先日の旅行記もアップしたいとは思っているのですが、なかなか(気が)進まず…
とりあえず、駅弁3つ+アイスをまとめてご紹介します。
●豚の角煮
日本一、駅弁の種類が多いという仙台駅。たしかにさまざまな商品が揃ってはいる。
でも、個人的には、仙台駅弁にはあまり興味がない。
なぜなら、商品が多いのはいいとしても、一部のロングセラー以外は頻繁に入れ替わりがあり、せっかく気に入った商品を見つけても、次回あるとは限らないから。
大館の鶏めし、横浜のシウマイ弁当みたいな、製造元の自信作・代表作がないと思う。
また、たくさん売れている仙台の業者の商品を買うより、小さな駅でがんばっている業者の商品を買ってあげたいという思いもあり、なんとなく仙台の駅弁とは距離を置いていた。
ところが、今回、日程の都合上、仙台での駅弁購入が必要になり、新幹線改札内のコンビニを覗いてみた。
駅弁専門の売店もあるが、コンビニの方が品揃えがいいような気がしなくもない。(余談ですが、この店、「ヤマザキランチパック」の品揃えも豊富)
その時いちばん多く売れ残っていたのがこれ、
「宮城県産 伊達ざくらポーク 角煮弁当」 NRE製 800円
僕は豚の角煮が好きなので、パッケージ上部の「豚角煮」に惹かれて購入。価格も手頃。
宮城県産のSPF豚「伊達ざくらポーク」を使っている。

ごはんの上に角煮が2切れ、残りはそぼろ(これも伊達ざくらポーク)、高菜のゴマ油炒め、煮卵、タケノコとニンジン。
欲をいえば角煮がもう1切れくらいあってほしいが、角煮は柔らかくておいしく、そぼろや高菜がおいしい。煮卵もうれしい。
これはぜひまた食べたいけれど、長く続いてほしい。
●東北のかにめし
上記の通り、県庁所在地でなく、新幹線が1時間に1本しか停まらないような小さな駅でも、がんばっている駅弁業者がある。
JR東日本エリアの場合、新幹線の車内販売に積み込んだり、首都圏の駅へ輸送して販売する「駅弁屋 旨囲門(うまいもん)」を展開していて、現地へ行かなくても手に入る場合がある。
その1つが岩手県一関市の一ノ関駅(駅名は「ノ」が入る)で、2つの業者が駅弁を製造・販売している。
東京駅の「旨囲門」で見つけたのがこれ。
「かにめし」 あべちう製 1000円
一ノ関駅は1890年開業なので、今年で120周年。その開業時から営業を続けているのが、「あべちう」。現在は前沢牛や三陸の海産物を使った駅弁を出している。なお、「あべうち」としているサイト等があるが、間違い。「あべ“ちう”」です。
もう1社の「斎藤松月堂」は1897年から営業しているので、こちらも老舗。100年以上に渡り、競い合って質の高い駅弁を販売してきたわけだ。
昨年、山陰の蟹の駅弁を紹介したが、いわゆる「かにめし」の駅弁は全国各地にあり、味付けもさまざま。
かにめしは東北地方にはあまりない(福島の原ノ町駅くらいか)が、一ノ関のかにめしはどんなものだろう?

蟹で炊いたご飯の上に、ほぐしたものと、むいた身が乗っている。けっこう蟹の量が多い。
付け合わせは、枝豆が入ったすり身を揚げたものと漬け物(長なすと桜漬け)。
原材料表示によれば、「紅ズワイガニ」を使用。「ふっくら揚」というのが付け合わせのこと?
掛け紙の蟹の絵が昔風な感じがしたが、昨年4月に中味とともにリニューアルしたものだそうだ。以前は海老フライや笹かまぼこなども入り、おかずが多かったようだ。
味付けが薄めで、純粋な蟹の味を楽しめた。
※あべちうの幕の内弁当はこちら。
●秘境駅の駅弁?
東北からワープして、愛知県豊橋駅。
以前ご紹介した、いなりずしが駅弁であり、おいしい。
今回もいなりずしを買おうと思ったが、時間があったので待合室内の駅弁売り場を覗いて、同じ製造元のこれを見つけた。
※豊橋駅の自販機やコンビニは電子マネー決済ができるようになっていたが、弁当売店は未対応のようだった。
※この時は新幹線ホーム上の売店には定番商品しかなく、本商品は待合室内の売店にのみ在庫があった。
「魅惑の飯田線 秘境駅オリジナル弁当」 壺屋弁当部製 1000円
まずは弁当のネーミングの解説が必要ですね。
「飯田線」とは、豊橋から静岡県をかすめて長野県の辰野まで、200キロ弱を結ぶローカル線。山間部をのんびりと走る路線であるとともに、「秘境駅」が多く(定義等は以前の大張野駅参照)、鉄道・旅行ファンから注目される路線。
掛け紙では、その車両と沿線の秘境駅が紹介されている。
何となく名前に惹かれて、「たぶん幕の内系だろう」と、中味を確認せずに購入。
掛け紙や店頭に、中味を示す写真などがあれば親切だけど。
ところが、中味を見て、そして食べて、大正解!

