広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

やっぱり大雪?

2013-01-07 23:21:35 | 秋田の季節・風景
秋田市はさらに積雪が増えた。
1月5日24時には38センチだったのが、1時間後の6日1時には44センチになり、以後は45センチ前後で推移。今日7日の夕方では41センチ。
今年は一度にどっと降り積もるのではなく、少しずつ増えて気がついたらこんなに積もってしまっていた印象。
明日は一段落のようだが、その後はまた降るようだ。
今のところ、2006年の今頃の豪雪よりは少ないが、昨年の今頃よりは多い。
これはやっぱり、今冬も大雪と言わなければいけないかも。(となると3シーズン連続)

●雪落とし
秋田駅のホーム
秋田駅のホームで、屋根からせり出して落ちそうな雪を落とす作業をしていた。
一般的には、プラスチックの雪かき器具を転用することもあるが、それだと柄が短い。
こんな道具を使っていた。船のオールみたい
つらら落としを兼ねた専用の道具があるようだが、それは落とす部分が横に長いので、これはまた別のものだ。【2月4日追記】雪落としの道具は「雪切り」と呼ぶようだ。
ホームでは架線に触れても感電しないように、材質の配慮も必要だから、JR専用の器具なんだろうか。

●駐橇場
フォンテAKITAの出入口
旧イトーヨーカドー秋田店だった商業ビルの玄関に、何かが置かれていた。
プラスチック製のソリ(と傘)
僕は「ソリ」と呼んでしまうが、商品名としては「スノーボート」か。※「ボー“ド”」じゃありません「ボー“ト”(boat)」ね。

本来、ソリ(橇)といえば、木製の手押しの「箱ぞり」とか、犬や馬が引くものを指すのだろう。
再掲)手前に3台の箱ぞり
僕が子どもの頃はそんなソリは骨董品になり、スノーボートを指してソリと呼んでいた。
スポーツ競技のボブスレー、リュージュ、スケルトンみたいな感じだが、雪と接する部分は独立した「刃」ではなく、溝のある本体の底面が直接接する。
乗って坂を滑り下りるほか、紐が付いているのが一般的で、人に引っ張ってもらって遊ぶ。

昔の箱ぞりもそうだったのだろうが、スノーボートには、遊び道具のほかに、荷物の運搬という役目もある。
1シーズンに1回見かけるかどうかだけど、秋田市内でも、買ったものをスノーボートに乗せって引っ張っているおばあさんを見かけることがある。
フォンテのスノーボートも、その目的で引っ張ってきた人が、買い物中に置いていたのものだろう。駐車場や駐輪場ならぬ“駐橇場”?!
今のような雪の多さだと、ソリでの運搬は楽にも思えるけれど、融雪装置の普及や車の通行が多い市街地では、どんなもんだろうか。

●放置しているわけではないけれど
県道とは違い、歩道の融雪装置がしっかり効いて、とても歩きやすい秋田市道の中央通りだけど、
こんな場所も
ここは最近工事されていなかったかと思うが、融雪装置が作動していない。
車道側には、雪に埋もれかけた緑色の箱がある。ライフラインや融雪装置関連の機器が入っているのだが、何か表示がある。
「この箱の前に雪や自転車を放置しないで下さい。」
と言われても、放置する以前に雪が積もってしまっています。
もっと深く雪に埋もれた箱も他にあった。
この箱を開けて作業が必要になる事故や障害が発生しないことを祈りましょう。
※弘前ではボックスのそばにスノーポールを立てていた

●理由になってない
小路はどこも、
こんな状態
雪とは関係ないけれど、上の写真の道端の看板が、以前から気になっていた。
「一方通行につき徐行にご協力を」という内容。

一方通行だからゆっくり走れというのなら、広小路や中央通りだってそうしないといけなくなり、理由になっていない。
「通学路につき」「住民の生活道路につき」「道幅が狭いので」辺りがいいのではないでしょうか。(道幅が狭いから一方通行に指定されているのでしょうけど)

●煙
以前、スチーム暖房の建物から上がる湯気を紹介した。
とあるホテル(水色の建物)
湯気は白いけれど、ここの煙突からは真っ黒いものが出ている。蒸気機関車並みかそれ以上かも。
もくもく
最初見た時は、火事か不完全燃焼でも起こしているのかと思ったが、違う日に何度も見ているので、これが正常なようだ。
このホテルの建物は、改修されてはいるが古いので、こういう暖房装置なんだろうか。

