治マガジン記事より画像引用)
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菅VS安倍ー総裁選巡る「壮絶暗闘」斬る(1)

2021年10月11日 | 政治
🌸菅VS安倍ー総裁選巡る「壮絶暗闘」斬る

 ☆岸田陣営へ安倍側近やNHK記者が走る

決選投票で高市票を岸田に回す
 ☆日本記者クラブ主催の討論会
 *記者クラブ側が「外相経験者」を理由に
 *河野、岸田両氏だけに外交問題を立て続けに質問
 *高市早苗、野田聖子両候補を完全に無視した
 *高市氏に喋らせたくない雰囲気が記者のなかに滲み出ていた
 ☆結果的に「河野優勢」へ世論誘導させる意図も感じられた
 ☆自民党ベテラン職員がコメントする
 *今回の総裁選のベースにあるのは、
 *前菅首相と前々回安倍首相の主導権争いだ
 *病気で2度日の退陣としているが、原因はコロナ対策の失敗だ
 *安倍氏自身、菅氏が継いでも長期政権は難しいと予測していた
 ☆安倍氏は今回、早々と「高市支持」に回った

⛳菅は解散や人事権を封じられ
 ☆菅首相の側近議員が打ち明ける
 *菅首相、解散や人事権を封じられ万事休したというのが実態
 *首相は、安倍、麻生両氏について声を荒げた
 (党をいつまでも自分たちの好きなように動かそうというのか)と
 ☆首相の義憤は、総裁選に出馬した河野しに結実する
 ☆菅首相も「河野支持」を公言した
 ☆党内は「安倍・麻生VS菅・河野」の路線対立に発展した

⛳ヨシとジョーの固い約束
 ☆ワクチン接種は、菅首相でなければ
 *あと半年以上接種のペースが遅くなっていた
 ☆バイデン大統領の初会談で、首相の肝が試された場面
 *話題が「台湾有事」に及んだとき、菅首相は応じた
 *ジョー、そうななったら日本は、アメリカと一緒に戦う
 *アメリカと一緒に台湾を守る
 ☆首相がこれで終わらない押しの強さ
 *その際、ワクチンの供給を依頼した
 ☆バイデン大統領、その場でブーラCEOに電話連絡を入れた
 ☆菅首相は英語ができなくても、こうした強引なやり取りがうまい
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『THEMIS10月号』


菅VS安倍ー総裁選巡る「壮絶暗闘」斬る(1)
『THEMIS10月号』記事より画像引用)
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