地元のものを使い、バラエティに富んだ中味で、おいしい!

白いご飯の上には、「ちりめん山椒」。左には太巻きとミニいなりずし。ご飯より皮の方が多いお稲荷さんだったが、しっかり壺屋さんの味で、得した気分。
なお、製品の表示の「名称」欄は「すし弁当」となっていて、形式上は寿司主体なのか?

おかずは三河地区産ポークの南蛮漬け、大葉はんぺん、うずら卵のフライ(大葉やうずら卵は豊橋周辺が国内最大の産地とのこと)、渥美たくあんなど、地元産の食材を使ったもの、駅弁では珍しいたらの芽の天ぷら、味付けがいい、ぶりの焼き物など、どれもとてもおいしかった。ぶどう味のゼリー菓子もついていた。
豊橋市産ウズラのキャラクター「うずラッキー」
この駅弁もまた食べたいが、5月6日の読売新聞によれば、「11月末までに、計3万食を販売する予定」とのことで、期間限定。
そして、この駅弁、「飯田線」「秘境駅」との関連があまりないように感じた。飯田線沿線の食材なら分かるが、豊橋周辺の食材を使っているのだから。むしろ、通常発売の豊橋ならではの駅弁として売ってはどうだろうか。
期間限定で終わらせるのがもったいない駅弁だと思った。
●あのアイスは今…
今年春に、「コーンポタージュアイス」なるものが、新幹線の車内販売で発売されていることをご紹介した。
先日の「こまち」では、
車内販売おすすめメニュー
デカデカとコーンポタージュアイスが掲載されていた。
ところが、その際乗った「こまち」では、「バニラ」と「抹茶」しか積んでいないとのことだった。
他の皆さんのブログでは、特に「つばさ」でここ数日間で購入したという記事がよく見受けられるので、方面によってはまだ健在なのは間違いない。
でも、やっぱり車内販売のアイスは、
バニラ!
とりあえず、駅弁3つ+アイスをまとめてご紹介します。
●豚の角煮
日本一、駅弁の種類が多いという仙台駅。たしかにさまざまな商品が揃ってはいる。
でも、個人的には、仙台駅弁にはあまり興味がない。
なぜなら、商品が多いのはいいとしても、一部のロングセラー以外は頻繁に入れ替わりがあり、せっかく気に入った商品を見つけても、次回あるとは限らないから。
大館の鶏めし、横浜のシウマイ弁当みたいな、製造元の自信作・代表作がないと思う。
また、たくさん売れている仙台の業者の商品を買うより、小さな駅でがんばっている業者の商品を買ってあげたいという思いもあり、なんとなく仙台の駅弁とは距離を置いていた。
ところが、今回、日程の都合上、仙台での駅弁購入が必要になり、新幹線改札内のコンビニを覗いてみた。
駅弁専門の売店もあるが、コンビニの方が品揃えがいいような気がしなくもない。(余談ですが、この店、「ヤマザキランチパック」の品揃えも豊富)
その時いちばん多く売れ残っていたのがこれ、

僕は豚の角煮が好きなので、パッケージ上部の「豚角煮」に惹かれて購入。価格も手頃。
宮城県産のSPF豚「伊達ざくらポーク」を使っている。

ごはんの上に角煮が2切れ、残りはそぼろ(これも伊達ざくらポーク)、高菜のゴマ油炒め、煮卵、タケノコとニンジン。
欲をいえば角煮がもう1切れくらいあってほしいが、角煮は柔らかくておいしく、そぼろや高菜がおいしい。煮卵もうれしい。
これはぜひまた食べたいけれど、長く続いてほしい。
●東北のかにめし
上記の通り、県庁所在地でなく、新幹線が1時間に1本しか停まらないような小さな駅でも、がんばっている駅弁業者がある。
JR東日本エリアの場合、新幹線の車内販売に積み込んだり、首都圏の駅へ輸送して販売する「駅弁屋 旨囲門(うまいもん)」を展開していて、現地へ行かなくても手に入る場合がある。
その1つが岩手県一関市の一ノ関駅(駅名は「ノ」が入る)で、2つの業者が駅弁を製造・販売している。
東京駅の「旨囲門」で見つけたのがこれ。