●心配な空き家
最後に気になるもの。
手前の建物
ボロボロの家屋が雪に埋もれている。
正面はなんとか家の外観を保っているが、側面は壁がなくなり、内部が見える所もある。すぐ隣には、ビルや居住者がいる住宅が接する。
雪が積もる前の様子
たぶん何年も前から、無人で放置されていたのだろう。
東日本大震災直後に、前の道路を管理する秋田市道路維持課名義の柵が設置されたかと記憶している。
もっと雪が積もれば、いよいよ危なくならないか、心配。
その後の様子、さらにその後解体された

秋田県内のいくつかの自治体ではいわゆる「空き家条例」を定めて、所有者に適切な管理や、倒壊の危険がある場合の対処を定めているが、秋田市にはないはず。
秋田市中心部には、このほかにも、同じような建物がいくつかある。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
空き家 (FMEN)
2013-01-08 00:03:52
かなり怖いですね、この空き家は。
小学生や高齢者の歩いているときに崩れたらどうなることか…
しかもコノテのは相続する身内もいないまま亡くなったり、夜逃げとかになっていると探すにさがされないとか。
男鹿プリンスホテルも管理していた会社(多分西武)とは話ついたものの、地主が見つからないから壊せないらしいです。
返信する
煙と廃家 (あんなか)
2013-01-08 01:23:54
崩れかけの廃家は怖いですね。
しかも心霊マニアとか集まってくるそうですね。
集まるだけなら良いんですが何されるか分かりませんからね。

例の煙、私も見たことがありました。
「浅間山みたい。」いや黒っぽい煙は火山活動の危険信号なんですが。
幸い浅間山、今は21世紀で最も落ち着いていると言われています。
ところで雪の量ですが今からこうでは先が思いやられます。
残暑が厳しい年の冬は雪が多いと弁パイの人から聞いたことがありますがこういう言い伝えは結構当たりますね。
返信する
コメントありがとうございます (taic02)
2013-01-08 20:54:00
>FMENさん
周囲は普通の街並みなのに、ここだけ違う空気が漂っているようです。
近隣のみなさんは特に心配でしょう。いつ、自分の家に倒れこんできてもおかしくなさそうです。
竿燈会場のすぐそばでもあり、街のイメージとしても、なんとかしたほうがいいと思うのですが。

>あんなかさん
この家は、足を踏み入れたとたんに倒壊しそうな状態に見えます。皮(壁)一枚で家としての姿を保っているような。それだけに余計怖い…
不審火とか環境・衛生面での問題もありますね。

富士山が危ないとか言われてますが、浅間山は今のところ安定ですか。
いずれはどちらも噴火するでしょうから、被害が小さく済んでほしいです。
最近はいつも、夏も冬も本格的な暑さ・寒さ・雪の気がしています。どうしてなんでしょうね。季節のメリハリがあるのはいいですが、ほどほどに願いたいです。
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バス乗り場 (Unknown)
2013-01-08 23:05:02
確かに今年は雪が多く、かつ県南ほど除雪のノウハウがないのか、除雪は完全とは言えません。というか、除雪とバスの運営に全く合理性がない。確かに、主要幹線道路はかろうじて除雪を頻繁にやっていただてますが、その除雪後の雪が放置に近い状態で、バスが到着しても、その寄せられた雪を乗り越えないとバスに乗れない。危険窮まりないです。ほんの数メートル先に民間が個人で幹線にでるため除雪しても、規則なのか、除雪で積もったままのバス乗り場で止まる。この状態は怪我人でもでないと改善されないのでしょうか。ましてや乗り降りに時間がかかり、ダイヤはあてになりません。柔軟な運営をT交通はできないのでしょうか。
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バス停の除雪 (taic02)
2013-01-08 23:34:29
バス停の除雪は、基本的には道路管理者は行わないでしょう。近隣住民の善意もしくは、バス会社自らが行うかだと思います。
青森の弘南バスでは、トラックで社員が巡回して除雪するのを見たことがあります。

バス停周辺での乗降はケースバイケースでしょうが、追突などの事故の危険もあるし、避けるのは仕方ない面もあると思います。
秋田県南の羽後交通や弘前の弘南バスは、前乗り前降り(中ドアを使わない)なので、バス停に寄せやすいというメリットはありますが、利用者の多い秋田市でそれをやったら、乗降に手間取って余計に遅延すると思います。

バス停のほか横断歩道などもそうですが、公共部分の除雪を、いわゆる「住民協働」で行えばいいのにと思っています。(近隣住民の善意ということですが)
秋田市公共交通政策ビジョンの意見として送ったのですが、実現する気配はないですが。

遅延が激しい現状を見ていると、かつて市営バスであった「冬ダイヤ」の設定を検討するべきかもしれません。
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