一ノ関駅は1890年開業なので、今年で120周年。その開業時から営業を続けているのが、「あべちう」。現在は前沢牛や三陸の海産物を使った駅弁を出している。なお、「あべうち」としているサイト等があるが、間違い。「あべ“ちう”」です。
もう1社の「斎藤松月堂」は1897年から営業しているので、こちらも老舗。100年以上に渡り、競い合って質の高い駅弁を販売してきたわけだ。
昨年、山陰の蟹の駅弁を紹介したが、いわゆる「かにめし」の駅弁は全国各地にあり、味付けもさまざま。
かにめしは東北地方にはあまりない(福島の原ノ町駅くらいか)が、一ノ関のかにめしはどんなものだろう?

蟹で炊いたご飯の上に、ほぐしたものと、むいた身が乗っている。けっこう蟹の量が多い。
付け合わせは、枝豆が入ったすり身を揚げたものと漬け物(長なすと桜漬け)。
原材料表示によれば、「紅ズワイガニ」を使用。「ふっくら揚」というのが付け合わせのこと?
掛け紙の蟹の絵が昔風な感じがしたが、昨年4月に中味とともにリニューアルしたものだそうだ。以前は海老フライや笹かまぼこなども入り、おかずが多かったようだ。
味付けが薄めで、純粋な蟹の味を楽しめた。
※あべちうの幕の内弁当はこちら。
●秘境駅の駅弁?
東北からワープして、愛知県豊橋駅。
以前ご紹介した、いなりずしが駅弁であり、おいしい。
今回もいなりずしを買おうと思ったが、時間があったので待合室内の駅弁売り場を覗いて、同じ製造元のこれを見つけた。
※豊橋駅の自販機やコンビニは電子マネー決済ができるようになっていたが、弁当売店は未対応のようだった。
※この時は新幹線ホーム上の売店には定番商品しかなく、本商品は待合室内の売店にのみ在庫があった。

まずは弁当のネーミングの解説が必要ですね。
「飯田線」とは、豊橋から静岡県をかすめて長野県の辰野まで、200キロ弱を結ぶローカル線。山間部をのんびりと走る路線であるとともに、「秘境駅」が多く(定義等は以前の大張野駅参照)、鉄道・旅行ファンから注目される路線。
掛け紙では、その車両と沿線の秘境駅が紹介されている。
何となく名前に惹かれて、「たぶん幕の内系だろう」と、中味を確認せずに購入。
掛け紙や店頭に、中味を示す写真などがあれば親切だけど。
ところが、中味を見て、そして食べて、大正解!

地元のものを使い、バラエティに富んだ中味で、おいしい!

白いご飯の上には、「ちりめん山椒」。左には太巻きとミニいなりずし。ご飯より皮の方が多いお稲荷さんだったが、しっかり壺屋さんの味で、得した気分。
なお、製品の表示の「名称」欄は「すし弁当」となっていて、形式上は寿司主体なのか?

おかずは三河地区産ポークの南蛮漬け、大葉はんぺん、うずら卵のフライ(大葉やうずら卵は豊橋周辺が国内最大の産地とのこと)、渥美たくあんなど、地元産の食材を使ったもの、駅弁では珍しいたらの芽の天ぷら、味付けがいい、ぶりの焼き物など、どれもとてもおいしかった。ぶどう味のゼリー菓子もついていた。

この駅弁もまた食べたいが、5月6日の読売新聞によれば、「11月末までに、計3万食を販売する予定」とのことで、期間限定。
そして、この駅弁、「飯田線」「秘境駅」との関連があまりないように感じた。飯田線沿線の食材なら分かるが、豊橋周辺の食材を使っているのだから。むしろ、通常発売の豊橋ならではの駅弁として売ってはどうだろうか。
期間限定で終わらせるのがもったいない駅弁だと思った。
●あのアイスは今…
今年春に、「コーンポタージュアイス」なるものが、新幹線の車内販売で発売されていることをご紹介した。
先日の「こまち」では、

デカデカとコーンポタージュアイスが掲載されていた。
ところが、その際乗った「こまち」では、「バニラ」と「抹茶」しか積んでいないとのことだった。
他の皆さんのブログでは、特に「つばさ」でここ数日間で購入したという記事がよく見受けられるので、方面によってはまだ健在なのは間違いない。
でも、やっぱり車内販売のアイスは、

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます